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36 王都の日々 アンドレ目線
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王都の朝は、どこか澄んでいる。
通りに漂うパンの香り、馬車のひづめの音、街を行き交う人々の軽やかな声が、まだ柔らかい光に照らされて揺れていた。
その横で、デイジーさんは白い布バッグを抱え、静かに息を吐いた。
「今日は、どこから回りましょうか?」
そう尋ねると、彼女は振り返り、ほんの少し迷ってから言った。
「布屋さんから……いえ、最初は刺繍糸のお店に行きたいです」
その返事だけで、胸の奥が少し温かくなる。
王都に来た頃よりずっと、声が明るい。歩く時の背筋も伸びていて、足取りが柔らかい。
この街で新しく生きなおそうとする人の背中は、こんなにも美しいのか。
「じゃあ、刺繍糸の店へ行きましょう。案内してください」
そう言うと、彼女は小さく笑った。
「わたしのほうが詳しいですね」
「ええ、わたしなんかよりずっと」
その通りだった。
王都に住んでいるのはわたしの方なのに、刺繍糸や布の店に関しては、圧倒的に彼女のほうが道を知っていた。
何度もこの通りを歩いて覚えたのだろう。王都に来てから、彼女は孤独を抱えながらも、黙々と歩き、探し、選んできたのだ。
その姿を想像すると、少し胸が締めつけられた。
けれど同時に、誇らしくもあった。
最初に向かったのは、小さな裏路地の刺繍糸屋だった。
扉を開けると、店主の女性が目を細めて、
「あら、また来てくれたのね」と声をかけた。
また
その言葉に、少し驚いた。
デイジーさんは「はい」と小さく返事をして、棚の前に立った。
色とりどりの糸が壁一面に並び、光を受けて淡く輝いている。
彼女は糸をひとつずつ手に取り、指先で撫で、そっと戻したり、迷いなく籠に入れたりする。
その手つきが、本当に愛おしかった。
刺繍糸を選ぶときの彼女は、言葉ではなく指先で会話をしているように見える。
迷い、喜び、ひらめき……そういうものが、糸を触る指に全部出ていた。
わたしは思わず声に出しそうになった。
全部、買えばいいのに。
しかし、喉の奥でその言葉を押しつぶした。
彼女は無駄遣いを嫌う人だ。背伸びをしてまで買うこともしない。そんなところが、また良いのだ。
ただ、見ていると胸が焦れる。
この人は、どれほどの色を心に持っているんだろう。
どれほどの刺繍を、まだ世界に生み出していないんだろう。
ふと、ある考えが胸の奥に芽を出した。
刺繍糸の店、作れないだろうか?
彼女の店の近くで。散歩のついでに通える場所で。
刺繍糸と、小物と、布。
彼女が選びやすいように、彼女が欲しいものを置けるように。
デイジーさんの手が、もっと自由に動く場所を。
その考えは、まるで一気に形になっていった。
木工職人として、店の棚も什器も作れる。
運送会社の仕込みも巧く行っている。
いまのわたしにはできる。
彼女のために、彼女の仕事がもっと輝くために。
いや、違う。
もちろん彼女のためでもあるが、同時にわたし自身が欲しいのだ。
彼女が布に向かう姿を、糸を選ぶ姿を、もっと長く見たい。
彼女が生み出す刺繍の世界を、少しでも支えたい。
「アンドレさん?」
突然、呼ばれて我に返った。
「はい」
「ずっと黙っていましたけど、もしかして退屈でした?」
「いや、まさか。見とれていました」
「見とれて……?」
彼女は首をかしげ、薄く頬を赤く染めた。
しまった、と心で思う。
けれど、後悔はしなかった。
次に向かったのは布屋だ。
店に入った瞬間、まるで色の海に飛び込んだようだった。
布が山のように積まれ、その間を歩くデイジーさんの姿は、不思議と絵になっていた。
