76 / 427
第4章 すれちがい
第69話 たくらみ(1)
しおりを挟む
――ピンポーン
玄関のチャイムが鳴ったとき、聡はまだベッドの中だった。
昨日の荒江高校の教師たちによる忘年会だが、結局、聡は最後までつきあってしまった。
あれからもカラオケボックスで飲んで歌って大騒ぎ。
アニメソングメドレーのあとは出鱈目な英語で歌う懐かしのディスコやロックナンバーになり、皆ボックスの座席も狭しと踊り始めた。
鬱憤を晴らすように、教師たちは笑い踊った。日頃、いかめしい顔で生徒を監視している姿とは別人のようだった。
聡もボーっと座っているのを許されず、アースウィンド&ファイアの『セプテンバー』に続いて、アバの『セブンティーン』など70年代のナンバーを次々と歌わされてすっかりお抱え歌手状態。
やけくそ気味にディープパープルに続いて今やこれも懐かしい『深紫伝説』をシャウトしてようやくチェンジさせてもらったが、すっかり枯れた喉は『ボヘミアン』でも歌えそうだった。
面白かったが、すっかり疲れた聡は、ようやく訪れた教師の冬休みに寝坊を決め込んでいたのだ。
――ピンポーン
チャイムはもう1回鳴った。
「ん……、将?」
聡は起き上がると大きく伸びをした。寝起きでうまく働かない頭は、訪問者を将だと決め付けていた。
「ハーイ。ちょっと待って」
玄関にむかって叫ぶ。やっぱり声がかすれている。パジャマにしていたスウェットの上にカーディガンを羽織って、乱れた髪を2つに結びなおす。
玄関へ小走りに向かい、扉を開けるとそこにいたのは……博史だった。
聡は失望を隠して、
「どうしたの?」
と博史に問い掛けた。
「大掃除するっていってたから。親が『手伝いにいけ』っていうから、来たんだよ。まだ寝てたの?すごいハスキーヴォイス」
博史はそういいながらも、部屋の中に入ってくる。
「うん……、昨日遅くまでカラオケだったから」
「もう11時すぎだぜ。……本当に寝起きなんだー」
博史はベッドを見て言った。いちおうフトンはかぶせてある。
「コーヒー淹れるね」
といってキッチンに立とうとした聡の後姿に、博史は抱きついてきた。
スウェットの裾から侵入した博史の手は、聡の肌に触れた。
そのままブラジャーを着けていない胸にあっという間に到達する。
「イヤ……、ちょっとやめて、朝から」
博史は荒い息は聡の首筋にある。
聡のハスキーな制止は博史をますます昂ぶらせたらしく、博史は聡を後ろから羽交い絞めにしたままじりじりとベッドに移動した。
「聡、少しだけ……」
そういいながら、博史はついに聡をベッドに押し倒すと、深く口づけをしながら、スウェットをずりあげて聡の胸を剥き出しにした。
「ダメ。ダメだってばー……」
ようやく唇が離れて口がきけるようになった聡だが、博史は唇をその胸の先端に這わせはじめた。
「ちょっと本当にダメ。……今生理」
博史は顔をあげた。そのすきに聡は身を起こして剥き出しになった自分の乳房の上にスウェットを被せた。
「何、はじまったの?」
博史も体を起こすと乱れた髪をかきあげながら聡に訊いた。
「うん。急に。働きはじめてから不順になったみたい」
……よく、いけしゃーしゃーとウソをつける、と聡は自分にあきれる。まあ、生理なのは本当だけど。
「じゃあ仕方ないね」
博史は素直に諦めると、聡の頬に軽くキスをした。
聡は罪悪感から目をあわせることができなかった。
それからコーヒーを飲んで、掃除を始めた。
といっても狭い部屋、特に時間がかかるわけでもないが、男手があるとそれなりに仕事は増える。
もうとうに結婚する気が失せている男。その男に掃除を手伝わせてしまっている。
手を止めるとそんな罪悪感がふつふつと心に湧いてくる。
それに抗うように、聡はホコリはたきに専念した。
ふと、飾り棚の上にある、将からのよれよれのバースデイカードに目が行った。
――ヤバ。
『宇宙一愛する聡』とか『昨日のようにKISSしたい』とか。
