クズ男子高校生は、恋愛の妄想しない

クズ男と柏木さん

どうも、颯馬です。最近柏木が距離詰めてきました。あいつの距離感の詰め方半端ないのだが
柏木が「おはよう颯馬君」颯馬は「あ～おはよう柏木」って「距離感近くない？」柏木は「そう？中学時代はもっと仲良くしてたと思うけど？」俺は、「そうだっけ？」柏木は「そうだよ！」俺は「俺確か中学時代通算で1年しか通っていないはずだが？」柏木は3年間同じクラスだが、病院ですごした年数が長いせいかあまり絡んだ記憶が無いのだ最後の2学期から卒業まで隣の席だったがまともに話したこたがないはずなのだが？と思っていた。
クラスの女子が柏木に俺との事を聞いていた
柏木は「実は小学生時代のことなんだけどね？転校してきていじめにあったのね、その時助けてくれたのが、颯馬君なのよ」俺はそんな事あったけ？と記憶探り始めていた。しかし、そんな事小学生時代から中学時代当たり前の様にして来たから混乱していた。クラスの女子は「初恋の相手なんだね？」と言い柏木は顔を赤らめ俯いて俺の方を向いて一言「うん、初恋」と言った。俺は、？が頭にいっぱいだった。俺は「なんの事よ？そんな昔からだっけ？おれは、中学3年の2学期から記憶しかないのだが？」と質問した。笑みを浮かべながら「ないしょ！」と舌をペロっと出して答えたまぁ～いいか？とまた、外を眺めた。柏木は、「窓の外に何が見えるの？」俺は「暗い校庭と街の光」と言った。
あそこには、俺の脳内でダートのオーバルコースが見えるのだ。頭の中で、何度も何度もシュミレーションをしていた。兎に角走りたい思いっきり、楽しんで、走りたいだけなのだ。
柏木は、「思いっきりバイクをはしらせたいんでしょ？」と見透かされている様だった。俺は、「頭の中を、覗くなよ。」柏木は、「だいたい分かるわよ颯馬のことだからさ」と俺の事を一番理解しているとアピールしているんだろう、なんかマウント取られている気分だ。あの告白からずっとだ。面倒くさい事になった学校が終わりバイクに跨り髪をかきあげメットを被るいつものルーティンだパーソナル無線のスイッチを入れ走り出す。今日は何処に走りに行こうか？遠出して富士五湖でも行ってみようか？
とにかく思いっきりバイクを走らせたい。
ワクワクが止まらないこんな気分は久しぶりだ
兎に角頭を空っぽにしたい後ろから1台いや2台ついてきてる？誰だ？誰がついてきている？かなり全開走行しているのに俺に着いてこれるやつは、1人しか心当たりが無いがもう1人は誰だ？誰が着いてきているんだ河口湖のパーキングで、缶コーヒーを飲んでいるとこにアイツらが来た「よう相棒！」と雅人が声をかけてきた俺は、「やはり、お前かもう一人いたな？」といったメットを取ったやつは、柏木だった「どう？少しは上手くなったでしょ？」確かに人並みには上手くなったと思う相当練習したんだろうが？人並みにだそこから先のステージは誰か腕のいいライダーに指示し、訓練すればってまぁ～そこは心配無いか？雅人が師匠なら？俺が考えても仕方ないか？まさか、しかし、俺についてこれるとはな？腕を上げたな本当にな？
俺は、「よし、いくか？楽しく走ろうぜ！明日は休日だ」雅人「思いっきり！」柏木「楽しく」3人で「走ろう！」なんか俺らしくないくそ恥ずかしい台詞だが心の底から出てしまったんだ
これが青春っやつなんだろうな？前の学校に中学に置き忘れてきたでかい荷物！こいつらが運んできてくたんだなと思った有難かった。