異世界転生して最強召還師になったけど現世に帰ってきた女子高生ですが何か？

49話 秋葉原

上野の風景はあっという間に流れすぎた。


次の駅も過ぎ、秋葉原に着いた。

秋葉原駅の電気街出口のエスカレーターを降りる。


エスカレーターの壁には、アニメの絵が所狭しと貼られている。

今ではアニメ放映は少なくなったが、秋葉原には過去のヒットアニメのポスターも貼られていた。


やっぱり秋葉原はいつ来てもいいな。

返って落ち着く気がする。


私は前も言ったが過去のアニメが好きだ。

秋葉原に来れば、いろんなアニメのグッズ、フィギュアが溢れている。

私はこの街が好きだった…。







ついに秋葉原駅に到着した私。

堕天使ノア秋葉原の地に降臨！

堕天使ポーズをとりながら、自撮りする私。


今度はほかの人の邪魔にならないところで、ポーズをとるわ！

パシャパシャ！この美しい私を満遍なく撮る私。


どうせなら、堕天使モード全開の黒のロングコートにすればよかった。


裾が翻って、かっこいいのよねあれ！

真の堕天使モード！

黒翼ヲ纏シ漆黒ノ堕天使ノアは衆人環視の中では中々できないけれど…。


(ただ黒い翼を背中に縫い付けた服を着るだけである…)

クックック！我は秋葉原に還ってきたぞー！


私は無意味に叫びたくなった。

そのぐらいこの私、最高にハイな気分なわけだ。



まぁハイテンション自撮りは、このぐらいにして。


電気街口を出て、少し歩くとすぐに目に入るのは、やっぱりラジオ会館。


3度目の改装を経て、またリニューアルした新生ラジオ会館は壮観だ。


昔はラジオ、無線機の部品のみならず、電子機器の部品を扱った店舗が軒を連ねていたという。


そのうち秋葉原が空前のオタクブームになりオタクグッズ、フィギュアを扱う店舗が増えた。


東京五輪の後、外国人観光客が増え続けている秋葉原の象徴としてラジオ会館は3度目の改装に至ったのだ。