29 / 616
第一章 異界渡り
029.ピッツァへLETS GO!-④
しおりを挟む
そろっと手拭いを外すとまだ3分の2くらいの膨らみ具合だった。
フライパンの方に戻ってこちらも蒸し具合を確認。
だいたい、2、3分ってとこだろうか。
「作り方違うねー?」
「人それぞれですし、この方が旨味を逃さず中まで火が通るんですよ」
下町の食堂で運良くカウンター席から見えた時、これだ!と僕は脳内にメモって帰ってから夕飯で実践。以来、照り焼きチキンを作る時はこの方法で作るようになったんだ。照りを出すのは毎回緊張するけど、火の通り具合は僕はこの方が好き。柔らかくてホロってほぐれるんだよね。
ここで蓋を開けてフライ返し用のターナーでひっくり返して少し焼き目を付ける。その間にまな板を横に持ってきて調味液もスタンバイ。焼き目を確認したらもう一度ひっくり返してここで調味液を投入。さっきの要領で火を強めて沸騰させる。
これでとろみがつくまで軽く煮立たせる。
「あー、これこれ。あの子のも久々に食べたいなぁって思ってたんだよね」
「お隣の国って、しょ……サイソースみたいな調味料が豊富なんですか?」
「うん。文化圏が色々違うんだよね。服装も食べ物もこっちとは間逆って言っていいかも。文字や言葉は通じるけどさ」
多分だけど、言語に関してはフィーさんが面倒だから統一させたんだと思うの。あるとしても、方言みたいにイントネーションや語彙が違うくらいとか。
この神様、面白いとこはとことん追求するだろうけど面倒なことはぱぱっと解決したがりな傾向がみえる。
特に食への欲求が半端ないもの。
「……よし。とろみが出てきたからひっくり返して全体に絡めてっと」
これで完成。
すぐ切ろうかと思ったけど、やっぱり冷めてからのがいいかなと考え直してフィーさんにお皿を出してもらい、そこに移した。
とここでソースをお忘れなく。銀製のポットをお借りして入れておきます。今日はマヨネーズソース使うから上からかけるだけだけど、生地に塗る方もおススメ。
「お、なんだぁ?」
「すっごいいい匂いがするよね?」
「うん」
「香ばしいけど、これなんの匂いだろうなぁ?」
奥にいるコックさん達にも匂いが届いていったみたい。
僕は洗い物をしながら小さく笑った。
それから生地も出来て仕分けも終わり、ここからが本番。
先にまかない用を焼くことに決まりました。
「じゃあ、今から生地を伸ばしますね」
「ですがカティアさん。麺棒はいらないのですか?」
「ふふ、見ててください」
マリウスさんやライガーさんは首を傾げるが、まあそれは仕方ないよね。パンやパイの生地を伸ばすのには普通麺棒みたいな道具が必要になる。
だが、僕は違う。
手で伸ばす方法もあると目の前でご覧にいれましょう!
「まずはこうして均していきます」
丸めた生地を潰して少し分厚く広げる。それを右手に持ち周囲の視線が集まる中、ぽんっと宙に浮かせた。
「「え」」
驚く声が聞こえたけど、今は集中しなくてはならない。落ちるタイミングを見計らって、両手を上に向かって中央に滑り込ませる。
そうしてくるくる回しながら薄く均等に伸ばしていく。いい具合の薄さになったら調理台の上に戻す。
「これで生地は完成ですよ………え?」
振り返ったら、マリウスさん達は当然だけどいつの間にかコックさん達全員が僕をガン見していた。
「何回見ててもすごいねぇー」
フィーさんは相変わらず呑気です。
いや、褒められるのは嬉しいんだけども。
「はっ……いやはや、これはたまげましたなっ!」
はっと我に返られたマリウスさんが声を上げた。
すると他の面々も同様に我に返り、何故か拍手してくだすった。
「いやぁ、すごい!」
「パン生地をあんな風に伸ばすなんて考えつかないよ⁉︎」
「俺も出来るかなぁ、あれ」
「あんなちんまい身体でよく出来るよなぁ……」
最後のはともかくどうやら物珍しさに見に来て驚いてくださったようです。
「こらお前達、見学はいいが作業を止めるのはいかんな?」
「「あ」」
「「す、すみませんっ!」」
「作業戻るぞ!」
マリウスさんの指摘に、ぱたぱた慌てて皆様作業に戻られていった。
「すみません。いつもはああではないですが」
「いいえ、大丈夫ですよ」
まあ、気になるのは仕方ない。僕もこの伸ばし方初めて見た時は釘付けだったもの。あれはたしかこの身体と同じくらいの小学生だったかな?
