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第十五章 異界の夏に向けて
462.相変わらず
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ファルミアとのやり取りは……ビデオ通話のような、『水鏡』って魔術らしい。
神王家と各国の王家がやり取り出来る、特殊な魔術。術師への負担が少し大きいので頻繁には扱えないそうだが。今回は、ユティリウスさんがその担当らしい。
そして。
僕とファルミアは、時間の許せる範囲でお互いの近況を話し合うことになった。
「彗の記憶が戻ったんなら、ファルミアもピッツァ作れるようになるんじゃない?」
『そうは言っても、ここ三百年以上まともに作ってないのよ? ブランクあり過ぎるし、生地の仕込みは出来ても回しは難しいと思うわ。カティにまた修行見てほしいくらいよ』
「あ、そっかあ? けど、他の料理は覚えてたんだね?」
『そこは不思議だけど……クロノにはもう聞けないと思うわ』
こんなやり取りを出来るだなんて……思わなかった。
ファルミアとは『対等』とは少し違う立ち位置に居たし……彼女は僕を『友人』には思っていたかもしれないが。
今の世界では、結婚もしてるし……赤ちゃんも授かっている。
『彗』だった頃は、結婚とかほとんど考えていなかったのに……先越されちゃったね?
「……けど、ファルミアとはまた一緒にピッツァ作りたいなー」
『そうね。あとちょっとで、エディの式典と前から言ってたバカンスもあるし。再挑戦しようかしら?』
「うんうん! 作ろう!!」
同じように作れるかわからないけど……きっと楽しいに違いない。
悪阻が酷くなる前に……一度か二度は作りたいなあ?
とかなんとか話していたら……時間はあっという間に過ぎて。
最後に『バイバイ』してから……水鏡に一瞬ユティリウスさんが映って消えたのだった。
「……ファルがなあ?」
水鏡が消えてから、エディオスさんは軽いため息を吐いた。それはセヴィルさんやフィーさんもだけど。
「……僕、ぜんっぜん気づかなかったぁ!!」
「……転生者の事実は知っていたが。そこまでとは」
「…………けど。今が幸せそうで良かったです」
彗って、ツッコミには熱いけど……自分のことについてはどこか淡白でいたから。
だから……ユティリウスさんと夫婦になれて、赤ちゃんまで出来たのは親友としては、すっごく嬉しい!!
僕も……ちゃんと身体が成長すれば……セヴィルさんと…………きゃ、って思っちゃう!!
とりあえず……関係の距離が一気に縮まったけど、大まかのとこが変わったわけではない。
僕らは……転生しても『親友』なんだから。
神王家と各国の王家がやり取り出来る、特殊な魔術。術師への負担が少し大きいので頻繁には扱えないそうだが。今回は、ユティリウスさんがその担当らしい。
そして。
僕とファルミアは、時間の許せる範囲でお互いの近況を話し合うことになった。
「彗の記憶が戻ったんなら、ファルミアもピッツァ作れるようになるんじゃない?」
『そうは言っても、ここ三百年以上まともに作ってないのよ? ブランクあり過ぎるし、生地の仕込みは出来ても回しは難しいと思うわ。カティにまた修行見てほしいくらいよ』
「あ、そっかあ? けど、他の料理は覚えてたんだね?」
『そこは不思議だけど……クロノにはもう聞けないと思うわ』
こんなやり取りを出来るだなんて……思わなかった。
ファルミアとは『対等』とは少し違う立ち位置に居たし……彼女は僕を『友人』には思っていたかもしれないが。
今の世界では、結婚もしてるし……赤ちゃんも授かっている。
『彗』だった頃は、結婚とかほとんど考えていなかったのに……先越されちゃったね?
「……けど、ファルミアとはまた一緒にピッツァ作りたいなー」
『そうね。あとちょっとで、エディの式典と前から言ってたバカンスもあるし。再挑戦しようかしら?』
「うんうん! 作ろう!!」
同じように作れるかわからないけど……きっと楽しいに違いない。
悪阻が酷くなる前に……一度か二度は作りたいなあ?
とかなんとか話していたら……時間はあっという間に過ぎて。
最後に『バイバイ』してから……水鏡に一瞬ユティリウスさんが映って消えたのだった。
「……ファルがなあ?」
水鏡が消えてから、エディオスさんは軽いため息を吐いた。それはセヴィルさんやフィーさんもだけど。
「……僕、ぜんっぜん気づかなかったぁ!!」
「……転生者の事実は知っていたが。そこまでとは」
「…………けど。今が幸せそうで良かったです」
彗って、ツッコミには熱いけど……自分のことについてはどこか淡白でいたから。
だから……ユティリウスさんと夫婦になれて、赤ちゃんまで出来たのは親友としては、すっごく嬉しい!!
僕も……ちゃんと身体が成長すれば……セヴィルさんと…………きゃ、って思っちゃう!!
とりあえず……関係の距離が一気に縮まったけど、大まかのとこが変わったわけではない。
僕らは……転生しても『親友』なんだから。
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