2 / 3
一章
2
しおりを挟む
少女は目を丸くした。そして自身の体を見下ろしたかと思えば、大きな声で叫んだ。
「私なんで裸なの?!!」
そんな声に驚いた僕は、腰を抜かし尻餅をついっていしまった。
その時、お互いを繋い合う紐は千切れそうな位に引き伸ばされ、少女を引っ張った。
その少女の右手にも僕と同じ管が生えていた。
「痛、うん? 大丈夫そこの子?!」
そんな声が聞こえてくる。
派手に転んだ少女の体は、同い年には見えなかった。どっちらかと言うと十代後半? jk位だろうか。女性らしい丸みを帯びたスタイルに、胸は大きい。髪の毛は何故か白髪で、肩にかかるぐらいのちょっと長めの子だった。目の色は人間には珍しい、黄色でとても可愛い。どこかキャラクターのような印象を持った。
「大丈夫だけど君は?」
「え? 私は大丈夫だけでれども」
そして、何を思ったか自身の右手に視線を下ろし、不思議そうな顔付きで自分に生えた管を見ていた。
「ねぇ君。なんで私とあなたこの管みたいな物で繋がってるの?」
「それは、後から説明するから、服着て!」
と、適当に持ってきておいた服を投げ渡す。
「え、あ、ありがとう」
そう言って、服を手に取った少女は、服を被り着始める。でも管が邪魔で着にくそうだった。
そして、服を身につけた姿を僕に見せた。
彼女の管は、裾から伸び垂れ下がっていた。
「そうか、管があるから、普通には服が着れないのか」
とぶつぶつ独り言を呟く僕。
そんな様子を不思議そうに見ていた彼女はふと思いついたかのように口を開いた。
「で言っていた、この管ってなんなんですか?」
と問い詰めてくる。
「それは、僕と貴女を繋ぐ管。貴女はこれから、僕の摂取した栄養を分け与えて生活するから、切れない関係だよ」
「ふーん。よく分かりませんが、ご主人様って事は伝わりました。で、ご主人? 私は一体誰なのですか?」
そうなるでしょうね。作ったんだし。
「なんだろうね。僕もわかない。時間が経てばおいおい分かっていくるから安心して」
「そうですか、ですがご主人。その前にこことんでもなく寒いのですが」
「ごめんごめん。じゃぁお風呂入ろっか」
そう言うとキョトンした顔をした。
「お風呂?」
この子はバカのか? 我ながら良い出来かと思ったが知識面は、子供なのか。
「あ、すみません主人。お風呂の概念はわかりますが、その、繋がったままなので一緒に入るのですか?」
ん?
「その、私恥ずかしいのですが」
僕は顔を歪めた。
確かに、一緒に入ることになる。そうしたらどうだ? この彼女も作った事のないこの僕が、女子と触れ合った事すらもない僕が、女の子と一緒にお風呂に入ったらどうなる? それはもう、失神レベルで精神的ダメージが入るだろう。
「あの、主人? どうしましたそんな青ざめた顔をして」
「いや、なんでもないよ。一緒に入らないといけないね。しかもこれからずっと」
「えぇ!じゃぁこの管切ってくださいよ!」
また無理な事を言ってきた。
「それは出来ないな。自分のお腹見てみて、異常なほどに凹んでいるでしょ? 貴女には消化器官がないの」
「だから、先ほど言った通り主人の栄養を使うと」
「そう」
すると、少女は考えるような表情を見せた。
「そもそも思ったんですけど、体的に見て私の方が年上ですよね。なら主人は主人ですけど弟として扱って良いのであれば、私一緒に入れそうです」
ん? なんか変な事を言い始めたぞ?
