くすぐり紳士クラブのお話

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くすぐり紳士クラブ ―複数奉仕者との夜

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特別体験室の扉が静かに閉じられると、部屋の空気が微かに変わった。
そこには、沙耶を迎える三人の紳士――レイモンド、クラウス、そしてユーゴの姿。

天蓋の揺れる白いベッド、その傍らに用意されたふわりと香るオイルとくすぐりパウダー。

セリルが最後に一礼し、部屋を後にする。

「沙耶様、本日は我ら三人が、心を尽くして“くすぐりの悦び”を捧げます」
レイモンドがひざまずくと、続いてクラウスとユーゴも、彼女の前に静かに跪く。

沙耶はどこか照れくさそうにしながらも、胸の奥がふわりと温かくなった。

「私なんかに、そんな風に言われると……ちょっと、困っちゃうじゃない」

クラウスが言った。

「それでも、笑っていただけるなら……沙耶様にとって、きっと必要な夜になる」

レイモンドが沙耶の手を取り、ベッドへと誘うと、ユーゴが微笑みながらその足元を支える。

「今日は、どこをいちばん笑わせようか。沙耶さんの“いちばんやわらかいとこ”、教えてくれたら嬉しいな」

「う……そ、それは……秘密……にしておいてよ」

「じゃあ、探すしかないですねっ♪」

■ 第一の奉仕 ―「繊細なる指先(レイモンド)」
まずは、レイモンドが彼女の鎖骨と肩のラインにパウダーを落とし、絹のような筆でなぞっていく。

「ここは、“想いを乗せる橋”。くすぐったさとともに、優しさが染み込みます」

「んふ……うふふ……あっ……だめ、そんな風に、筆先が……」

「ご安心を。私は決して、深く踏み込みすぎない。ただ、柔らかく、そして……丁寧に、沙耶様の扉を開くだけです」

■ 第二の奉仕 ―「挑む指(クラウス)」
続いてクラウスが沙耶の腰と脇腹に触れる。そこは前回、思わず反応してしまった“意外な急所”。

「まだここが、弱いままですね」

「ひゃっ……や、やっぱり……やっぱり覚えてた……」

「もちろん。あなたが笑ったところは、すべて私の記憶にあります」

彼は深くも鋭すぎず、絶妙な力加減で指先を走らせる。沙耶の笑い声は、少しずつ高く、艶やかに。

「うふっ、うふふふっ……うぅ、ずるい……そんな撫で方……」

■ 第三の奉仕 ―「無邪気なる愛撫(ユーゴ)」
ユーゴは彼女の足先に回り込み、そっと足裏を包む。

「足の裏って、くすぐったいだけじゃなくて、すごく素直なところなんですよ~。全部、出ちゃうんです、感情が」

「ふふっ……や、やめて……こちょこちょしないでっ、指のあいだ……っ!」

「わあ、今の声……すごく綺麗。もっと聞きたいな~」

彼はくすぐりながらも、その目は真剣で、沙耶の反応を大切に受け取っていた。

■ 三人による「調和の奉仕」
やがて、沙耶の身体はくすぐりの流れに自然とゆだねられ始める。

レイモンドの指先が鎖骨から胸元へ、
クラウスの掌が腹部の中心を深く押し開き、
ユーゴのくすぐりが足元から甘く波を引き上げる。

三人は互いの手のリズムと間合いを見極め、沙耶の反応に合わせて、静かに、確かに、笑いの悦びを重ねていく。

「こんなの、初めて……ずっと笑ってるのに、心まで、あったかくて……っ」
「気持ちよくて……くすぐったくて……もう、なにも……考えられない……!」

やがて沙耶は、笑いとともに、涙をひとしずく零した。

それを見た三人は、彼女の髪を撫で、何も言わず、そっと寄り添った。

■ そして――
沙耶はその夜、初めて知った。

“くすぐられる”という行為が、ただの戯れではなく、「心に触れる愛のかたち」であることを。

微笑み、笑い、くすぐったさとともに、
彼女は今、三人の紳士たちの愛情に包まれながら、穏やかにほどけていく。

そしてこの物語は、まだほんの序章。
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