保健室の秘め事

桜屋敷 櫻子

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今井先生「と」初めて

☆6

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 私が、今井先生今井先生今井先生、と何度も呼ぶと、今井先生はなんとか固まった状態から元に戻ってくれた。私は、今井先生にお願いをする。養護教諭なんだし、大丈夫だよね?


 「今井先生、診察してください」

 「……今、この状況で、どこをどう診察すればいいのか、すごく悩みます」

 「あの、悪そうなところ……、」


 今井先生が真剣な顔で悩んでいるものだから、余計に不安になってくる。もしかして、大きい病院に行かなきゃいけないようなことなの、かな?一回もイッたことない、って。


 「……雛ちゃん、他意はないんですよね?それだけ、確認を」

 「他意って、なんですか?」

 「いえ、ないならいいんです。今のは忘れてください」


 今井先生はそう言うと、また真剣な顔で悩み始めた。そして、しばらく悩んで悩んで、今井先生は困ったように笑った。……?やっぱり、私、変なこと言ったのかな?


 「今井先生?」

 「雛ちゃん、先に謝っておきます。悪い大人で、すみません」

 「え?え?」


 するり。今井先生が私の太ももを撫で上げた。引いていた熱が一気に戻ってきて、腰から下がズクズクと疼き出す。そして、誰も触れたことのない秘部の芽を指で探り当てられると、身体に力が入らなくなった。
 今井先生が指先で、くにくにといじると、そこは徐々に固くなっていく。なに、これ。なにも考えられなくなりそうなほどの快楽が、小さなそこから生まれてくる。


 「あっ、ぁ……いまいせん、せ、怖い、」

 「怖い?ここ、自分でいじったことないんですか?」

 「ん、んっ……ない、です、さわられたことも、ないですっ……」


 ……どうしたんだろう?今井先生、すごく嬉しそう。理由を聞いてみたかったけど、今井先生の指がぬるぬるとした蜜をまとって、私の中へ入ろうとしているのに気付いてしまって、もうそれどころじゃなくなった。


 「一本、指を入れますよ。痛かったら言ってくださいね?」

 「あ、あぁ……ん、わかりました、」


 まずは、浅く探られる。入り口からすぐのところを、くちゅくちゅと音を立てながら掻き回されると、そこからゾクゾクッとした感覚が広がった。
 ぎゅっと瞑っていた目を開けて、今井先生の顔を見ると、いつもとはちょっと違って、なんていうか、ちゃんと男の人の顔をしていた。
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