「じゃあ、すみませんが続きをお願いします」
「はい。あ、フィーさん。昨日のピールって出せます?」
「うん、いいよー」
「ピール……? って、わぁっ⁉︎」
フィーさんが魔法で出現させると、ちょうど横にいたライガーさんにぶつかりそうになった。
「ほう。大きなヘラですね。これに生地を乗せて石窯に?」
「はい。じゃあ、まずはマルゲリータからいきますね」
マトゥラーソースをスプーンで塗り、フレッシュヘルネ(バジルリーフ)と削ったカッツを乗せてピールでさっと乗せます。
ただ問題なのは、石窯に高さがあるので窯の口の下に箱を置いてもらいました。その箱の上に乗り、これもさっと引いて炎の手前でピッツァを置く。
この火力だと3分くらいかかるかな?
考えながらも目を離さず、ぐつぐつと焼けてきたらピールを使ってくるんと回しながら端に軽く焦げ目をつけさせる。そして、チーズにも焦げ目がついてきたところで引き出す。
が、ここで忘れてたことが。
「フィーさん、お皿すみませんっ!」
「はいはーい。すぐ出してあげるよー」
このままどこ置くんだ状態になるのに気付き、フィーさんに頼むと昨日と同じくらいの大きさのお皿を出してもらえた。
その間ライガーさんに包丁を持ってきてもらい、ピールを調理台の上に置くとピッツァを8等分にカット。そしてお皿に移します。
「出来ましたー‼︎」
「ほう……」
「カッツをこんな風に焼くなんて、初めて見たなぁ?」
「熱いですけど、出来立てが美味しいのでどうぞ」
「それなら、いただかせていただきますね」
「いただきまーす」
お二人は火傷に注意しながら1ピースずつ持ち上げ、チーズの伸び具合に目を丸くされた。
「こんなにも……」
「オムレツに入れる以上ですね」
そしておそるおそる口に運ぶ。
一口目はちょびっと。でも、すぐに二口三口目とパクパク口に入っていき、端まですっかり平らげられると、マリウスさんの方は何故かぷるぷる震え出した。
「す……素晴らしいですよ! パンとカッツでこんな食べ方があるとは‼︎」
「ありがとうございます」
ライガーさんはと言うと、まだ余韻に浸ってるのか黙ったまんまだった。
「これだけでも大変美味しいのに他にも種類があるとは……一体どれくらいあるのですか?」
「そーですね。組み合わせ次第で200は軽く越えるかと?」
「「そ、そんなにも⁉︎」」
あ、ライガーさん復活。
いや本当ですよ? 個人で開発するのはもちろんだけど、宅配ピザのチェーン店なんかトッピングの後乗せ追加とかあるからその組み合わせ入れるとかなりあるしね。
って、フィーさんが黙ってるなぁと思って見ると、1ピース食べてたよ。後でいくらでも食べるのに今食べてどうするんですか。
「フィーさん、それだけですよ! 後でたっくさん食べるんですから」
「だってー、美味しい匂いを目の前に我慢できないじゃない?」
「はぁ……」
フライパンの方に戻ってこちらも蒸し具合を確認。
だいたい、2、3分ってとこだろうか。
「作り方違うねー?」
「人それぞれですし、この方が旨味を逃さず中まで火が通るんですよ」
下町の食堂で運良くカウンター席から見えた時、これだ!と僕は脳内にメモって帰ってから夕飯で実践。以来、照り焼きチキンを作る時はこの方法で作るようになったんだ。照りを出すのは毎回緊張するけど、火の通り具合は僕はこの方が好き。柔らかくてホロってほぐれるんだよね。
ここで蓋を開けてフライ返し用のターナーでひっくり返して少し焼き目を付ける。その間にまな板を横に持ってきて調味液もスタンバイ。焼き目を確認したらもう一度ひっくり返してここで調味液を投入。さっきの要領で火を強めて沸騰させる。