「この布、触ってもいいですか?」
「どうぞ、手で確かめてね」
店主の男が優しく言う。
デイジーさんの指が布の上をなぞるたび、わたしの視線も自然とそこに吸い寄せられた。
布を選ぶその姿は、真剣そのものだ。
目が少し細まり、口元に小さな緊張が宿る。
彼女が「仕事」の顔になる瞬間を見るのが、わたしは好きだった。
彼女は何枚かの布を選び、値段を聞いて計算していた。
慎重で、丁寧で、堅実。
だからこそ、あの小さなお店を一から作り上げられたのだ。
わたしは横で見守りながら、また胸の中で決意が固くなっていった。
刺繍糸店、本気で作ろう。
彼女がもっと自由に創れるように。
選ぶ時間をもっと楽しめるように。
そして、王都で“彼女の感性”をもっと広げられるように。
店の場所は……そうだな。
デイジーさんが散歩で通える場所がいい。
遠すぎず、近すぎず。
人通りはそこそこ、でもごった返しすぎない道。
あの小さな庭のある店から数分の場所が理想だ。
帰り道、わたしは王都の地図を頭の中で思い浮かべながら歩いていた。
「この辺りなら……いや、もっと南の区画か?」
ぶつぶつと考えていると、デイジーさんが首をかしげた。
「アンドレさん?」
「あ、すみません。ちょっと考えごとを」
「お仕事ですか?」
彼女の問いかけに、思わず笑ってしまった。
いやまあ、そうとも言えるし、まったく違うとも言える。
「ええ、仕事です。……とても大事な用のことを」
これは嘘ではなかった。
その後、小間物屋に寄り、針やレースを買った。
王都には種類が豊富で、通りの店ごとに特徴がある。
彼女は迷うように、しかし楽しみながら選んでいた。
「こんなに種類があるんですね」
「ええ。王都は広いですから」
「いつか全部見てみたいです」
「全部? じゃあ、全部回りましょう」
そう言うと、彼女はぱっと笑った。
その笑顔を見ると、胃の奥がきゅっと熱くなる。
これを守りたい。
そう思ったのは、初めてではなかった。
けれど今日、それがひどく強く胸に迫った。
彼女はただ、針と糸が好きで、静かに働くだけの人だ。
誰にも害を与えず、誰の悪口も言わず、ただ自分の手の中の小さな世界を丁寧に生み出している。
そんな人の人生を壊そうとしたリーフ商会。
あの連中への怒りは、今も薄れていない。
しかし今日は復讐の話ではなく、未来の話だ。
デイジーさんが、王都で根を張って生きていくための道を作りたい。
そのために――わたしにできることをしたい。
散歩の最後に、市場の外れのカフェに入った。
彼女が疲れていないかと気になったからだ。
座ると、彼女は少しほっとした顔をした。
「今日、たくさん歩きましたね」
「はい。でも、楽しかったです」
「それはよかった」
「アンドレさんが付き合ってくださったおかげです」
その言葉に胸が跳ねた。
カップの縁を見つめたまま、彼女が続けた。
「こうして王都を歩くの、好きなんです。お店に行く時はいつも楽しくて」
「そうですか?確かに楽しいですね」あなたと一緒だからの気持ちを込めて答えた。
「王都って、いい街ですよね」
ああ。
その言葉を聞けただけで、今日一日が報われた気がした。
夕方、彼女を店の前まで送り届けた。
白いカーテンの向こうから、柔らかい光がこぼれている。
「今日は楽しかったです。ありがとうございました」
「こちらこそ。……また行きましょう」
「はい」
彼女がドアを閉める時、ふと振り返った。
「アンドレさん」
「はい」
「わたし……ここに来てよかったです」
その笑顔が、夕陽に照らされて柔らかく光った。
心臓が強く打った。
彼女が中に戻り、扉が閉まると、わたしは深く息を吐いた。
帰り道。
街灯がともり始めた王都の通りを歩きながら、わたしは再び決意した。
刺繍糸の店を作ろう。
デイジーさんが散歩で通える場所に。
彼女がこの街で、もっと自由に、もっとのびのび過ごせるように。
彼女の未来のために。
そして、おそらく
わたし自身の未来のためにも。
通りに漂うパンの香り、馬車のひづめの音、街を行き交う人々の軽やかな声が、まだ柔らかい光に照らされて揺れていた。
その横で、デイジーさんは白い布バッグを抱え、静かに息を吐いた。
「今日は、どこから回りましょうか?」
そう尋ねると、彼女は振り返り、ほんの少し迷ってから言った。
「布屋さんから……いえ、最初は刺繍糸のお店に行きたいです」
その返事だけで、胸の奥が少し温かくなる。
王都に来た頃よりずっと、声が明るい。歩く時の背筋も伸びていて、足取りが柔らかい。
この街で新しく生きなおそうとする人の背中は、こんなにも美しいのか。
「じゃあ、刺繍糸の店へ行きましょう。案内してください」
そう言うと、彼女は小さく笑った。
「わたしのほうが詳しいですね」
「ええ、わたしなんかよりずっと」
その通りだった。
王都に住んでいるのはわたしの方なのに、刺繍糸や布の店に関しては、圧倒的に彼女のほうが道を知っていた。
何度もこの通りを歩いて覚えたのだろう。王都に来てから、彼女は孤独を抱えながらも、黙々と歩き、探し、選んできたのだ。
その姿を想像すると、少し胸が締めつけられた。
けれど同時に、誇らしくもあった。
最初に向かったのは、小さな裏路地の刺繍糸屋だった。
扉を開けると、店主の女性が目を細めて、
「あら、また来てくれたのね」と声をかけた。
また
その言葉に、少し驚いた。
デイジーさんは「はい」と小さく返事をして、棚の前に立った。
色とりどりの糸が壁一面に並び、光を受けて淡く輝いている。
彼女は糸をひとつずつ手に取り、指先で撫で、そっと戻したり、迷いなく籠に入れたりする。
その手つきが、本当に愛おしかった。
刺繍糸を選ぶときの彼女は、言葉ではなく指先で会話をしているように見える。
迷い、喜び、ひらめき……そういうものが、糸を触る指に全部出ていた。
わたしは思わず声に出しそうになった。
全部、買えばいいのに。
しかし、喉の奥でその言葉を押しつぶした。
彼女は無駄遣いを嫌う人だ。背伸びをしてまで買うこともしない。そんなところが、また良いのだ。
ただ、見ていると胸が焦れる。
この人は、どれほどの色を心に持っているんだろう。
どれほどの刺繍を、まだ世界に生み出していないんだろう。
ふと、ある考えが胸の奥に芽を出した。
刺繍糸の店、作れないだろうか?
彼女の店の近くで。散歩のついでに通える場所で。
刺繍糸と、小物と、布。
彼女が選びやすいように、彼女が欲しいものを置けるように。
デイジーさんの手が、もっと自由に動く場所を。
その考えは、まるで一気に形になっていった。
木工職人として、店の棚も什器も作れる。
運送会社の仕込みも巧く行っている。
いまのわたしにはできる。
彼女のために、彼女の仕事がもっと輝くために。
いや、違う。
もちろん彼女のためでもあるが、同時にわたし自身が欲しいのだ。
彼女が布に向かう姿を、糸を選ぶ姿を、もっと長く見たい。
彼女が生み出す刺繍の世界を、少しでも支えたい。
「アンドレさん?」
突然、呼ばれて我に返った。
「はい」
「ずっと黙っていましたけど、もしかして退屈でした?」
「いや、まさか。見とれていました」
「見とれて……?」
彼女は首をかしげ、薄く頬を赤く染めた。
しまった、と心で思う。
けれど、後悔はしなかった。
次に向かったのは布屋だ。
店に入った瞬間、まるで色の海に飛び込んだようだった。
布が山のように積まれ、その間を歩くデイジーさんの姿は、不思議と絵になっていた。
「この布、触ってもいいですか?」
「どうぞ、手で確かめてね」
店主の男が優しく言う。
デイジーさんの指が布の上をなぞるたび、わたしの視線も自然とそこに吸い寄せられた。
布を選ぶその姿は、真剣そのものだ。
目が少し細まり、口元に小さな緊張が宿る。
彼女が「仕事」の顔になる瞬間を見るのが、わたしは好きだった。
彼女は何枚かの布を選び、値段を聞いて計算していた。
慎重で、丁寧で、堅実。
だからこそ、あの小さなお店を一から作り上げられたのだ。
わたしは横で見守りながら、また胸の中で決意が固くなっていった。
刺繍糸店、本気で作ろう。
彼女がもっと自由に創れるように。
選ぶ時間をもっと楽しめるように。
そして、王都で“彼女の感性”をもっと広げられるように。
店の場所は……そうだな。
デイジーさんが散歩で通える場所がいい。
遠すぎず、近すぎず。
人通りはそこそこ、でもごった返しすぎない道。
あの小さな庭のある店から数分の場所が理想だ。
帰り道、わたしは王都の地図を頭の中で思い浮かべながら歩いていた。
「この辺りなら……いや、もっと南の区画か?」
ぶつぶつと考えていると、デイジーさんが首をかしげた。
「アンドレさん?」
「あ、すみません。ちょっと考えごとを」
「お仕事ですか?」
彼女の問いかけに、思わず笑ってしまった。
いやまあ、そうとも言えるし、まったく違うとも言える。
「ええ、仕事です。……とても大事な用のことを」
これは嘘ではなかった。
その後、小間物屋に寄り、針やレースを買った。
王都には種類が豊富で、通りの店ごとに特徴がある。
彼女は迷うように、しかし楽しみながら選んでいた。
「こんなに種類があるんですね」
「ええ。王都は広いですから」
「いつか全部見てみたいです」
「全部? じゃあ、全部回りましょう」
そう言うと、彼女はぱっと笑った。
その笑顔を見ると、胃の奥がきゅっと熱くなる。
これを守りたい。
そう思ったのは、初めてではなかった。
けれど今日、それがひどく強く胸に迫った。
彼女はただ、針と糸が好きで、静かに働くだけの人だ。
誰にも害を与えず、誰の悪口も言わず、ただ自分の手の中の小さな世界を丁寧に生み出している。
そんな人の人生を壊そうとしたリーフ商会。
あの連中への怒りは、今も薄れていない。
しかし今日は復讐の話ではなく、未来の話だ。
デイジーさんが、王都で根を張って生きていくための道を作りたい。
そのために――わたしにできることをしたい。
散歩の最後に、市場の外れのカフェに入った。
彼女が疲れていないかと気になったからだ。
座ると、彼女は少しほっとした顔をした。
「今日、たくさん歩きましたね」
「はい。でも、楽しかったです」
「それはよかった」
「アンドレさんが付き合ってくださったおかげです」
その言葉に胸が跳ねた。
カップの縁を見つめたまま、彼女が続けた。
「こうして王都を歩くの、好きなんです。お店に行く時はいつも楽しくて」
「そうですか?確かに楽しいですね」あなたと一緒だからの気持ちを込めて答えた。
「王都って、いい街ですよね」
ああ。
その言葉を聞けただけで、今日一日が報われた気がした。
夕方、彼女を店の前まで送り届けた。
白いカーテンの向こうから、柔らかい光がこぼれている。
「今日は楽しかったです。ありがとうございました」
「こちらこそ。……また行きましょう」
「はい」
彼女がドアを閉める時、ふと振り返った。
「アンドレさん」
「はい」
「わたし……ここに来てよかったです」
その笑顔が、夕陽に照らされて柔らかく光った。
心臓が強く打った。
彼女が中に戻り、扉が閉まると、わたしは深く息を吐いた。
帰り道。
街灯がともり始めた王都の通りを歩きながら、わたしは再び決意した。
刺繍糸の店を作ろう。
デイジーさんが散歩で通える場所に。
彼女がこの街で、もっと自由に、もっとのびのび過ごせるように。
彼女の未来のために。
そして、おそらく
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