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第一章 異界渡り
028.ピッツァへLETS GO!-③
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ジェノベーゼにマトゥラー(トマト)ソースにオーラル(マヨネーズ)ソースが完成しても生地の発酵にはまだ余裕があるので、具材の下ごしらえにいきます。
デザート用の生クリームとかはその間にマリウスさんが用意してくれることになりました。
マルゲリータはもう材料あるから大丈夫なので、昨日のようなジェノベーゼやベーコンピッツァとかの準備です。
「……実はね、カティアちゃん」
紫のトウチリン(パプリカ)をスライスしている最中に、ライガーさんがこそっと話しかけてきた。
「はい?」
「あのバラ肉、実は料理長秘蔵のものだったんだよ」
「え」
つまり、マリウスさんが仕込んだ燻製肉だったの⁉︎
だからなんか間が空いてたんだ……。
「まあ、料理長がいいって言ってたから大丈夫だけどね」
「お、驚かせないでくださいよ」
「ごめんごめん。一応はそれだけ凄い肉だってこと知ってもらいたかったからさ」
ならば、腕によりをかけてベーコンピッツァを作らないと。
ああ言う組み合わせは、実を言うと宅配ピザの方が種類豊富で僕も休みの日にMサイズでほぼ必ず一枚は注文する。ほとんどお昼にだけど、たまには夕飯代わりに食べてはメモして別の休日には再現してみるのだ。なもんで、僕のレパートリーはそこそこあるのですよ。
「だとしたら、マトゥラーソースの方にちょびっとジェノベーゼもかけて風味付けもいいなぁ」
パスタやピッツァ以外は、ほとんど飾り付けくらいにしか目立たないジェノベーゼでもそう言う使い方があるんです。ベーコンピッツァの一つはそれにしてみるか。
「……あの緑のソースは、焼いて食べるものだよね?」
「あとは麺料理にも使えますよ?」
「えぇっ⁉︎」
ライガーさんはまだジェノベーゼの魅力がわからず未知のソースと思っているようだ。
まあ、生のままじゃえぐいしオイルまみれだから味見しづらいしね。
「……ごめん。想像つかないや」
「機会あれば作りますよ?」
「……検討しとく」
美味しいのに……特に魚介パスタとか。生クリーム入れるとまろやかになるんだよね。
時間も迫ってきてるから野菜などを次々にスライスしていき、ソーセージも包丁を洗ってまな板を変えてから斜めにスライス。それから、いよいよ問題のベーコンの塊。
全部はもちろん使わないけど、どれだけ用意しとくのも悩みどころだ。なにせ大食漢が二人もいるからね。それは言わずもがなエディオスさんとフィーさんですぜ。
「…………とりあえず、4分の1で」
「えぇっ、もっと切ろうよ」
「種類あるんですから我慢してください! それより、お芋は湯立ちました?」
「うん。終わったよ」
親指を指した先には、ザルに上げてあるマロ芋(ジャガイモ)のスライス達。
その下にボウルで受けているのはさすが野菜料理がお得意なだけあります。
「僕が切ろうか?」
「そう言って半分以上切りそうでしょう⁉︎ 僕がやります!」
あらかじめ用意しておいた肉用の牛刀を手に、ザクッと切ります。スライスは、さっきまで使っていた包丁でいいしね。
「ライガーさん。このお肉、残りはどうやって保存するんです?」
「ああ、保存の魔法だね。僕がやってしまっておくから切り分けてていいよ」
「お願いします」
とは言え、普通に長方形にスライスするか短冊切りにするか悩むなぁ。でも、食べ易さ優先して長方形にします。手早くスライスして、乗せる大きさにカットしていく。
「野菜にお肉はこれで……あ、テリチキどうしよう」
「テリチキ?」
「オーラルソースに合う鶏肉の料理なんですよ。僕のいたとこじゃ照り焼きチキンって言うんですけど」
「焼くはわかるけど、てり……?」
「うーん……醤油って調味料とみりんで味付けして焼くんですが」
「ごめん、わかんない」
「ですよね……」
今回は断念した方がいいかなぁ。
首を捻っていると頭にふわっと何かが置かれる感覚が。あ、これはもしかして。
「ふぅん。ここにあるかなぁ? あれ一応隣の国の調味料だし」
「え」
調べてくださったのはわかったけど、思い当たる調味料があるんだ! 無いものだと諦めかけてたのに。
「マリウスー、ミナスとサイソースってここある?」
「え、あれですか?」
どっちがみりんで醤油?
たしか英語で醤油がソイソースだから、後のが醤油?
フィーさんがマリウスさんに訊くと、少し考え込んでから厨房を去った。
「多分あるみたいだね」
「この世界にもあの調味料があるんですか?」
「同じかはわかんないけど、そのテリヤキチキンって料理みたいなのは僕も何度か食べたことがあってさ。隣の国の王妃の得意料理なんだ。作ってるとこも見せてもらえてね」
「え?」
王妃様が料理を作るの?
