異世界転生して最強召還師になったけど現世に帰ってきた女子高生ですが何か？

89話 髪を洗ってもらう

翼さんとお風呂に入っている私。

翼さんにいろんなところを撫で回され、感じてしまう私。


いろんなところを触られると、ダメになっちゃう…。

翼さんにそう訴えるけど、翼さんの執拗な触られ方をされ…。


私は、感情が昂ってしまい、ちょっとぐったりしてしまうのであった…。

その気怠い身体を翼さんに預ける私であった…。



「ノアちゃん、疲れちゃったの…？本当にいけない子ね…」


翼さんに言われ、とても恥ずかしい。

翼さんはいまだに私の身体を優しく撫でている。


淫らな触り方ではなく、今度は子供を撫でるような撫で方だった。

優しく身体を撫でられていると、すごい気持ちいい。


もちろん性的な気持ち良さではない…。

お母さんに撫でられているような気持ち良さ。


あまりの気持ち良さに、私は眠たくなってきた。

翼さんみたいな優しい人がお母さんならよかったのに…。

そう思う私であった…。



「さて、ノアちゃん髪洗ってあげるわ…！」

翼さんが突然言うので、うとうとしていた私は起きてしまった。


「はい、立って！」


そう言われて、私は立ち上がろうとした。

しかし、ぐったりしてしまって、身体は思うように力が入らなかった。


「もうノアちゃん、立つこともできないの？」

「ごめんなさい、力が入らなくて…」


翼さんの問いかけに、私はそう答えるしかなかった。

もうしょうがないわね…。


そう言いつつ翼さんは私を支えて立たせてくれた。

そして、翼さんと一緒に湯船を出た。



私はバスチェアーに座らされ、翼さんに髪の毛を洗ってもらった。

まず、髪の毛にお湯をかけられ、濯がれた。


そしてシャンプーをつけられて、髪の毛を泡まみれにされ洗ってもらった。

頭皮を揉むように、マッサージしてもらいとても気持ちいい。


翼さんって、テクニシャンなのかな？

身体を揉まれた時も、頭の洗い方もうまい。


好きな人にいろんなところを、触られるのってすごい気持ちいい。

そして、とても幸せだった。

こんな時間がずっと続けばいいのに…。


そう願わずにはいられなかった…。

そのあと、シャンプーをお湯で流され、よく濯がれた。


そして、リンスを髪に馴染ませて、トリートメントもつけられた。

リンスとか流さないのかと、不審に思い、翼さんに視線を向ける。


「このまま髪に馴染ませていた方が、髪がサラサラになるのよ…」


翼さんがそう説明してくれた。

そして、翼さんは器用に私の長い髪をまとめた。


「さて、次は身体を洗ってあげるわ…！」

翼さんはボディスポンジにいっぱい泡をつけ、こちらに向けてきた。


「え？身体は自分で洗いますよ…？」

私は恥ずかしくなり、自分の身体を手で隠したのだった…。