僕が僕である為に!

音無闇夫

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澤登彰という男

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俺はどうも理不尽な暴力や見ている目の前で行われている暴力を、見ていたらどうもスイッチが、は言ってしまうでも、これは、衝動のスイッチだ、無意識に入っては無意識に切れる。自分でもコントロールが効かない、だからどうしても、人から距離を置いてしまう。そして制御出来ない力は体力精神力共に削られて、いつも倦怠感と、睡魔に襲われ、身体が思うようには、動かない!、自分の席に着くなり電池ぎれだ意識が途切れた。最低耳は、機能を保っている自然と頭に入ってくる、自己暗示で抑制している。つもりだが、仲間やクラスメイト等に危害が及ぶぐらいなら俺が悪になればいいと心のどこかで思っている自分がいるのだ、だから、タガが外れた俺は普段の言葉遣いから行動が真逆に、なる、更に地震とか、火事とかの、災害に、おいては、自己を保つ事が出来る。俺も被災者のひとりだったが冷静だった。本来ならただ怯え逃げ惑うだけその場に居残り立ち尽くす人が多い中にその経験を活かし指揮をとる場合も、ある。だから、出来るだけ、目立ちたくないし、面倒くさいのもいやだ、静かに暮らしたいだけなんだ。しかし、笑い方も泣き方も忘れてしまった。俺は、いま、ちゃんと笑えているのか?俺は、今、ちゃんと泣けているか?わからない?分かるはずもない?しかし段々自分の気持ちが薄れて行った。スイッチとはマインドリセットのことで、心の覚悟を切り替える事だしかし人の害意にだけは制御出来ず悪意に対して悪で対抗してしまっている人は彼を見て彼らはそんな彰を「Dの悪魔」と呼んだDクラスには学園に悪魔がいると言う彼の本意では無いがほかのクラスの連中は彰をそう呼ぶそれは、Dクラスの連中は皆、彰がそう言う奴じゃないのは知っている故にDクラスには守護者がいると言う、彰だ。彰は、どうとでも呼んでくれと眠りながら心の中で呟く人に何と言われようがおれはおれだ澤登彰なんだ。誰でもない。取り敢えず、今は寝かせてくれ疲れたんだ。本当疲れたんだ。刃が「おーい彰?彰?おーい、起きろー?昼飯だぞー?」クラスメイトは「彰君は朝からあんな事があったんだ寝かしてやろう?」刃は、振り向きながら「そうだな?一気に力を使ったんだ」と言いながら握り拳をつくっていた。彰は深い深い闇の中に潜る様に寝ていた。
下校時間になっても起きない刃は肩を抱えて引きずって帰る下校途中刃は「お前一人で抱え込みすぎなんだよ。馬鹿野郎が!」と、つぷやいた。気が付いのは翌日の夕方だった。「あれ?おれ?学校にいたはすなんだけど?なんで自宅のベッドの上に?」と不思議に思ったが刃のメモを見て理解した。電話をかけて刃に「なんか色々済まなかったな」刃「気にするな!きにするぐらいなら、学校内で位俺に任せろよ?」またやっちまったのか?と落ち込んだ。深い闇の中に沈んでいった時は声のみ遠巻きに聞こえるが指一本も動かせない状態になる普通の睡眠の場合浅い眠りになる翌々日にまた登校した彰は「おはっす!」クラスメイトは「おはよう」と答えた。俺は、また1人席について窓の外を眺めた。刃は「よう?身体、大丈夫か?」彰「すまんな?色々助けてくれて」刃「気にするな次は俺に任せろよ?」彰は「だめだ!悪役は俺だけでいいんだよお前陽のあたる場所いろ!影役は俺がやる!」刃は「ふざけるなよ?お前が切れたら動けなくなるだろうが!」彰「ならその時は捨てていけ!