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1980年代
パタリロ!
しおりを挟む1982年4月8日~1983年5月13日、全49話。
作者:魔夜峰央。
監督:西沢信孝。
脚本:辻真先、酒井あきよし、金春智子、筒井ともみ。
第21話からは対象年齢を下げるため、タイトルが「ぼくパタリロ!」に変わりました。
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第49話「霧のロンドンエアポート 後編」
イギリス情報局秘密情報部(MI6)所属の凄腕エージェント、美少年キラーのジャック・バルバロッサ・バンコランは、「霧のロンドンエアポート」という暗号で呼び出された。
バンコランがMI6本部に赴くと、旧友デミアンが待っていた。
バンコランとデミアンは昔、訓練所時代、恋人だった。
マリネラ王国の若き国王、パタリロ・ド・マリネール8世は、バンコランと同棲中の美少年、マライヒにそれを教えて嫉妬を煽ろうとする。
デミアンのことを探ろうとするマライヒは、デミアンに囚われ、クスリを打たれて彼に抱かれる。
パタリロの作ったデバガメーカーで二人の痴態を見たバンコランはようやくデミアンの正体に気付く。
デミアンはKGV(KGB)のダブルスパイに洗脳されていったことが発覚。
慌ててロンドン空港から高跳びしようとするデミアンと仲間のゲルベルト。
しかし、濃霧のためロンドン空港は閉鎖された。
バンコラン達MI6はデミアンを捕まえようとするが、戦闘のプロ、爆弾のスペシャリストであるデミアンに次々と倒されてゆく。
パタリロは特殊能力(コウモリのように濃霧の中でも超音波で相手の居場所がわかる)でデミアンを追い詰める。
デミアンが放った爆弾で危機一髪のバンコラン。
だが、マライヒは捨て身で爆弾の上に覆いかぶさり、バンコランを助ける。
バンコランはのマライヒの献身により、デミアンを倒すのだった。
一命をとりとめたマライヒに愛を誓うバンコラン。
一方、パタリロは強大な敵の存在を知り、愛の戦士になるべくスーパーキャットと共に飛び立つ。
が、途中で落ちてしまい地球に突き刺さって番組はおわるのだった。
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驚くべきことに40年前のゴールデンタイムのお茶の間にこのアニメが子供向けに普通に放映されていました。
放映終了まもなく劇場版「スターダスト計画」も公開されましたが、テレビシリーズの最終回はこれです。
パパンがパン!
だれが殺した クックロビン
だれが殺した クックロビン
「クックロビン」とはヨーロッパコマドリのことでマザーグースの童謡の一つ「誰が駒鳥殺したの?」(Who Killed Cock Robin)の一節です。
誰が殺した 駒鳥の雄を
それは私よ スズメがそう言った
私の弓で 私の矢羽で
私が殺した 駒鳥の雄を
この童謡が萩尾望都の「ポーの一族」シリーズの一遍「小鳥の巣」の中で使われます。
ドイツのギムナジウムで主人公のエドガーとアランが「ロビン・カーの幽霊」の伝説を知り、呟いたセリフが「だあれが殺したクックロビン」でした。
「クックロビン音頭」はそのパロディです。
驚くべきことにパタリロは今でもWebで絶賛連載中です。
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声の出演
パタリロ:白石冬美
バンコラン:曽我部和行
マライヒ:藤田淑子
タマネギ:古川登志夫
タマネギ:野島昭生
エトランジュ:池田昌子
応援ありがとうございます!
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