「それってつまり?」
「私が、主人の姉さんになって、一生お世話をするって事です。良いですよね」
どうやら、僕は彼女ではなく姉を作ってしまったらしい。
「まぁうん。それで生活に支障がでないなら良いかな」
「じゃぁ主人。お風呂に入りましょう!」
「あ、うん」
「でも、お風呂ってどこにありましたっけ?」
面倒がかかりそうな姉になりそうだ。
「では、主人服を脱いでください」
と、僕は上着を脱ごうとしようと思ったが、袖が管に通っているせいで、物干し竿のように管にぶら下がってしまった。こうなる事は予想してた、だから今、ポケットに小刀が入っている。そして、その小刀を使い、もったいないが、服を切り落とす。そして、全裸になった。また彼女も同様に。
「入りますか、主人」
「うん」
そう答え、浴室に入ったのを最後に記憶がない。
彼女曰く、めちゃめちゃ緊張していたとの事。そして一緒に浴槽に入り、密着度が高くなったところで最終的に失神した。
もう嫌だ。死にたい。
そして、起きたのはベットの上だった。
「私なんで裸なの?!!」
そんな声に驚いた僕は、腰を抜かし尻餅をついっていしまった。
その時、お互いを繋い合う紐は千切れそうな位に引き伸ばされ、少女を引っ張った。
その少女の右手にも僕と同じ管が生えていた。
「痛、うん? 大丈夫そこの子?!」
そんな声が聞こえてくる。
派手に転んだ少女の体は、同い年には見えなかった。どっちらかと言うと十代後半? jk位だろうか。女性らしい丸みを帯びたスタイルに、胸は大きい。髪の毛は何故か白髪で、肩にかかるぐらいのちょっと長めの子だった。目の色は人間には珍しい、黄色でとても可愛い。どこかキャラクターのような印象を持った。
「大丈夫だけど君は?」
「え? 私は大丈夫だけでれども」
そして、何を思ったか自身の右手に視線を下ろし、不思議そうな顔付きで自分に生えた管を見ていた。
「ねぇ君。なんで私とあなたこの管みたいな物で繋がってるの?」
「それは、後から説明するから、服着て!」
と、適当に持ってきておいた服を投げ渡す。
「え、あ、ありがとう」
そう言って、服を手に取った少女は、服を被り着始める。でも管が邪魔で着にくそうだった。
そして、服を身につけた姿を僕に見せた。
彼女の管は、裾から伸び垂れ下がっていた。
「そうか、管があるから、普通には服が着れないのか」
とぶつぶつ独り言を呟く僕。
そんな様子を不思議そうに見ていた彼女はふと思いついたかのように口を開いた。
「で言っていた、この管ってなんなんですか?」
と問い詰めてくる。
「それは、僕と貴女を繋ぐ管。貴女はこれから、僕の摂取した栄養を分け与えて生活するから、切れない関係だよ」
「ふーん。よく分かりませんが、ご主人様って事は伝わりました。で、ご主人? 私は一体誰なのですか?」
そうなるでしょうね。作ったんだし。
「なんだろうね。僕もわかない。時間が経てばおいおい分かっていくるから安心して」
「そうですか、ですがご主人。その前にこことんでもなく寒いのですが」
「ごめんごめん。じゃぁお風呂入ろっか」
そう言うとキョトンした顔をした。
「お風呂?」
この子はバカのか? 我ながら良い出来かと思ったが知識面は、子供なのか。
「あ、すみません主人。お風呂の概念はわかりますが、その、繋がったままなので一緒に入るのですか?」
ん?
「その、私恥ずかしいのですが」
僕は顔を歪めた。
確かに、一緒に入ることになる。そうしたらどうだ? この彼女も作った事のないこの僕が、女子と触れ合った事すらもない僕が、女の子と一緒にお風呂に入ったらどうなる? それはもう、失神レベルで精神的ダメージが入るだろう。
「あの、主人? どうしましたそんな青ざめた顔をして」
「いや、なんでもないよ。一緒に入らないといけないね。しかもこれからずっと」
「えぇ!じゃぁこの管切ってくださいよ!」
また無理な事を言ってきた。
「それは出来ないな。自分のお腹見てみて、異常なほどに凹んでいるでしょ? 貴女には消化器官がないの」
「だから、先ほど言った通り主人の栄養を使うと」
「そう」
すると、少女は考えるような表情を見せた。
「そもそも思ったんですけど、体的に見て私の方が年上ですよね。なら主人は主人ですけど弟として扱って良いのであれば、私一緒に入れそうです」
ん? なんか変な事を言い始めたぞ?
「それってつまり?」
「私が、主人の姉さんになって、一生お世話をするって事です。良いですよね」
どうやら、僕は彼女ではなく姉を作ってしまったらしい。
「まぁうん。それで生活に支障がでないなら良いかな」
「じゃぁ主人。お風呂に入りましょう!」
「あ、うん」
「でも、お風呂ってどこにありましたっけ?」
面倒がかかりそうな姉になりそうだ。
「では、主人服を脱いでください」
と、僕は上着を脱ごうとしようと思ったが、袖が管に通っているせいで、物干し竿のように管にぶら下がってしまった。こうなる事は予想してた、だから今、ポケットに小刀が入っている。そして、その小刀を使い、もったいないが、服を切り落とす。そして、全裸になった。また彼女も同様に。
「入りますか、主人」
「うん」
そう答え、浴室に入ったのを最後に記憶がない。
彼女曰く、めちゃめちゃ緊張していたとの事。そして一緒に浴槽に入り、密着度が高くなったところで最終的に失神した。
もう嫌だ。死にたい。
そして、起きたのはベットの上だった。
0
あなたにおすすめの小説
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜
AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。
そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。
さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。
しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。
それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。
だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。
そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる