12 / 36
⑧ 「オンライン授業」
しおりを挟む
⑧ 「オンライン授業」
大阪CPTSには、年間でのコース選択による専門学校が指定する講義の中から週15コマの講義を選択して受ける生徒と、個別講義ごとに課金される生徒がいる。前記の生徒は、高卒の生徒がほとんどで「専門学校卒」の資格を得て、就職活動に備える。後記の生徒は、より専門性を求めて社会人や大学生や高専・工科高校生が受講するものが多い。
如志の担当する「生成AI」に関する講義に関しては後者の生徒が多いのが特徴である。社会人や大学生の受講生が多く、レベルの高い「専門性」が求められる為講師自身も日々の勉強が必要となる。
リアルタイムで行う講義を編集し、追加の技術理論や参考プログラムのデモンストレーションを入れたいつでも生徒がアクセスできるアーカイブプログラムを利用するものが多い中、講師との「チャット」やオンライン通信での質疑応答や講師との交流を望む者は「リアルタイム」講義に参加する。
如志は担当する3科目を週に2回ずつ「生中継」で公開し、翌週にその2回の良いとこどりで再編集したものをアーカイブにあげるものを監修するため、実質的に週5日で延べ約40時間を費やしている。
最近のオンライン講義の楽しみは、熱心な生徒からの感想と質問を読むことである。講師の立場からは見えない角度で生徒から出される質問や意見で新たなプログラムの可能性が見えてくることも少なく無く、日進月歩のソフト業界で毎日何十本も発表される如志の知らない「ソフト」や「アプリ」、時として「ゲーム」の情報も得られる良い機会となる。
その中でいつも受講者がチャットから落ちた後に参加してくるのが「ふなっしーもどき」のアイコンの「JPB」で、真面目な質問8割に加えて砕けた会話の2割が心を癒してくれている。
「里景先生の授業は凄くわかりやすいです。」と書き込まれれば嬉しいし、「僕は「眼鏡っ娘」推しなんで眼鏡がかわいい里景先生が好みです。」などと書き込まれるとちょっと恥ずかしいがやる気が出る。
しかし、オンラインの生対話となると如志は、画面のアバター相手ではあるが、言葉に詰まりがちになりうまくコミュニケーションが取れない。「JPB」もそこは理解しているようで、「オンライン会話」の時は「おしゃべり」は少な目で「生成AI」と「対話型チャットGPT参考」の話題を中心にしてくれるので最近は講義後の15分の質問タイムをフルに使う事も少なくない。
「JPB」から「最初の質問」で出た2年前に自殺した日本人プログラマーが制作した「CGTT」については熱く語ってくる。
「かつてのジャストシステムの「一太郎」や「ロータス123」がマイクロソフトオフィスの「ワード」や「エクセル」より先進性を持っていた時代があったように、これからのGPTの時代でも日本人が作ったプログラムが世界に広まって欲しいんですよね。僕英語力がないんで日本語でプログラムが組めるようになってくれたらいいなーって思ってるんです。
先生は帰国子女だから英語の読み書きもペラペラなんでしょ?里景先生の英語の授業だったら頑張れるんですけどねー!里景先生モデルの生成AIのフルCGの英語教育プログラム作ってくださいよ!そしたら思いっきり英語も勉強しますよ!カラカラカラ。」
などと可愛いことも言ってくると少しは会話も弾む。
「へー、「JPB」君って考え方が凄いね。確かに今のプログラム業界は「英語」中心で動いてるから、日本語だけだと外国の基本プログラムとの連結は難しいわね。まあ、ここで英語を教えることはできないけど、生成AIでのフルCGの教師なら私なんかより、かわいいアイドルや美人女優さんの方がいいんじゃない。ケラケラケラ。」
そんな短い会話の中で、如志がスパコンを手に入れて生成AIと類似型対話型GPTプログラムを用いて「イケメンおしゃべりプログラム」を作っているが、苦戦していることを話すことがあった。
「ふーん、里景先生は「2次元好き」なんだ。3DプログラムやVRシステム持ってるんだったら、アッセンブルしやすい画像・動画ソフトを教えてあげますよ。先生、電話番号かメールアドレス教えてくれませんか?」
との申し出を受けたが
「ごめんね。生徒とプライベートな連絡を取り合うのは学校のルールで禁止されてるのよ。「JPB」君が卒業したら相談にのってね。」
と返さざるを得なかった。
あからさまに少しテンションが下がった「JPB」だったが、「ルールなら仕方ないですね。とりあえず参考ソフト名をチャットの最後にあげておきますので試してみて下さい。」とふて腐れることなく情報提供してくれたので、如志も「ありがとう。参考にさせてもらうわね。」と返事をしてその日の会話は終わった。
大阪CPTSには、年間でのコース選択による専門学校が指定する講義の中から週15コマの講義を選択して受ける生徒と、個別講義ごとに課金される生徒がいる。前記の生徒は、高卒の生徒がほとんどで「専門学校卒」の資格を得て、就職活動に備える。後記の生徒は、より専門性を求めて社会人や大学生や高専・工科高校生が受講するものが多い。
如志の担当する「生成AI」に関する講義に関しては後者の生徒が多いのが特徴である。社会人や大学生の受講生が多く、レベルの高い「専門性」が求められる為講師自身も日々の勉強が必要となる。
リアルタイムで行う講義を編集し、追加の技術理論や参考プログラムのデモンストレーションを入れたいつでも生徒がアクセスできるアーカイブプログラムを利用するものが多い中、講師との「チャット」やオンライン通信での質疑応答や講師との交流を望む者は「リアルタイム」講義に参加する。
如志は担当する3科目を週に2回ずつ「生中継」で公開し、翌週にその2回の良いとこどりで再編集したものをアーカイブにあげるものを監修するため、実質的に週5日で延べ約40時間を費やしている。
最近のオンライン講義の楽しみは、熱心な生徒からの感想と質問を読むことである。講師の立場からは見えない角度で生徒から出される質問や意見で新たなプログラムの可能性が見えてくることも少なく無く、日進月歩のソフト業界で毎日何十本も発表される如志の知らない「ソフト」や「アプリ」、時として「ゲーム」の情報も得られる良い機会となる。
その中でいつも受講者がチャットから落ちた後に参加してくるのが「ふなっしーもどき」のアイコンの「JPB」で、真面目な質問8割に加えて砕けた会話の2割が心を癒してくれている。
「里景先生の授業は凄くわかりやすいです。」と書き込まれれば嬉しいし、「僕は「眼鏡っ娘」推しなんで眼鏡がかわいい里景先生が好みです。」などと書き込まれるとちょっと恥ずかしいがやる気が出る。
しかし、オンラインの生対話となると如志は、画面のアバター相手ではあるが、言葉に詰まりがちになりうまくコミュニケーションが取れない。「JPB」もそこは理解しているようで、「オンライン会話」の時は「おしゃべり」は少な目で「生成AI」と「対話型チャットGPT参考」の話題を中心にしてくれるので最近は講義後の15分の質問タイムをフルに使う事も少なくない。
「JPB」から「最初の質問」で出た2年前に自殺した日本人プログラマーが制作した「CGTT」については熱く語ってくる。
「かつてのジャストシステムの「一太郎」や「ロータス123」がマイクロソフトオフィスの「ワード」や「エクセル」より先進性を持っていた時代があったように、これからのGPTの時代でも日本人が作ったプログラムが世界に広まって欲しいんですよね。僕英語力がないんで日本語でプログラムが組めるようになってくれたらいいなーって思ってるんです。
先生は帰国子女だから英語の読み書きもペラペラなんでしょ?里景先生の英語の授業だったら頑張れるんですけどねー!里景先生モデルの生成AIのフルCGの英語教育プログラム作ってくださいよ!そしたら思いっきり英語も勉強しますよ!カラカラカラ。」
などと可愛いことも言ってくると少しは会話も弾む。
「へー、「JPB」君って考え方が凄いね。確かに今のプログラム業界は「英語」中心で動いてるから、日本語だけだと外国の基本プログラムとの連結は難しいわね。まあ、ここで英語を教えることはできないけど、生成AIでのフルCGの教師なら私なんかより、かわいいアイドルや美人女優さんの方がいいんじゃない。ケラケラケラ。」
そんな短い会話の中で、如志がスパコンを手に入れて生成AIと類似型対話型GPTプログラムを用いて「イケメンおしゃべりプログラム」を作っているが、苦戦していることを話すことがあった。
「ふーん、里景先生は「2次元好き」なんだ。3DプログラムやVRシステム持ってるんだったら、アッセンブルしやすい画像・動画ソフトを教えてあげますよ。先生、電話番号かメールアドレス教えてくれませんか?」
との申し出を受けたが
「ごめんね。生徒とプライベートな連絡を取り合うのは学校のルールで禁止されてるのよ。「JPB」君が卒業したら相談にのってね。」
と返さざるを得なかった。
あからさまに少しテンションが下がった「JPB」だったが、「ルールなら仕方ないですね。とりあえず参考ソフト名をチャットの最後にあげておきますので試してみて下さい。」とふて腐れることなく情報提供してくれたので、如志も「ありがとう。参考にさせてもらうわね。」と返事をしてその日の会話は終わった。
61
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
