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第19話 大歓迎されましたわ
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「遅くなりました……ぇえ!? 父上に母上ですか!?」
そう言えば、といらっしゃらなかったライオス様のご登場。声を張り上げられ、そのままひっくり返りそうでしたわ。
「「…………」」
両陛下は、ぽかんとご自分の手を見つめられているばかりです。おそらくですが、リデル様以上にほぼほぼ真っ黒汚れが今までだったのか。
白い手など、いつぶりが数十年単位……とくれば、ぽかんも仕方ありませんわ。わたくしは、それ以上にリデル様が剥がした方の頭巾が気になっていますの。
虹に染められたそれは、『波紋』の柄が浮かび上がっていますの。昨日、わたくしが洗わせていただいたあの大きな虹の橋。材質が『布』であるのなら、もし他に汚れを『染み込ませるモノ』があれば……わざわざ集めて土に埋める必要はない。
もともと、効率が良くありませんし……泥になってても、捨てる方法がよくなかったですもの。
(ですから、染料がもともと『綺麗』であれば……と思いましたが)
やり過ぎましたでしょうか? ライオス様もですけど、皆様ぽかんとされていましたもの!!
「レティ!!」
ただおひとり。リデル様だけはわたくしの手を素手でぎゅっと掴んでくださいましたわ!? はじめてではありませんけれど、びっくりして悲鳴に近い声を上げてしまいましたが。
「り、リデル様!? びっくりしましたわ!!」
「俺もだ! 生まれてからずっと見れなかった父上たちの素顔が……やっと見れたんだ。これは驚かずにいられない!!」
「……ずっと、ですの??」
「……ああ。未来の自分たちを想像するくらいに」
と言うことは、わたくし……また色々、すごいスキルを使ってしまったようですわ!? ただただ、ご苦労されたことへの悲しみから動いてしまっただけですのに……あと、あの『汚れ』が何かに使えるかと思っていましたのもありますが。
とりあえず、リデル様には離れてくださいましね?と告げたところで、今度は別の方に抱きしめられてしまいましたわ!? ふよんとほおに柔らかさを感じましたので……殿方ではありません??
「ああ……ああ!! 貴女は、紛うことなく……私たちの『聖女』だわ!!」
「……王妃殿下??」
間近で聞こえる入って歓喜の声。王妃殿下のお声にも驚きましたが、ぽろぽろこぼれてくる涙にもびっくりしましたわ!! ハンカチを差し出そうにも、ぎゅっと抱きしめられていますので無理ですの!!
「……今まで不憫な生活を虐げられていたと。お迎えが遅れて、本当に申し訳ないわ!!」
「……ニンフィア、私の台詞も全部取らないでとは言えんな。セレストにも後に伝えたいが、我々『イリスの代価』をこうも簡単に取り除くことが出来るとは」
髪に大きくて温かな手を感じましたので、陛下だとは分かりましたけれど。少し顔を上げれば、リデル様を素敵なおじさまにしたかのような殿方がいらっしゃいましたわ!!
何か恐ろしい言葉を口にされましたが、まだ王妃殿下が泣かれていることから……どうやら、また無意識に何か凄いことをしてしまったようですの。
それで、リデル様のご両親はわたくしを歓迎してくださったようですわ。
そう言えば、といらっしゃらなかったライオス様のご登場。声を張り上げられ、そのままひっくり返りそうでしたわ。
「「…………」」
両陛下は、ぽかんとご自分の手を見つめられているばかりです。おそらくですが、リデル様以上にほぼほぼ真っ黒汚れが今までだったのか。
白い手など、いつぶりが数十年単位……とくれば、ぽかんも仕方ありませんわ。わたくしは、それ以上にリデル様が剥がした方の頭巾が気になっていますの。
虹に染められたそれは、『波紋』の柄が浮かび上がっていますの。昨日、わたくしが洗わせていただいたあの大きな虹の橋。材質が『布』であるのなら、もし他に汚れを『染み込ませるモノ』があれば……わざわざ集めて土に埋める必要はない。
もともと、効率が良くありませんし……泥になってても、捨てる方法がよくなかったですもの。
(ですから、染料がもともと『綺麗』であれば……と思いましたが)
やり過ぎましたでしょうか? ライオス様もですけど、皆様ぽかんとされていましたもの!!
「レティ!!」
ただおひとり。リデル様だけはわたくしの手を素手でぎゅっと掴んでくださいましたわ!? はじめてではありませんけれど、びっくりして悲鳴に近い声を上げてしまいましたが。
「り、リデル様!? びっくりしましたわ!!」
「俺もだ! 生まれてからずっと見れなかった父上たちの素顔が……やっと見れたんだ。これは驚かずにいられない!!」
「……ずっと、ですの??」
「……ああ。未来の自分たちを想像するくらいに」
と言うことは、わたくし……また色々、すごいスキルを使ってしまったようですわ!? ただただ、ご苦労されたことへの悲しみから動いてしまっただけですのに……あと、あの『汚れ』が何かに使えるかと思っていましたのもありますが。
とりあえず、リデル様には離れてくださいましね?と告げたところで、今度は別の方に抱きしめられてしまいましたわ!? ふよんとほおに柔らかさを感じましたので……殿方ではありません??
「ああ……ああ!! 貴女は、紛うことなく……私たちの『聖女』だわ!!」
「……王妃殿下??」
間近で聞こえる入って歓喜の声。王妃殿下のお声にも驚きましたが、ぽろぽろこぼれてくる涙にもびっくりしましたわ!! ハンカチを差し出そうにも、ぎゅっと抱きしめられていますので無理ですの!!
「……今まで不憫な生活を虐げられていたと。お迎えが遅れて、本当に申し訳ないわ!!」
「……ニンフィア、私の台詞も全部取らないでとは言えんな。セレストにも後に伝えたいが、我々『イリスの代価』をこうも簡単に取り除くことが出来るとは」
髪に大きくて温かな手を感じましたので、陛下だとは分かりましたけれど。少し顔を上げれば、リデル様を素敵なおじさまにしたかのような殿方がいらっしゃいましたわ!!
何か恐ろしい言葉を口にされましたが、まだ王妃殿下が泣かれていることから……どうやら、また無意識に何か凄いことをしてしまったようですの。
それで、リデル様のご両親はわたくしを歓迎してくださったようですわ。
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