こんな文言が書かれたカードが博史の目に触れたら大変だ。聡はこっそりとカードを化粧道具の奥深くにしまいこんだ。
――将は、どうしているかな。
すぐに着信がわかるように、テーブルの上に置いた携帯だが、着信はないようだ。
「聡、油汚れの洗剤ある?マジックリンとか」
「あ、しまった。ないわー」
電気の笠や換気扇、網戸なんて、聡は引っ越して初めて掃除する気がする。一人だからそれほど汚れないというのもあるが。
当然、それに応じた洗剤もないのだ。
「あたし、買ってくる」
「ああ、俺もいくよ」
「ううん、コンビニすぐ近くだから。ついでにお昼も買ってくる。博史さんはちょっと休んでて」
聡は朝食を抜いて、ひどくお腹がすいていたのだ。
それと、狭い部屋で、博史と二人という状態に――もう押し倒されないとは思うけれど――とても緊張していた。
そこから一息つきたかった、というのもある。
ジーンズの上からジャケットをひっかけると、聡は外に飛び出した。
聡が出て行って、博史は、あらためて部屋を見回した。
飾り棚のほうへ近寄る……クリスマスイブの日にあったカードを確かめようとして、だが、それはすでに片付けられたのか、もうなかった。
博史は、他に将の痕跡を探すべく、聡の部屋のあちこちを開けた。
婚約者のいない間に、こそこそと、その浮気の証拠を探す。
そんな自分がいじましいと思ったが、疑惑に抗うことも出来ず、博史は探し続けた。
しかし、ちょっと開けただけでは、何も出てこなかった。
――見つけてどうするのか。
博史は心で自嘲した。聡を責めるのか。それとも別れないでくれと懇願するのか。
そのとき。
テーブルの上に置きっぱなしにしてある聡の携帯が鳴った。
『鷹枝将』
と表示されている。博史は動揺した。
無視しようかと、いったんはそっぽを向いたが、吸い寄せられるように手にとってしまった。
そしてもう一度玄関に目をやる。
聡が戻ってくる気配はないのを確認して受話ボタンを押し、耳に携帯を押し当てる。
「アキラ-?俺。今何してんのー?」
「……」
「アキラ?もしもーし、アキラー?聞こえてるー?……」
博史は電話をプチ、と音を立てんばかりに切った。
その若い男は親しげに聡を呼び捨てにしていた。それに自分を『俺』と名乗った。
……つまり、何度もこうやって電話をかけてきているということだ。
博史は将へとわきあがってくる憎しみを冷静に押さえると、今の着信履歴を削除した。
そして、立ち上がると窓辺を見て、聡がまだ帰ってこないのを確認して、メールボタンを押した。
受信フォルダから将のメールはすぐに見つかった。
内容は今はさほど問題じゃない。そのメールに返信ボタンを押し、
======
もう電話しないで。さようなら。聡
=====
と手早く打つ。
送信ボタンを押したとき、博史の心臓はここ数年で経験していないほど、早く打っていた。
しかし、鼓動を押さえながら冷静に、今度は今のメールの送信履歴を消す。
そこまで終わって、ようやく博史は脱力して座り込むと聡のベッドによりかかった。
そして腕を伸ばして、テーブルの上に、元通りに携帯を置いたちょうどそのとき、玄関があいて聡が現れた。
脱力していた博史は、飛び上がらんばかりに玄関に振り向いた。
「ただいまー。……あら、テレビも付けなかったのー?」
「あ、ああ」
博史は、そんなしどろもどろの自分が、心底情けないと思った。
玄関のチャイムが鳴ったとき、聡はまだベッドの中だった。
昨日の荒江高校の教師たちによる忘年会だが、結局、聡は最後までつきあってしまった。
あれからもカラオケボックスで飲んで歌って大騒ぎ。
アニメソングメドレーのあとは出鱈目な英語で歌う懐かしのディスコやロックナンバーになり、皆ボックスの座席も狭しと踊り始めた。
鬱憤を晴らすように、教師たちは笑い踊った。日頃、いかめしい顔で生徒を監視している姿とは別人のようだった。
