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75 好きぃ!
「比較すべくもなくあなたです!」
「国も家も捨てて私と愛の逃避行をしてくれますかっ!」
「もちろんですとも!どこへなりとお供しましょう」
「好きっ!愛してる!」
「私もです! 」
ぎゅぎゅ~っとレイ殿と抱き合ってしまった。皆の前で!キャッ恥ずかしい。
「あ、あのっオル殿っ……!」
「地獄の果てまで離しませんけれど?」
「いえ、地獄に行くつもりはないですぅ~……」
マシェもぎゅーーっと抱き合ってるからまあいいや。
「い、一体何があったんです!?」
事情を知らないメイドちゃん達がびっくりしてるけれど、これからの身の振り方も考えて、全員と相談をしなくちゃいけない。何せ相手は王様だ、それに逆らうということは色々覚悟しなくちゃいけないんだから。
「王様に逆らわなくちゃいけなくなっちゃった」
「く、詳しい話を教えて下さい……」
「もちろんだとも」
この世界で、王様に逆らうと言うことは死ぬことと同意義を持ってしまう。でも私は赤女と結婚したくないし、マシェと離れて暮らしたくもない。
「という感じなんだ。だから、多分この国から逃げ出して、どこか北の国に愛の逃避行をしないと駄目なんだよねー」
「ロマンチック……!」
外の雷が一瞬止んで、ふわふわ~っと白い物が降り始めたから、女神様が「それも良いわね?!」って思ったに違いない。
「だから、この屋敷に住み続けることはできなくなりそう……折角皆と仲良くなれたのに、すごく残念だ」
「撤回してくれように動くつもりだけど……ちょっと厳しいかなぁ」
全員が青い顔をする。当然だろう、大きな決断を迫っているんだから。
「すぐには決められない事だと思う。返事はなるべく伸ばすけれど、どうしたいかそれぞれ考えて欲しい」
せっかく楽しい生活だったのに、長く続かない物なんだな……窓の外を見ると、また空が黒雲に覆われている。きっとこのことは女神様の想定外だったんだろうな。こんなのは見たくないっていう意思を感じるよ。
「実家に行って勘当されてきました。絶対リュキを離すなと全員から応援されました」
「ごめんね、レイ殿……貴族じゃなくなっちゃったね」
「貴族よりあなたの家族になりたかったので」
「な、なにそれイケメンっ!抱いてっ」
「喜んで! 」
前の自分なら落ち込んで死のうとか思ったかもしれない。マシェがいても二人だけだったらやっぱり絶望して死のうとか思ったかもしれない。でも今、私には超絶イケメンのレイ殿がいてくれる。
「さあ、早くベッドへ行きましょう」
そんな風に冗談をいいながら皆が沈まないようにしてくれている。
「隣国の北端の修道院が10年ほど前から異常豪雪に見舞われ閉ざされているそうです。そこに逃げましょう」
「えええー?!どこですかーそれ!」
オル団長も実家から勘当されて戻って来た。
「これで私達が何かしでかしても公爵家に迷惑をかけることはありません。後で城に殴り込んで騎士も辞めて来ます」
「い、良いの?オル殿……拙者、秘密の恋人でも良いよ?」
「少し淫靡な感じがして楽しそうですが、私はマシェとずっと一緒にいたいので」
「オル殿!好きぃ!」
「ふふ、私もです。気が合いますね」
私達の旦那様はやることがちょっと極端だけどとても嬉しかった。
「国も家も捨てて私と愛の逃避行をしてくれますかっ!」
「もちろんですとも!どこへなりとお供しましょう」
「好きっ!愛してる!」
「私もです! 」
ぎゅぎゅ~っとレイ殿と抱き合ってしまった。皆の前で!キャッ恥ずかしい。
「あ、あのっオル殿っ……!」
「地獄の果てまで離しませんけれど?」
「いえ、地獄に行くつもりはないですぅ~……」
マシェもぎゅーーっと抱き合ってるからまあいいや。
「い、一体何があったんです!?」
事情を知らないメイドちゃん達がびっくりしてるけれど、これからの身の振り方も考えて、全員と相談をしなくちゃいけない。何せ相手は王様だ、それに逆らうということは色々覚悟しなくちゃいけないんだから。
「王様に逆らわなくちゃいけなくなっちゃった」
「く、詳しい話を教えて下さい……」
「もちろんだとも」
この世界で、王様に逆らうと言うことは死ぬことと同意義を持ってしまう。でも私は赤女と結婚したくないし、マシェと離れて暮らしたくもない。
「という感じなんだ。だから、多分この国から逃げ出して、どこか北の国に愛の逃避行をしないと駄目なんだよねー」
「ロマンチック……!」
外の雷が一瞬止んで、ふわふわ~っと白い物が降り始めたから、女神様が「それも良いわね?!」って思ったに違いない。
「だから、この屋敷に住み続けることはできなくなりそう……折角皆と仲良くなれたのに、すごく残念だ」
「撤回してくれように動くつもりだけど……ちょっと厳しいかなぁ」
全員が青い顔をする。当然だろう、大きな決断を迫っているんだから。
「すぐには決められない事だと思う。返事はなるべく伸ばすけれど、どうしたいかそれぞれ考えて欲しい」
せっかく楽しい生活だったのに、長く続かない物なんだな……窓の外を見ると、また空が黒雲に覆われている。きっとこのことは女神様の想定外だったんだろうな。こんなのは見たくないっていう意思を感じるよ。
「実家に行って勘当されてきました。絶対リュキを離すなと全員から応援されました」
「ごめんね、レイ殿……貴族じゃなくなっちゃったね」
「貴族よりあなたの家族になりたかったので」
「な、なにそれイケメンっ!抱いてっ」
「喜んで! 」
前の自分なら落ち込んで死のうとか思ったかもしれない。マシェがいても二人だけだったらやっぱり絶望して死のうとか思ったかもしれない。でも今、私には超絶イケメンのレイ殿がいてくれる。
「さあ、早くベッドへ行きましょう」
そんな風に冗談をいいながら皆が沈まないようにしてくれている。
「隣国の北端の修道院が10年ほど前から異常豪雪に見舞われ閉ざされているそうです。そこに逃げましょう」
「えええー?!どこですかーそれ!」
オル団長も実家から勘当されて戻って来た。
「これで私達が何かしでかしても公爵家に迷惑をかけることはありません。後で城に殴り込んで騎士も辞めて来ます」
「い、良いの?オル殿……拙者、秘密の恋人でも良いよ?」
「少し淫靡な感じがして楽しそうですが、私はマシェとずっと一緒にいたいので」
「オル殿!好きぃ!」
「ふふ、私もです。気が合いますね」
私達の旦那様はやることがちょっと極端だけどとても嬉しかった。
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