いや、別に不思議じゃないんだけど……似た料理があるんだ。だとすると、隣の国はアジアン風な土地なのかな?
ああ言う調味料って魚醤も含めてシンガポールみたいな東南アジアで盛んに作られてるらしいんだよね。今じゃ日本以外でも醤油は海外で輸出されてフランス料理にまで使われる万能調味料になっているけれど。
「ありましたよ」
戻ってきたマリウスさんも手にはワインボトルのような黒い瓶と白い瓶。多分、黒いのが醤油かなぁ?
「あまりたくさん使わないので氷室の奥に入れておきましたが、これで一体何を?」
「鶏肉を味付けるのに使うんです。オーラルソースのピッツァの具材になるんですよ」
「……また斬新なものが」
「ヴァスシードだと似た料理があるんだよ」
「カティアさんはヴァスシードの方なんですか?」
「ううん。僕の知り合いー」
「そうですか」
……出生がどこかも決めてなかったから、フィーさんが誤魔化してくれてよかった。言い出したのはそのフィーさんだけども。
(ともあれ、照り焼きチキン作らないと!)
鶏肉は氷室にあるのでモモ肉で貯蔵してあるのを一枚失敬。
まずはフォークでめった打に刺しまくり、片栗粉擬きも見つかったのでそれに軽くまぶして余分な粉は払い落とす。
フライパン(あるのに驚いたけど、出なきゃステーキとか焼けない)にオイル(菜種油っぽいのはライドオイルだって)を少量入れてを温め、いい温度になってから鶏肉を皮面から焼く。
焼いている間にタレ作り。醤油、砂糖、酒を混ぜ合わせておくだけ。お酒は白ワインっぽいのだったけど、多分大丈夫だ。そのお酒を鶏肉の方にも入れて蒸し焼きにする。とここでだ。
「フィーさん、弱火にするにはどうすれば?」
「あー、それね。慣れれば手をかざさなくても出来るようになるんだけど、今回はそれでやってみよっか? フライパンに手をかざしてみて」
「はい」
「で、念じるように思い浮かべて行けば魔力が届くから。やってごらん?」
「呪文とか言わなくても?」
「こう言うのには慣れだよ」
習うより慣れよですか。
なので、ガスコンロでつまみを緩めるようにイメージしてみる。
「……ん。弱まってるよ」
「創る創造力って言ってましたけど、やっぱり考える方も必要ですよね?」
「慣れれば、組み合わせを創り出す方に重きを置いちゃうからさ。それで、創造力って言ったの」
「なるほど……」
じゃあ、セヴィルさんが紙やペンを出すあれも組み合わせなのかな?
ともあれ、余所見してちゃいけないね。蒸し焼きしている間に生地の膨らみ具合確かめよう。
デザート用の生クリームとかはその間にマリウスさんが用意してくれることになりました。
マルゲリータはもう材料あるから大丈夫なので、昨日のようなジェノベーゼやベーコンピッツァとかの準備です。
「……実はね、カティアちゃん」
紫のトウチリン(パプリカ)をスライスしている最中に、ライガーさんがこそっと話しかけてきた。
「はい?」
「あのバラ肉、実は料理長秘蔵のものだったんだよ」
「え」
つまり、マリウスさんが仕込んだ燻製肉だったの⁉︎
だからなんか間が空いてたんだ……。
「まあ、料理長がいいって言ってたから大丈夫だけどね」
「お、驚かせないでくださいよ」
「ごめんごめん。一応はそれだけ凄い肉だってこと知ってもらいたかったからさ」
ならば、腕によりをかけてベーコンピッツァを作らないと。
ああ言う組み合わせは、実を言うと宅配ピザの方が種類豊富で僕も休みの日にMサイズでほぼ必ず一枚は注文する。ほとんどお昼にだけど、たまには夕飯代わりに食べてはメモして別の休日には再現してみるのだ。なもんで、僕のレパートリーはそこそこあるのですよ。
「だとしたら、マトゥラーソースの方にちょびっとジェノベーゼもかけて風味付けもいいなぁ」
パスタやピッツァ以外は、ほとんど飾り付けくらいにしか目立たないジェノベーゼでもそう言う使い方があるんです。ベーコンピッツァの一つはそれにしてみるか。
「……あの緑のソースは、焼いて食べるものだよね?」
「あとは麺料理にも使えますよ?」
「えぇっ⁉︎」
ライガーさんはまだジェノベーゼの魅力がわからず未知のソースと思っているようだ。
まあ、生のままじゃえぐいしオイルまみれだから味見しづらいしね。
「……ごめん。想像つかないや」
「機会あれば作りますよ?」
「……検討しとく」
美味しいのに……特に魚介パスタとか。生クリーム入れるとまろやかになるんだよね。
時間も迫ってきてるから野菜などを次々にスライスしていき、ソーセージも包丁を洗ってまな板を変えてから斜めにスライス。それから、いよいよ問題のベーコンの塊。
全部はもちろん使わないけど、どれだけ用意しとくのも悩みどころだ。なにせ大食漢が二人もいるからね。それは言わずもがなエディオスさんとフィーさんですぜ。