聡もボーっと座っているのを許されず、アースウィンド&ファイアの『セプテンバー』に続いて、アバの『セブンティーン』など70年代のナンバーを次々と歌わされてすっかりお抱え歌手状態。
やけくそ気味にディープパープルに続いて今やこれも懐かしい『深紫伝説』をシャウトしてようやくチェンジさせてもらったが、すっかり枯れた喉は『ボヘミアン』でも歌えそうだった。
面白かったが、すっかり疲れた聡は、ようやく訪れた教師の冬休みに寝坊を決め込んでいたのだ。
――ピンポーン
チャイムはもう1回鳴った。
「ん……、将?」
聡は起き上がると大きく伸びをした。寝起きでうまく働かない頭は、訪問者を将だと決め付けていた。
「ハーイ。ちょっと待って」
玄関にむかって叫ぶ。やっぱり声がかすれている。パジャマにしていたスウェットの上にカーディガンを羽織って、乱れた髪を2つに結びなおす。
玄関へ小走りに向かい、扉を開けるとそこにいたのは……博史だった。
聡は失望を隠して、
「どうしたの?」
と博史に問い掛けた。
「大掃除するっていってたから。親が『手伝いにいけ』っていうから、来たんだよ。まだ寝てたの?すごいハスキーヴォイス」
博史はそういいながらも、部屋の中に入ってくる。
「うん……、昨日遅くまでカラオケだったから」
「もう11時すぎだぜ。……本当に寝起きなんだー」
博史はベッドを見て言った。いちおうフトンはかぶせてある。
「コーヒー淹れるね」
といってキッチンに立とうとした聡の後姿に、博史は抱きついてきた。
スウェットの裾から侵入した博史の手は、聡の肌に触れた。
そのままブラジャーを着けていない胸にあっという間に到達する。
「イヤ……、ちょっとやめて、朝から」
博史は荒い息は聡の首筋にある。
聡のハスキーな制止は博史をますます昂ぶらせたらしく、博史は聡を後ろから羽交い絞めにしたままじりじりとベッドに移動した。
「聡、少しだけ……」
そういいながら、博史はついに聡をベッドに押し倒すと、深く口づけをしながら、スウェットをずりあげて聡の胸を剥き出しにした。
「ダメ。ダメだってばー……」
ようやく唇が離れて口がきけるようになった聡だが、博史は唇をその胸の先端に這わせはじめた。
「ちょっと本当にダメ。……今生理」
博史は顔をあげた。そのすきに聡は身を起こして剥き出しになった自分の乳房の上にスウェットを被せた。
「何、はじまったの?」
博史も体を起こすと乱れた髪をかきあげながら聡に訊いた。
「うん。急に。働きはじめてから不順になったみたい」
……よく、いけしゃーしゃーとウソをつける、と聡は自分にあきれる。まあ、生理なのは本当だけど。
「じゃあ仕方ないね」
博史は素直に諦めると、聡の頬に軽くキスをした。
聡は罪悪感から目をあわせることができなかった。
それからコーヒーを飲んで、掃除を始めた。
といっても狭い部屋、特に時間がかかるわけでもないが、男手があるとそれなりに仕事は増える。
もうとうに結婚する気が失せている男。その男に掃除を手伝わせてしまっている。
手を止めるとそんな罪悪感がふつふつと心に湧いてくる。
それに抗うように、聡はホコリはたきに専念した。
ふと、飾り棚の上にある、将からのよれよれのバースデイカードに目が行った。
――ヤバ。
『宇宙一愛する聡』とか『昨日のようにKISSしたい』とか。
こんな文言が書かれたカードが博史の目に触れたら大変だ。聡はこっそりとカードを化粧道具の奥深くにしまいこんだ。
――将は、どうしているかな。
すぐに着信がわかるように、テーブルの上に置いた携帯だが、着信はないようだ。
「聡、油汚れの洗剤ある?マジックリンとか」
「あ、しまった。ないわー」
電気の笠や換気扇、網戸なんて、聡は引っ越して初めて掃除する気がする。一人だからそれほど汚れないというのもあるが。
当然、それに応じた洗剤もないのだ。
「あたし、買ってくる」
「ああ、俺もいくよ」
「ううん、コンビニすぐ近くだから。ついでにお昼も買ってくる。博史さんはちょっと休んでて」
聡は朝食を抜いて、ひどくお腹がすいていたのだ。