これでとろみがつくまで軽く煮立たせる。
「あー、これこれ。あの子のも久々に食べたいなぁって思ってたんだよね」
「お隣の国って、しょ……サイソースみたいな調味料が豊富なんですか?」
「うん。文化圏が色々違うんだよね。服装も食べ物もこっちとは間逆って言っていいかも。文字や言葉は通じるけどさ」
多分だけど、言語に関してはフィーさんが面倒だから統一させたんだと思うの。あるとしても、方言みたいにイントネーションや語彙が違うくらいとか。
この神様、面白いとこはとことん追求するだろうけど面倒なことはぱぱっと解決したがりな傾向がみえる。
特に食への欲求が半端ないもの。
「……よし。とろみが出てきたからひっくり返して全体に絡めてっと」
これで完成。
すぐ切ろうかと思ったけど、やっぱり冷めてからのがいいかなと考え直してフィーさんにお皿を出してもらい、そこに移した。
とここでソースをお忘れなく。銀製のポットをお借りして入れておきます。今日はマヨネーズソース使うから上からかけるだけだけど、生地に塗る方もおススメ。
「お、なんだぁ?」
「すっごいいい匂いがするよね?」
「うん」
「香ばしいけど、これなんの匂いだろうなぁ?」
奥にいるコックさん達にも匂いが届いていったみたい。
僕は洗い物をしながら小さく笑った。
それから生地も出来て仕分けも終わり、ここからが本番。
先にまかない用を焼くことに決まりました。
「じゃあ、今から生地を伸ばしますね」
「ですがカティアさん。麺棒はいらないのですか?」
「ふふ、見ててください」
マリウスさんやライガーさんは首を傾げるが、まあそれは仕方ないよね。パンやパイの生地を伸ばすのには普通麺棒みたいな道具が必要になる。
だが、僕は違う。
手で伸ばす方法もあると目の前でご覧にいれましょう!
「まずはこうして均していきます」
丸めた生地を潰して少し分厚く広げる。それを右手に持ち周囲の視線が集まる中、ぽんっと宙に浮かせた。
「「え」」
驚く声が聞こえたけど、今は集中しなくてはならない。落ちるタイミングを見計らって、両手を上に向かって中央に滑り込ませる。
そうしてくるくる回しながら薄く均等に伸ばしていく。いい具合の薄さになったら調理台の上に戻す。
「これで生地は完成ですよ………え?」
振り返ったら、マリウスさん達は当然だけどいつの間にかコックさん達全員が僕をガン見していた。
「何回見ててもすごいねぇー」
フィーさんは相変わらず呑気です。
いや、褒められるのは嬉しいんだけども。
「はっ……いやはや、これはたまげましたなっ!」
はっと我に返られたマリウスさんが声を上げた。
すると他の面々も同様に我に返り、何故か拍手してくだすった。
「いやぁ、すごい!」
「パン生地をあんな風に伸ばすなんて考えつかないよ⁉︎」
「俺も出来るかなぁ、あれ」
「あんなちんまい身体でよく出来るよなぁ……」
最後のはともかくどうやら物珍しさに見に来て驚いてくださったようです。
「こらお前達、見学はいいが作業を止めるのはいかんな?」
「「あ」」
「「す、すみませんっ!」」
「作業戻るぞ!」
マリウスさんの指摘に、ぱたぱた慌てて皆様作業に戻られていった。
「すみません。いつもはああではないですが」
「いいえ、大丈夫ですよ」
まあ、気になるのは仕方ない。僕もこの伸ばし方初めて見た時は釘付けだったもの。あれはたしかこの身体と同じくらいの小学生だったかな?
