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念い
しおりを挟む「見た目が全て」
「他人なにかされても笑って優しくしなさい」
「人を傷つける人は、弱くて孤独な人なの。
そういう人に優しくしてこそ、素晴らしい人になれる」
「自分を苦しめた人がいたとしてもそれは将来鼻で笑ってあげればいい」
幼い頃から両親はこう言い続けた。
人は学歴や見た目が全てなのだろうか?
いや、そんなことない。私はそう思わない。
人の価値は、その人の人格や色んなものにあると私は思う。
嫌なことがあっても自分の気持ちを押し殺し繕い、他人のために、他人のためにと生きるのは果たして自分のためになるのだろうか?
毎日繰り返されるこの話。
もはや話と言うより呪文に近いかもしれない。
なんで私だけ、こんなに我慢しなければならないの?
辛いって思ったらダメなの?
私はあなた達の操り人形じゃないのに。
感情だってあるのに。
「あかりはいいよね~。お金持ちで可愛くて頭も良くて。」
「凄いな。今回も一位じゃないか!先生は本当に嬉しいよ」
「あかりさん、好きです!僕と付き合ってください」
可愛い...だってそれは努力しているから。可愛く見えるように毎日毎日髪型や顔に気を配っているし、美容に関するものはたくさん調べて習慣にしているつもり。
見た目が良くなければ家では生きていけないから。
"勉強はスキル。武器は沢山持っておきなさい"
そう教わった、家は優秀でなければ許されない、生きている価値がない。認めてもらえないから。
ここまでくるのにどれだけ苦労したか。
認められたくて、ただひたすら頑張った。もともと勉強が得意じゃない私からしてみれば苦痛でしかないことだったのに。
"好き"...
仮面をかぶった私しか知らないというのに。
どこを好きなんて言えるのだろうか。
本当の私は褒められたことも素直に受け取れずひねくれていて、うじうじした性格だというのに。
幼い頃から言われ続けたものは呪縛となって私から中々離れてくれない。
寂しい。本当の私をわかってくれる人なんているのだろうか。
あなた達は本当の私を知っても笑って好きだと言ってくれるの?
価値をくれるの?
孤独で、ひとりぼっち。
いつもそう思う。
寂しさの埋め方なんてわからず、苛立ったり、悲しくなったり。何かにあたることも出来ずただ一人誰にも気付かれずに泣いた。
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