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第61話 小国群のある国その後の話
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おれはある小さな国の軍に所属している。ある日まわりの国と共同でリーブル王国を攻めることになった。
リーブル王国はあこがれの地だ。同級生がお茶会の護衛になって王都に行ってお土産を買って戻って来たのだ。ビスケットだったが香辛料のいい匂いがして口に入れるとほんとに溶けた。入れ物も可愛かった。同級生の妹はビスケットの缶にハンカチを入れているらしい。
だから、連合軍に選ばれた時は嬉しかった。戦争だからやばいが、後ろにいれば多分大丈夫だろう。
道中は戦闘もあって怖かったが王都ではなぜか歓迎された。そして屋台で買い食いしてお土産を買った。あのビスケットの店はやってなかったが、おれにも買える小物を買った。
「これは宝石?」
「いや、ガラスだ。そっちは石。だけどきれいだろ。兄さんみたいな色男から貰えばガラスも宝石になるよ」
そういって店主は綺麗な袋に入れてくれた。
だが、今、おれは国に向かって急いでいる。国の王都が・・・小さいけど・・・襲われたと言うのだ。そしてどういうわけか、上官が買い込んだ土産を背負っている。
こんなに買い込んだのだ。おれのささやかな土産が潰れてなければいいが・・・
そして、王女様とかが一緒になった。
王国のお姫様はそんなにお姫様って感じじゃない。この人が国に来ておれたちにいいことがあるのだろうか?
上官は前のお茶会の護衛をしたとかでお姫様が親しく話しかけているが迷惑そうだ。
人に荷物を持たせるからだ。ざまみろ!・・・この峠を超えれば国が見える。なんだか空気が美味しい。
おれのお土産は袋に皺が寄っていたが無事だった。妹も母も喜んでくれた。そしてミーナに思い切って渡した。そして結婚を申し込んだらうなずいてくれた。
春になったら結婚することになった。おれたちは幸せだったがどうもお城は騒ぎになっているそうだ。
あの王女様が威張っているとか・・・そしてある我が国のある令嬢が
「もう王国は滅びているでしょ。国も財産もなにもない居候」と言い返したらしい。
考えてみればそれはそうだよな。王国は滅びた。だからあの威張りんぼは、ここにいるんだよな。
お城の人も鬼じゃないから王女様を追い出したりしてないみたい。王国の他の人は商店の手伝いを始めたり、馬の世話の手伝いをしているらしい。その人は言ってんだって
「馬が好きでね。ずっと馬と過ごしたいと思っていた。貴族もそれなりに楽しかったけど今のほうが幸せだね」って
王女様は王女様しかできないってことかな。
そうしていると、クレールスター皇国から兵を連れた人が来てこの国とこの国の両隣りを一つの国にするって言って来たんだ。
三国のうちのどこかを王様にすると不公平だから王様はよそから連れて来るって言った。
正しいような気がするがなんかおかしい様な気もする。
するとあの王女様が言い出したのだ。
「わたしはクレールスター皇国の使用人だ。だからその辺の人間より偉い。丁寧に接しなさい」って
これは最初から間違ってるし、最後まで間違っている。
そして王女様がこういうと
「わかった」と皇国の人が答えて、王女様を連れて行った。
そして、おれたちの国はなくなり広い国になった。チャールズって人が王様になった。この人はいい人だった。
例えば冬の間の仕事を考えてくれておれたちは冬の間、道作りをした。もちろん給料をくれた。お金を貰えて道も綺麗になった。
おれの所に二人目の子供が生まれる頃、また国が大きくなった。王都への道も綺麗になった。子供が大きくなったら家族で行くつもりだ。
王都の新しい王様はマイルス・ハトンと言う人で、ここの王様のチャールズ様と仲良しだと聞いている。
いいなぁ王都。同じ屋台はないだろうが、おれたちが宿舎にした家はあるだろう。
酔っ払って傷つけたテーブルはホントごめんなさいだ。
隣りの家の人は元気だろうか?毎日庭の手入れをしてて、時々草むしりを手伝いながら世間話をした。お礼にご馳走になったビスケットは家のビスケットと似た味だった。
おっと、おれは立ち上がった。夢をみている場合じゃない、種まきの準備をしなくては、おれは家族と畑を守っていくのだ。
リーブル王国はあこがれの地だ。同級生がお茶会の護衛になって王都に行ってお土産を買って戻って来たのだ。ビスケットだったが香辛料のいい匂いがして口に入れるとほんとに溶けた。入れ物も可愛かった。同級生の妹はビスケットの缶にハンカチを入れているらしい。
だから、連合軍に選ばれた時は嬉しかった。戦争だからやばいが、後ろにいれば多分大丈夫だろう。
道中は戦闘もあって怖かったが王都ではなぜか歓迎された。そして屋台で買い食いしてお土産を買った。あのビスケットの店はやってなかったが、おれにも買える小物を買った。
「これは宝石?」
「いや、ガラスだ。そっちは石。だけどきれいだろ。兄さんみたいな色男から貰えばガラスも宝石になるよ」
そういって店主は綺麗な袋に入れてくれた。
だが、今、おれは国に向かって急いでいる。国の王都が・・・小さいけど・・・襲われたと言うのだ。そしてどういうわけか、上官が買い込んだ土産を背負っている。
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そして、王女様とかが一緒になった。
王国のお姫様はそんなにお姫様って感じじゃない。この人が国に来ておれたちにいいことがあるのだろうか?
上官は前のお茶会の護衛をしたとかでお姫様が親しく話しかけているが迷惑そうだ。
人に荷物を持たせるからだ。ざまみろ!・・・この峠を超えれば国が見える。なんだか空気が美味しい。
おれのお土産は袋に皺が寄っていたが無事だった。妹も母も喜んでくれた。そしてミーナに思い切って渡した。そして結婚を申し込んだらうなずいてくれた。
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あの王女様が威張っているとか・・・そしてある我が国のある令嬢が
「もう王国は滅びているでしょ。国も財産もなにもない居候」と言い返したらしい。
考えてみればそれはそうだよな。王国は滅びた。だからあの威張りんぼは、ここにいるんだよな。
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正しいような気がするがなんかおかしい様な気もする。
するとあの王女様が言い出したのだ。
「わたしはクレールスター皇国の使用人だ。だからその辺の人間より偉い。丁寧に接しなさい」って
これは最初から間違ってるし、最後まで間違っている。
そして王女様がこういうと
「わかった」と皇国の人が答えて、王女様を連れて行った。
そして、おれたちの国はなくなり広い国になった。チャールズって人が王様になった。この人はいい人だった。
例えば冬の間の仕事を考えてくれておれたちは冬の間、道作りをした。もちろん給料をくれた。お金を貰えて道も綺麗になった。
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