「じゃあ、すみませんが続きをお願いします」
「はい。あ、フィーさん。昨日のピールって出せます?」
「うん、いいよー」
「ピール……? って、わぁっ⁉︎」
フィーさんが魔法で出現させると、ちょうど横にいたライガーさんにぶつかりそうになった。
「ほう。大きなヘラですね。これに生地を乗せて石窯に?」
「はい。じゃあ、まずはマルゲリータからいきますね」
マトゥラーソースをスプーンで塗り、フレッシュヘルネ(バジルリーフ)と削ったカッツを乗せてピールでさっと乗せます。
ただ問題なのは、石窯に高さがあるので窯の口の下に箱を置いてもらいました。その箱の上に乗り、これもさっと引いて炎の手前でピッツァを置く。
この火力だと3分くらいかかるかな?
考えながらも目を離さず、ぐつぐつと焼けてきたらピールを使ってくるんと回しながら端に軽く焦げ目をつけさせる。そして、チーズにも焦げ目がついてきたところで引き出す。
が、ここで忘れてたことが。
「フィーさん、お皿すみませんっ!」
「はいはーい。すぐ出してあげるよー」
このままどこ置くんだ状態になるのに気付き、フィーさんに頼むと昨日と同じくらいの大きさのお皿を出してもらえた。
その間ライガーさんに包丁を持ってきてもらい、ピールを調理台の上に置くとピッツァを8等分にカット。そしてお皿に移します。
「出来ましたー‼︎」
「ほう……」
「カッツをこんな風に焼くなんて、初めて見たなぁ?」
「熱いですけど、出来立てが美味しいのでどうぞ」
「それなら、いただかせていただきますね」
「いただきまーす」
お二人は火傷に注意しながら1ピースずつ持ち上げ、チーズの伸び具合に目を丸くされた。
「こんなにも……」
「オムレツに入れる以上ですね」
そしておそるおそる口に運ぶ。
一口目はちょびっと。でも、すぐに二口三口目とパクパク口に入っていき、端まですっかり平らげられると、マリウスさんの方は何故かぷるぷる震え出した。
「す……素晴らしいですよ! パンとカッツでこんな食べ方があるとは‼︎」
「ありがとうございます」
ライガーさんはと言うと、まだ余韻に浸ってるのか黙ったまんまだった。
「これだけでも大変美味しいのに他にも種類があるとは……一体どれくらいあるのですか?」
「そーですね。組み合わせ次第で200は軽く越えるかと?」
「「そ、そんなにも⁉︎」」
あ、ライガーさん復活。
いや本当ですよ? 個人で開発するのはもちろんだけど、宅配ピザのチェーン店なんかトッピングの後乗せ追加とかあるからその組み合わせ入れるとかなりあるしね。
って、フィーさんが黙ってるなぁと思って見ると、1ピース食べてたよ。後でいくらでも食べるのに今食べてどうするんですか。
「フィーさん、それだけですよ! 後でたっくさん食べるんですから」
「だってー、美味しい匂いを目の前に我慢できないじゃない?」
「はぁ……」
62
あなたにおすすめの小説
幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
異世界転生!ハイハイからの倍人生
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は死んでしまった。
まさか野球観戦で死ぬとは思わなかった。
ホームランボールによって頭を打ち死んでしまった僕は異世界に転生する事になった。
転生する時に女神様がいくら何でも可哀そうという事で特殊な能力を与えてくれた。
それはレベルを減らすことでステータスを無制限に倍にしていける能力だった...
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる