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番外編
第143話 泣く理由
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生まれた。
ぼくは、生まれた。
外へ……外へ。
出られたんだ、ようやく。
あの白と紫の世界じゃない。
よくわかんないけど、いろんな色が見える場所に出た。
泣いて泣いて。
ぼくがここにいるよと……みんなに知ってほしくて。
たくさんたくさん……泣いたんだ。
誰かに抱っこされたけど、柔らかくてあったかくて。
ああ、この人が。
この人達が。
ぼくの『お母様』に『お父様』。
やっと……会えたんだ。
神様ありがとう。
ぼくは、もう漂ってたたましいじゃないんだ。
愛してくれる人達のところに、生まれてきたんだ。
だから……もっともっと泣こう。
ぼくがここにいるんだと、自分でうれしく思うために。
お母様達の子どもだと分かったから…… 泣くんだ!
ぼくは、生まれた。
外へ……外へ。
出られたんだ、ようやく。
あの白と紫の世界じゃない。
よくわかんないけど、いろんな色が見える場所に出た。
泣いて泣いて。
ぼくがここにいるよと……みんなに知ってほしくて。
たくさんたくさん……泣いたんだ。
誰かに抱っこされたけど、柔らかくてあったかくて。
ああ、この人が。
この人達が。
ぼくの『お母様』に『お父様』。
やっと……会えたんだ。
神様ありがとう。
ぼくは、もう漂ってたたましいじゃないんだ。
愛してくれる人達のところに、生まれてきたんだ。
だから……もっともっと泣こう。
ぼくがここにいるんだと、自分でうれしく思うために。
お母様達の子どもだと分かったから…… 泣くんだ!
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