それと、狭い部屋で、博史と二人という状態に――もう押し倒されないとは思うけれど――とても緊張していた。
そこから一息つきたかった、というのもある。
ジーンズの上からジャケットをひっかけると、聡は外に飛び出した。
聡が出て行って、博史は、あらためて部屋を見回した。
飾り棚のほうへ近寄る……クリスマスイブの日にあったカードを確かめようとして、だが、それはすでに片付けられたのか、もうなかった。
博史は、他に将の痕跡を探すべく、聡の部屋のあちこちを開けた。
婚約者のいない間に、こそこそと、その浮気の証拠を探す。
そんな自分がいじましいと思ったが、疑惑に抗うことも出来ず、博史は探し続けた。
しかし、ちょっと開けただけでは、何も出てこなかった。
――見つけてどうするのか。
博史は心で自嘲した。聡を責めるのか。それとも別れないでくれと懇願するのか。
そのとき。
テーブルの上に置きっぱなしにしてある聡の携帯が鳴った。
『鷹枝将』
と表示されている。博史は動揺した。
無視しようかと、いったんはそっぽを向いたが、吸い寄せられるように手にとってしまった。
そしてもう一度玄関に目をやる。
聡が戻ってくる気配はないのを確認して受話ボタンを押し、耳に携帯を押し当てる。
「アキラ-?俺。今何してんのー?」
「……」
「アキラ?もしもーし、アキラー?聞こえてるー?……」
博史は電話をプチ、と音を立てんばかりに切った。
その若い男は親しげに聡を呼び捨てにしていた。それに自分を『俺』と名乗った。
……つまり、何度もこうやって電話をかけてきているということだ。
博史は将へとわきあがってくる憎しみを冷静に押さえると、今の着信履歴を削除した。
そして、立ち上がると窓辺を見て、聡がまだ帰ってこないのを確認して、メールボタンを押した。
受信フォルダから将のメールはすぐに見つかった。
内容は今はさほど問題じゃない。そのメールに返信ボタンを押し、
======
もう電話しないで。さようなら。聡
=====
と手早く打つ。
送信ボタンを押したとき、博史の心臓はここ数年で経験していないほど、早く打っていた。
しかし、鼓動を押さえながら冷静に、今度は今のメールの送信履歴を消す。
そこまで終わって、ようやく博史は脱力して座り込むと聡のベッドによりかかった。
そして腕を伸ばして、テーブルの上に、元通りに携帯を置いたちょうどそのとき、玄関があいて聡が現れた。
脱力していた博史は、飛び上がらんばかりに玄関に振り向いた。
「ただいまー。……あら、テレビも付けなかったのー?」
「あ、ああ」
博史は、そんなしどろもどろの自分が、心底情けないと思った。
0
あなたにおすすめの小説
灰かぶりの姉
吉野 那生
恋愛
父の死後、母が連れてきたのは優しそうな男性と可愛い女の子だった。
「今日からあなたのお父さんと妹だよ」
そう言われたあの日から…。
* * *
『ソツのない彼氏とスキのない彼女』のスピンオフ。
国枝 那月×野口 航平の過去編です。
独占欲全開の肉食ドクターに溺愛されて極甘懐妊しました
せいとも
恋愛
旧題:ドクターと救急救命士は天敵⁈~最悪の出会いは最高の出逢い~
救急救命士として働く雫石月は、勤務明けに乗っていたバスで事故に遭う。
どうやら、バスの運転手が体調不良になったようだ。
乗客にAEDを探してきてもらうように頼み、救助活動をしているとボサボサ頭のマスク姿の男がAEDを持ってバスに乗り込んできた。
受け取ろうとすると邪魔だと言われる。
そして、月のことを『チビ団子』と呼んだのだ。
医療従事者と思われるボサボサマスク男は運転手の処置をして、月が文句を言う間もなく、救急車に同乗して去ってしまった。
最悪の出会いをし、二度と会いたくない相手の正体は⁇
作品はフィクションです。
本来の仕事内容とは異なる描写があると思います。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる