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十五話 トトンガの過去
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これはトトンガに起きた、鬼の学校で起きたこと。
『あいつ【交尾種】らしいぜ』
『何で同じ学校にきてんだよ……』
成績もよくないトトンガはそれでも鬼として立派になるべく学校に通い続けた。
ある日、珍しくもない新しい鬼がきたのだ。
それは自然種でとてつもなく頭がいいエリート。
『あいつには近づくなよ』
「何で?」
『交尾種なんだ』
「え、オイラ聞きたいことある!!」
『おい……』
交尾種の俺にあいつは近づいた。
思えば本当に頭がいいからこその行動で。
これは卒業の時になるまで気づかなかったが、天才。
「オイラはノノホカ、君は?」
「……俺ならトトンガ」
「家族がいるってどんな感じ?」
「どんなって言われても――」
「オイラ欲しいんだよね」
「え? 何で天然のお前が家族なんか?」
「なんかっていうなよ、オイラそれはさすがに怒るよ?」
「え、ごめん」
こうして一緒にいはじめた俺たち。
俺は成績が良く無かったがノノホカは根気よく付き合ってくれた。
おかげで上位30名に成績が貼り出されるほどにはなった。
「よっしゃ!!」
「オイラも鼻が高い」
「……これで就職できるといいんだけど」
閻魔殿で働けるかどうかの張り紙には俺とノノホカの名前だけがあった。
「え」
「やったじゃん」
「お、俺が閻魔殿で――?」
天然鬼が蹴りつけてきた。
鬼の蹴りは強く骨を折る(物理)。
何で交尾種のお前なんかがと叫ぶ。
「変だなーと思ったんだよな、この学校の仕組み自体」
「仕組み?」
「だって、本来なら閻魔殿で働くために一番必要なこと習わないし」
「たしかに合格条件とか不明だけど――ノノホカが合格したのは成績がいいからじゃねーの?」
「この学校に入った時に全部が【テスト】であるって先生に言われたじゃん?」
「確かにそんなこと言ってたな」
「学力も確かに大事だけど、今この暴力とか人が地獄に落ちるような罪なんだからやらないのが本当の点数高そうだなって」
俺を利用していたのかと気付いたが、まぁ、正直それでも良かった。
親友が俺のおかげで願った閻魔殿での勤務になったのだ。
そして残ったクラスメイトの鬼は先生が撲殺。
朱かった廊下が、さらに血で赤くなる。
「今年は怨鬼(おんき)が多いなぁとは思ってました」
「先生……それって、現世で病をまくとされる怨鬼ですか?」
「災いをばらまくのは地獄とて同じですよ」
授業で習った【人の罪】を自分でしてしまう鬼こそ怨鬼。
それを刑場に出させぬための試験場がこの学校。
人は罪を重ねたろくでなしの鬼などに断罪されたくはない。
「学校に行ってない隠れた怨鬼もけっこういるよ」
「時々この地獄で鬼なのに嘘つくやつとかいるらしいもんな」
「そんなものその場で処刑だってのに、オイラ頭わるい連中のことよくわかんない」
『あいつ【交尾種】らしいぜ』
『何で同じ学校にきてんだよ……』
成績もよくないトトンガはそれでも鬼として立派になるべく学校に通い続けた。
ある日、珍しくもない新しい鬼がきたのだ。
それは自然種でとてつもなく頭がいいエリート。
『あいつには近づくなよ』
「何で?」
『交尾種なんだ』
「え、オイラ聞きたいことある!!」
『おい……』
交尾種の俺にあいつは近づいた。
思えば本当に頭がいいからこその行動で。
これは卒業の時になるまで気づかなかったが、天才。
「オイラはノノホカ、君は?」
「……俺ならトトンガ」
「家族がいるってどんな感じ?」
「どんなって言われても――」
「オイラ欲しいんだよね」
「え? 何で天然のお前が家族なんか?」
「なんかっていうなよ、オイラそれはさすがに怒るよ?」
「え、ごめん」
こうして一緒にいはじめた俺たち。
俺は成績が良く無かったがノノホカは根気よく付き合ってくれた。
おかげで上位30名に成績が貼り出されるほどにはなった。
「よっしゃ!!」
「オイラも鼻が高い」
「……これで就職できるといいんだけど」
閻魔殿で働けるかどうかの張り紙には俺とノノホカの名前だけがあった。
「え」
「やったじゃん」
「お、俺が閻魔殿で――?」
天然鬼が蹴りつけてきた。
鬼の蹴りは強く骨を折る(物理)。
何で交尾種のお前なんかがと叫ぶ。
「変だなーと思ったんだよな、この学校の仕組み自体」
「仕組み?」
「だって、本来なら閻魔殿で働くために一番必要なこと習わないし」
「たしかに合格条件とか不明だけど――ノノホカが合格したのは成績がいいからじゃねーの?」
「この学校に入った時に全部が【テスト】であるって先生に言われたじゃん?」
「確かにそんなこと言ってたな」
「学力も確かに大事だけど、今この暴力とか人が地獄に落ちるような罪なんだからやらないのが本当の点数高そうだなって」
俺を利用していたのかと気付いたが、まぁ、正直それでも良かった。
親友が俺のおかげで願った閻魔殿での勤務になったのだ。
そして残ったクラスメイトの鬼は先生が撲殺。
朱かった廊下が、さらに血で赤くなる。
「今年は怨鬼(おんき)が多いなぁとは思ってました」
「先生……それって、現世で病をまくとされる怨鬼ですか?」
「災いをばらまくのは地獄とて同じですよ」
授業で習った【人の罪】を自分でしてしまう鬼こそ怨鬼。
それを刑場に出させぬための試験場がこの学校。
人は罪を重ねたろくでなしの鬼などに断罪されたくはない。
「学校に行ってない隠れた怨鬼もけっこういるよ」
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「そんなものその場で処刑だってのに、オイラ頭わるい連中のことよくわかんない」
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