「…………とりあえず、4分の1で」
「えぇっ、もっと切ろうよ」
「種類あるんですから我慢してください! それより、お芋は湯立ちました?」
「うん。終わったよ」
親指を指した先には、ザルに上げてあるマロ芋(ジャガイモ)のスライス達。
その下にボウルで受けているのはさすが野菜料理がお得意なだけあります。
「僕が切ろうか?」
「そう言って半分以上切りそうでしょう⁉︎ 僕がやります!」
あらかじめ用意しておいた肉用の牛刀を手に、ザクッと切ります。スライスは、さっきまで使っていた包丁でいいしね。
「ライガーさん。このお肉、残りはどうやって保存するんです?」
「ああ、保存の魔法だね。僕がやってしまっておくから切り分けてていいよ」
「お願いします」
とは言え、普通に長方形にスライスするか短冊切りにするか悩むなぁ。でも、食べ易さ優先して長方形にします。手早くスライスして、乗せる大きさにカットしていく。
「野菜にお肉はこれで……あ、テリチキどうしよう」
「テリチキ?」
「オーラルソースに合う鶏肉の料理なんですよ。僕のいたとこじゃ照り焼きチキンって言うんですけど」
「焼くはわかるけど、てり……?」
「うーん……醤油って調味料とみりんで味付けして焼くんですが」
「ごめん、わかんない」
「ですよね……」
今回は断念した方がいいかなぁ。
首を捻っていると頭にふわっと何かが置かれる感覚が。あ、これはもしかして。
「ふぅん。ここにあるかなぁ? あれ一応隣の国の調味料だし」
「え」
調べてくださったのはわかったけど、思い当たる調味料があるんだ! 無いものだと諦めかけてたのに。
「マリウスー、ミナスとサイソースってここある?」
「え、あれですか?」
どっちがみりんで醤油?
たしか英語で醤油がソイソースだから、後のが醤油?
フィーさんがマリウスさんに訊くと、少し考え込んでから厨房を去った。
「多分あるみたいだね」
「この世界にもあの調味料があるんですか?」
「同じかはわかんないけど、そのテリヤキチキンって料理みたいなのは僕も何度か食べたことがあってさ。隣の国の王妃の得意料理なんだ。作ってるとこも見せてもらえてね」
「え?」
王妃様が料理を作るの?
いや、別に不思議じゃないんだけど……似た料理があるんだ。だとすると、隣の国はアジアン風な土地なのかな?
ああ言う調味料って魚醤も含めてシンガポールみたいな東南アジアで盛んに作られてるらしいんだよね。今じゃ日本以外でも醤油は海外で輸出されてフランス料理にまで使われる万能調味料になっているけれど。
「ありましたよ」
戻ってきたマリウスさんも手にはワインボトルのような黒い瓶と白い瓶。多分、黒いのが醤油かなぁ?
「あまりたくさん使わないので氷室の奥に入れておきましたが、これで一体何を?」
「鶏肉を味付けるのに使うんです。オーラルソースのピッツァの具材になるんですよ」
「……また斬新なものが」
「ヴァスシードだと似た料理があるんだよ」
「カティアさんはヴァスシードの方なんですか?」
「ううん。僕の知り合いー」
「そうですか」
……出生がどこかも決めてなかったから、フィーさんが誤魔化してくれてよかった。言い出したのはそのフィーさんだけども。
(ともあれ、照り焼きチキン作らないと!)
鶏肉は氷室にあるのでモモ肉で貯蔵してあるのを一枚失敬。
まずはフォークでめった打に刺しまくり、片栗粉擬きも見つかったのでそれに軽くまぶして余分な粉は払い落とす。
フライパン(あるのに驚いたけど、出なきゃステーキとか焼けない)にオイル(菜種油っぽいのはライドオイルだって)を少量入れてを温め、いい温度になってから鶏肉を皮面から焼く。
焼いている間にタレ作り。醤油、砂糖、酒を混ぜ合わせておくだけ。お酒は白ワインっぽいのだったけど、多分大丈夫だ。そのお酒を鶏肉の方にも入れて蒸し焼きにする。とここでだ。
「フィーさん、弱火にするにはどうすれば?」
「あー、それね。慣れれば手をかざさなくても出来るようになるんだけど、今回はそれでやってみよっか? フライパンに手をかざしてみて」
「はい」
「で、念じるように思い浮かべて行けば魔力が届くから。やってごらん?」
「呪文とか言わなくても?」
「こう言うのには慣れだよ」
習うより慣れよですか。
なので、ガスコンロでつまみを緩めるようにイメージしてみる。
「……ん。弱まってるよ」
「創る創造力って言ってましたけど、やっぱり考える方も必要ですよね?」
「慣れれば、組み合わせを創り出す方に重きを置いちゃうからさ。それで、創造力って言ったの」
「なるほど……」
じゃあ、セヴィルさんが紙やペンを出すあれも組み合わせなのかな?
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