せなとひなのナイショのはなしーっ

むらさきおいも

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せなとひな

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俺、桐島星那きりしませいなは今や超人気グループLo-Tusロータスのメンバーである。

メンバーは6人。
3年前に開催されたオーディションで選ばれたその中の一人『結城陽向ゆうきひなた』は、昔からの知り合いである。

そして、俺と陽向には絶対に誰にも言えない秘密がある。
仕事上、絶対にNGだし、こんな事がバレたら単なるスクープだけでは収まらないだろう。

グループの存続だってどうなる事か…
だけど俺たちはその関係止められない。
だって俺は…陽向の事が―――


「あ、凌雅りょうがおつかれ~。今日は意外と早かったな?」

「だな。星那、これから真央まひろと飯行くんだけど一緒に行かね?」

「あぁ、今日はちょっと…」

「ふぅん、そっか。じゃあ陽向にもよろしく♡」

「えっ、何で!?」

「何でって、今日も一緒だろ?」


多分…なんだけど、メンバーはもう俺らの事知ってる?
もしくはそんな風には思ってないけど、本当に仲が良いと思われてるだけ!?

近頃、バレやしないかとソワソワしっぱないだ。


「いや…どうだろ…」

「ん?まぁいいや。また明日な、星那」

「おう…っ」


凌雅と真央がスタジオから出て行ったのを見送ると、その後からメンバーのシウとKeiけいが出て行き、やっとの事陽向がのんびりと顔を出した。


「ひな…」

「あぁ、ごめん…待ってたの?」

「うん。どうせ帰る所一緒だし…」

「…今日、どうする?」

「行く」


帰る所が一緒と言っても部屋は別々。
同じマンションのお隣同士なのだ。

これに関しては俺が住んでいた所の隣がちょうど空いたってので、送り迎えの時のマネージャーの負担も考えて上手いこといったと思ってたんだが、流石にやりすぎたか…?

陽向を先にマネージャーの車に乗せ、自宅まで二人きり。
特に何か話すこともないし、終始無言のままマンションに着く。

そしてそのままエレベーターに乗り込み、自分の家には帰らず陽向の部屋に入って行くと、先に入った陽向の背中をギュッと抱きしめた。


「ちょっ…せな…っ」

「ずっと我慢してた…」

「だからってまだ玄関っ!」

「良いじゃん…ここでシちゃう?」

「…っ、ばか…///」


暴言を吐きながらも俺の手を振り程こうともしない陽向だって、きっと同じこと思ってるんでしょ?

そのまま右手を陽向のソレに伸ばし撫でるように触れれば、ビクッと身体を震わせ腰を屈め甘い声が漏れる。


「んぁ…っ、あっ…せな…っ」

「ひな…っ、好き…」


そう、俺は陽向の事が好きで、陽向も俺の事を思ってくれている。
俺達はアイドルでありそのグループのメンバーでありそして…

恋人でもあるのだ♡

だからこの事は2人だけの秘密…
絶対にバレてはいけない、ナイショのななし~!











♡補足♡
陽向は小さい頃に『せいな』と言えなかったため、ずっと『せな』呼び。

ちなみに星那は陽向を『ひな』と呼ぶ。
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