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愛あるお仕置き
☆3
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「あ、の……えっと、ごめんなさい、」
とりあえず、謝っておく。でも、私が悪いことしたわけじゃないしな……。いや、待て待て。今井先生の話のショックで忘れていたけど、私、今日、健斗とえっちする約束をしていたじゃないか。しかも、カレカノとして。
「雛ちゃん?顔色が悪いですよ?なにか、後ろめたいことでも?」
今井先生、色っぽい声で聞かないでください、怖いです。どうしよう、健斗とした約束のことは、絶対に黙っていた方がいい……よね。いや、でも……万が一、健斗が今井先生に約束のことを話しちゃったら、言わなかったことを、ものすごーく咎められる、よね。……白状、しておこうかな。
私はぎゅっと目を閉じて、口を開いた。
「あの、今井先生?白状します……」
「はい、なんでしょう?」
「……今日、あとで、カレカノとして、健斗とえっちする約束してましたごめんなさいぃ!!」
……あれ?怒られ、ない?
「今井せんせ、」
私が目を開けると、今井先生はなぜか、ネクタイを外していた。ネクタイを外す今井先生って、なんか色っぽいな、とか思いながら見ていたら、外されたネクタイがシュルッといい音を立てながら私の手首に巻かれていきます、え、ちょっと!
「い、今井先生?なんで、こんなこと……!」
「……なんで?決まっているじゃないですか」
今井先生の顔が近付いてくる。ぐっと頭を引き寄せられて、深いキスをされた。
深いキスの仕方は、初めてえっちをした時に、ちょっとだけ覚えた。薄く唇を開いて、今井先生の舌を受け入れて、舌を絡ませ合う。
舌を絡ませ合っているうちに、変な気分になってきた。今井先生の身体に触れたいけど、手を縛られているから、触れられない。今井先生は遠慮なく、私の胸や胸や、胸に触れているのに。
「ん、ふ……今井せんせ、気持ち良い、です」
「僕とキスをしているのに、気持ち良くないわけがないでしょう……?あぁ、そうだ。なぜ、手を縛ったのか、でしたね。答えは、お仕置きをするため、ですよ。僕、ちょっと、いや、結構……怒っています。浮気をしようとした、いけない彼女には……こういうお仕置きが必要です」
「こ、こういう、お仕置き……?」
ぐいっとベッドに押し倒される。また、今井先生の顔が近付いてくる。今度は耳元に唇を寄せられた。耳たぶをかぷっと甘噛みされ、噛んだところをゆっくり舐められ、そして、囁かれる。
「……気持ち良すぎて、泣いちゃうようなお仕置き、です。雛ちゃんは誰のものなのか、身体にも覚えさせておかないと。健斗君にキスをされた時、嫌がっていませんでしたよね?えっちする約束もしていたんですよね?本当にいけない子です……。今日は限界までいじめますから、覚悟しなさい」
……Sモード、全開なお言葉をいただいた。やっぱり、白状するんじゃなかったかな、と、思ったけど、あとで知られたら、これ以上のお仕置きをされるんだよね、たぶん、いや絶対。
とりあえず、謝っておく。でも、私が悪いことしたわけじゃないしな……。いや、待て待て。今井先生の話のショックで忘れていたけど、私、今日、健斗とえっちする約束をしていたじゃないか。しかも、カレカノとして。
「雛ちゃん?顔色が悪いですよ?なにか、後ろめたいことでも?」
今井先生、色っぽい声で聞かないでください、怖いです。どうしよう、健斗とした約束のことは、絶対に黙っていた方がいい……よね。いや、でも……万が一、健斗が今井先生に約束のことを話しちゃったら、言わなかったことを、ものすごーく咎められる、よね。……白状、しておこうかな。
私はぎゅっと目を閉じて、口を開いた。
「あの、今井先生?白状します……」
「はい、なんでしょう?」
「……今日、あとで、カレカノとして、健斗とえっちする約束してましたごめんなさいぃ!!」
……あれ?怒られ、ない?
「今井せんせ、」
私が目を開けると、今井先生はなぜか、ネクタイを外していた。ネクタイを外す今井先生って、なんか色っぽいな、とか思いながら見ていたら、外されたネクタイがシュルッといい音を立てながら私の手首に巻かれていきます、え、ちょっと!
「い、今井先生?なんで、こんなこと……!」
「……なんで?決まっているじゃないですか」
今井先生の顔が近付いてくる。ぐっと頭を引き寄せられて、深いキスをされた。
深いキスの仕方は、初めてえっちをした時に、ちょっとだけ覚えた。薄く唇を開いて、今井先生の舌を受け入れて、舌を絡ませ合う。
舌を絡ませ合っているうちに、変な気分になってきた。今井先生の身体に触れたいけど、手を縛られているから、触れられない。今井先生は遠慮なく、私の胸や胸や、胸に触れているのに。
「ん、ふ……今井せんせ、気持ち良い、です」
「僕とキスをしているのに、気持ち良くないわけがないでしょう……?あぁ、そうだ。なぜ、手を縛ったのか、でしたね。答えは、お仕置きをするため、ですよ。僕、ちょっと、いや、結構……怒っています。浮気をしようとした、いけない彼女には……こういうお仕置きが必要です」
「こ、こういう、お仕置き……?」
ぐいっとベッドに押し倒される。また、今井先生の顔が近付いてくる。今度は耳元に唇を寄せられた。耳たぶをかぷっと甘噛みされ、噛んだところをゆっくり舐められ、そして、囁かれる。
「……気持ち良すぎて、泣いちゃうようなお仕置き、です。雛ちゃんは誰のものなのか、身体にも覚えさせておかないと。健斗君にキスをされた時、嫌がっていませんでしたよね?えっちする約束もしていたんですよね?本当にいけない子です……。今日は限界までいじめますから、覚悟しなさい」
……Sモード、全開なお言葉をいただいた。やっぱり、白状するんじゃなかったかな、と、思ったけど、あとで知られたら、これ以上のお仕置きをされるんだよね、たぶん、いや絶対。
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