結婚しろよ

ヒマリ

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特別編 告知イベント

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この話は本編とは全く関係ないので、気が向いた方はぜひぜひお読みください!

《貴宮side》
俺の愛しい歌弥は今、震えている。
???
「どうした?」
なるべく柔らかな声色で声をかけると、彼女はビクッと体を震えさせた。
ゆっくり振り返った彼女の表情は今にも泣きそうだった。
ドキッ
くそっ、可愛いじゃねぇーか!
「貴宮・・・・・えっと」
「ん?」
「・・・や、やっぱり、何でもない!」
そう言うなり、彼女は走って部屋に駆け込んでしまった。
ガチャリ
おまけに鍵まで。
一ヶ月前から、同棲しているがこんなことは初めてだ。
一応、鍵のついている部屋にしたが、今まで一度もかけたことがない。
歌弥がこんなに怖がるなんて、本当にどうしたんだ?
俺は静かに扉に近づき、ノックした。
コンコン
「歌弥、俺だ。中に入れてくれないか?」
「・・・・・・・・・」
返事がない。
はぁ。
これは合鍵を持ってきて、強行突破か・・・。
そんなことを思い始めた矢先に、
ガチャ
扉の開く音。
そして、歌弥の肌の温度。
珍しく、歌弥が俺の胸に飛び込んできたのだ。
え?
あの歌弥が?
彼女は上目遣いでウルウルしている目で俺を見上げている。
本当にどうしたって言うんだ?
「貴宮、」
「どうした?歌弥」
「今日は一緒に寝てほしいんだけど・・・」
は?マジで!?
驚いて目を見開く俺に歌弥は右手で持っているスマホを俺の前に突き出した。
ん?なんだ?
「禁術ノ書?」
彼女は小さくコクリと一度だけ頷いた。
「これがどうかしたのか?」
「・・・・これ、とっても怖くて・・・。一人じゃ寝られないの。ねぇ、貴宮、お願い!今日だけでいいから、一緒に寝て!」
必死になって、頼んでくる彼女の願いを叶えないわけがない。
歌弥に頼まれたら、きっと俺は何でも買ってあげたり、歌弥専用の店だって建てる。
「ん。いいよ」
てか、俺は歌弥と毎日でも寝たいけどな。
俺は歌弥を連れて、彼女の部屋に入った。
ベッドに彼女が入ったのを確認し、俺もそれにならう。
歌弥を抱き締めるようにすると、彼女はホッとしたように目を閉じた。
そして、数分もしないうちに規則正しい寝息が聞こえる。
・・・・ヤバイ。
理性飛びそー。
これはかなり長い夜になりそうだ。

そして、貴宮は理性との戦いに奮闘するのだった。


《舞台裏》
ここまで読んでいただいてありがとうございます!
作者のヒマリです!
告知イベント、いかがだったでしょうか?
楽しんでいただけたら、嬉しいです。
さて、禁術ノ書ですが、そんなに怖くはありませんのでご安心下さい!
「歌弥がちょっと(かなり)ビビりなだけです」
「なっ!?なんですってぇ~~~!」
げっ!いつの間に歌弥が!
「まあ、落ち着けよ歌弥」
ナイス!貴宮!
「ま、ほんとに禁術ノ書は全然怖くなかったけどな(実は夜中なかなか眠れなくて、読んでみた人)」 
「えっ?ちょ、貴宮まで!?」
フフン♪歌弥ちゃんだけですなー。
「えっ?嘘でしょ!?だって、まさかローズ様がお、モガモガ(作者と貴宮が歌弥の口をふさいだ)」
あ、危ない!
読者様にネタバレするところだった!
と、ということで禁術ノ書もぜひぜしチェックしてくださいね!
あと、ご意見・ご感想なども待ってます!
「誰か、私と同じく禁術ノ書が怖いと思った方は特に私のために感想などお願いします!」
では、また!
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