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冒険者ギルド

初クエスト

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※前の話を少し修正しました。よろしくお願いします






バッコーン、ドーン
「助けて!魔獣の群れが!王都に!」
何が起きている。
「取り敢えず外へ行って確認してきてから緊急クエストを出す」
ギルド長が走って行くのについていこうとしたが、エレンさんに止められ、ちょうどその時王立騎士団の服を着た人がドアを開けて入ってきた。
「伝令!国王陛下からです!
『スタンピードが起きている。騎士団も派遣するが、門へ向かい冒険者ギルドにも手伝ってほしい。魔獣を止めるのも大切だが、民の避難にも尽力してほしい。』
とのことです!では、失礼します!」
ウルザさんは魔道具の拡声器を使って緊急クエストを出すみたい。
「よしっ、確認しに行くまでもなかったな。ギルド長ウルザの名において緊急クエストをだす!Cランク以上の冒険者は城門前に集まりスタンピードをS.Aランクの指揮のもと収めろ!D.Eランクの成人しているやつは避難誘導をし、国民を王城の前の広場に集めはぐれた魔物から国民をを守れ!」
俺のギルドカードが緊急クエストを表す赤色に光りだした。
「ウルザさん、俺は魔法を使って先にスタンピードを止めに行きます!」


城門に着くともう戦っている人たちがいたけど指揮する人は、まだいないみたいだ。バラバラに戦うよりはまとまって戦うほうがいいか。
「みなさん!俺は新人ですが、Aランクです。他のAランク以上の方が来たら変わります。なので指示を聞いてほしいです。統制が取れているのでボスが居るはずです。Bランクの方たちは…」
「知るかそんなの、指示を聞いて失敗したら誰が責任を取るんだ?」
この中ではランクが高そうな人が言った。やっぱりそうなるよな。
「分かりました。なら、好きなように戦って下さい。ですが、危ないところを見かけたら助けに入ります。」
そう言って俺自身も魔物の対応にまわった。倒しても倒しても湧いて出てくる。永遠にこの戦いが終わらないのではとみんなが感じ始めていたときだった。

「ば、化け物だ!ダンジョンボスクラスのグリズリーベアだ!」
人を丸呑みしそうなサイズだ。だけど、グリズリーベアか…やってみよ。
「みなさん離れてください。俺に策があります!」
みんな、自分の身を守るので精一杯なのか、従ってくれた。
「遥か昔、神代の時代に生きた賢者様、我々に力をお与え下さい。」
『テイム』
「グアアァァァ」
抵抗しようと暴れているけど大丈夫、多分…
ポフッ。成功したっぽいけど土煙で何も見えない。
土煙が晴れてくると魔物たちが引いていき真ん中に十歳ぐらいの子供みたいなかけが見えてきた。よく見るとそれは、グリズリーベアの小さくなった版がいたんだけど、あのダンジョンボスクラスのやつはどこいったんだろ……あっ!そういえばテイムしたのが魔物だった場合、主にあう姿に変化するって本に書いてあったような気がする。
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