お前が背負う必要は無いんだから。」刃「いい加減にしろよ!あの時俺がでばるつもりだったんだよ!」彰は「そんなことしたら女の子がよらなくなるぞ?いいのか?」刃は「それでもだ!わかったかよ?」彰「分からねぇよなんでそこまで自分の立ち位置を投げ捨てなんになるんだよ?勿体ねぇだろ?ばかなの?」刃「馬鹿だからDに居るんだろうがよ」彰「いやそう言う意味じゃなくてさ嫌われ者は俺だけでいいって言ってるんだよ!」刃は「それが気に入らねぇつってんだよ!わかれバカが!」と殴られただが敵意無い分いつものバーサーカーが発動しない刃は、俺のために怒ってくれているんだ。キレる要素が無い彰が「すまん、だが、やっぱお前は、こっちに来ちゃダメだ。こっちに来たら戻れなくなるだからだめだ!」刃は「なっ?なんでだよ」彰は「お前は本当の闇を知らない知らなさすぎるんだ、だから来ちゃダメなんだ。」刃は「お前は本当の闇とやらをしってるというのかよ?」彰は「深い深い更に深い闇を見てきているからこそヒールにもなれるし人に優しくもなれるんだよ。分かるか?理不尽に抗えずに大事な人を亡くした痛みが何も出来ずに水に飲み込まれた人の苦しみが、分かるか、瓦礫の下で埋もれて朽ちていく人の悲鳴が俺は無力だ、だからお前は、こっちにくるな!わかったか?」と言った途端刃は、口を噤んだ黙った更に彰は「正義ってなんだ?悪ってなんだ?俺にとって皆同じにしか見えないんだよだからさ、お前はこっちの住人になったらだめなんだよ。分かってくれ?頼むよ。」刃は、「わかった、わかったから!殴ってすまん」彰も「すまん、手痛かったろ?殴らせた、まじで、すまん。」とゆっくりと立ち上がって自分の席を直し座った。そして、彰はまた気だるそうに、机を抱えて外を眺めた、刃は「お前いつも外見てるよな?何が見える?」彰は「ビルと狭い空と校庭かな?あと木だな?」刃は「楽しいか?それ見て?」彰は「静寂でいい、周りの雑音が聞こえなくなる」刃は「そうか?お前の見てる景色って奴は何色に見える?」彰は、一言「灰色!」と言って黙った。刃は、青い空、光が反射してキラキラ光るビル新緑の木々見てる風景が全く違うのだ、これが、彰と刃の違いなのだと気が付いたのだ。彰が、見てる色は全部が灰色にしか見えていないのだ?流石のAクラスの奴らは来なくなった。Bクラスやそれ以外のクラスの連中は、差別意識が少ない、Aクラスのみだ自尊心の塊な連中だ。その中でも1人だけ違う奴が居るらしいが、興味が無い彰だった。なるべくなら関わりたくないもんだ。あれ?たしか、不良の皆さんが絡んでた女子高生の制服うちの制服だったけか?興味無いけど!
下校時間に、刃は、彰と帰るがお互いみてる世界が違う事に、悩んでいた、そこまで深い闇にのまれた。彰の心にどう接したらいいのか?どうすれば彰の心が開くのか?考えていた。彰は、猫背でだるそうに、歩いていた。黒い世界と白い世界が混ざって灰色にみえているのだ
ゆらゆらと歩く彰と背筋を伸ばしてスタスタ歩く刃、自分のマイペースで歩く彰を眺めながら危ういと思った彰の精神状態を、どうしたらいいんだ?と2人の溝は深すぎたいつか?いつか?同じ色鮮やかな世界を見せてやりたいと思った。それからと言うと何も変わらない彰は自宅近くの公園で、我流の型の稽古をしていた。ゆっくりとした動きで確認しながら一つ一つの攻撃の動きをしていた。それが終わると武器の型をゆっくりとした動きで繰り返し繰り返したんれんしていた。彰の強さは、その訓練の裏ずけられているのだ
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