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一章
2※天使視点
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私は天使。今、黒竜様に鷲掴みにされているの。
皆様はじめまして。天使です。
え?名前ですか?いやー、天使は名前ないんですよ!
女神様…生命の女神様が「何百人も名前つけるとか面倒」と仰いまして。
一応『第四位その1』と呼ばれることはありますね。四番目に偉い天使達、その中で一番目に創られたって意味です。
私達第四位の天使の仕事は女神様のお世話なんですよ。えっへん‼
…話が逸れましたね。
とにかく!私は天界の空を絶賛満喫中なのです!
黒竜様がゆっくり飛んでくださっているのでだいぶ落ち着いてきましたよ。
「絶景ですね~」
天界は女神様が創った神様達が生活(と仕事)している場所なんです。いや~、豪華で圧倒されますね。素晴らしい観光スポットですよ!流石に旅行客なんて来ませんけどね。
女神様はよく『ブラック企業だ!』と愚痴っていますがいまだに意味が分からないんですよねー!ハッハッハッハッハー!
「いい天気ですねー」
「明日は雨らしいぞ」
「そうなんですか?女神様の洗濯物どうしましょう…」
「焼けば?」
「何でですか…駄目ですよ」
「なら食べる?」
「そんな趣味はありません!そもそも不味そうですし」
焼いて食べるってお肉ですか。
……んん?あれれ?よく見ると女神様がお住まいの宮殿とは別方向に飛んでいるような…。
「黒竜様、女神様の宮殿に行かれるのでは?」
「いや。女神は今、森の湖で水浴び中だ」
「……。何故お世話係の私が知らない事を黒竜様がご存知なので?」
「少し前、女神に『水浴びしに行くねー』て言われたから」
「水浴び…。仕事の息抜きですかね?」
「知らん」
「デスヨネー」
女神様!そのような情報は幼なじみの黒竜様ではなく、お世話係の私達にお伝え下さい!現場が混乱しますから!
「お?見えてきた」
どうやら女神様が水浴びしている湖のある森が近づいてきたようです。
「女神が水浴び中かもしれないし、ちょっと見てきてくれ」
「あ。そうですね、さすがに……」
その時、私は嫌な予感がしました。
女神様のお世話をしていると感覚が研ぎ澄まされるみたいで……言い様の無い不安が襲って来たのです。
「黒竜様、何をしているのですか?」
「投げる準備」
「何を?」
「天使。第四位その1…その2だったっけ?まあいいや」
「何処に?」
「女神の居る湖」
「黒竜様話せば分かり「うらあっ!」
「ぎゃあああぁぁぁーーー!」
「何してるの?」
女神様が怪訝な顔をしながら聞いてきます。
分かりますよ!今の女神様の気持ちが!
水浴び中にお世話係が空から降ってきたら誰だってそうなりますよ、ええ。
しかし私は女神様にお伝えしないといけません。
「もう直ぐ黒竜様が来ます。服を着て下さい」
女神様は困ったような顔をします。
何故に?服着たくないの?見せたいの?見せつけたいの?私と違って女神様のスタイル良いですけどね‼
「あなたが落ちてきた?時の影響で服が飛んでいってしまったみたいで…見当たらないの」
「……」
「仕方ないわ。あなたが服になりなさい」
「は?」
「あなたの後ろに隠れながら黒竜君と話すわ。それともあなたの服を剥ぎ取る?」
「はっ!私が服になりますデス!」
そうこうしていると黒竜様が降りて来ました。慎重に降りて来たので森への被害はほとんど無いようです。
森への気配りが出来るのなら、私にも気配してほしかったです…。
ちなみに、落ちた時に出来た傷はいつの間にか女神様が治してくださったようです。流石『生命の女神』様。全裸だけど。
「何故天使の後ろに?」
そりゃそうだ。
ですが今の女神様を男性に見せる訳にはいきません!
「天使の…いえ、黒竜君のせいで服が飛ばされたのよ」
私も大変な目に遇いましたよまったく…。
あと女神様、今私のせいって言いませんでしたか?
「服ってお前……最初から着て無かっただろ?」
「「は?」」
女神様と私。見事なハモりです。
そして衝撃的新事実が発覚!女神様は裸族になってしまったのー⁉
「湖に行くって言ってきたとき、でかいタオル…バスタオルだっけ?一枚巻いてただけだったろ」
「あーー……後で天使に持って来てって言うの忘れてた」
これが……ブラック企業か。
皆様はじめまして。天使です。
え?名前ですか?いやー、天使は名前ないんですよ!
女神様…生命の女神様が「何百人も名前つけるとか面倒」と仰いまして。
一応『第四位その1』と呼ばれることはありますね。四番目に偉い天使達、その中で一番目に創られたって意味です。
私達第四位の天使の仕事は女神様のお世話なんですよ。えっへん‼
…話が逸れましたね。
とにかく!私は天界の空を絶賛満喫中なのです!
黒竜様がゆっくり飛んでくださっているのでだいぶ落ち着いてきましたよ。
「絶景ですね~」
天界は女神様が創った神様達が生活(と仕事)している場所なんです。いや~、豪華で圧倒されますね。素晴らしい観光スポットですよ!流石に旅行客なんて来ませんけどね。
女神様はよく『ブラック企業だ!』と愚痴っていますがいまだに意味が分からないんですよねー!ハッハッハッハッハー!
「いい天気ですねー」
「明日は雨らしいぞ」
「そうなんですか?女神様の洗濯物どうしましょう…」
「焼けば?」
「何でですか…駄目ですよ」
「なら食べる?」
「そんな趣味はありません!そもそも不味そうですし」
焼いて食べるってお肉ですか。
……んん?あれれ?よく見ると女神様がお住まいの宮殿とは別方向に飛んでいるような…。
「黒竜様、女神様の宮殿に行かれるのでは?」
「いや。女神は今、森の湖で水浴び中だ」
「……。何故お世話係の私が知らない事を黒竜様がご存知なので?」
「少し前、女神に『水浴びしに行くねー』て言われたから」
「水浴び…。仕事の息抜きですかね?」
「知らん」
「デスヨネー」
女神様!そのような情報は幼なじみの黒竜様ではなく、お世話係の私達にお伝え下さい!現場が混乱しますから!
「お?見えてきた」
どうやら女神様が水浴びしている湖のある森が近づいてきたようです。
「女神が水浴び中かもしれないし、ちょっと見てきてくれ」
「あ。そうですね、さすがに……」
その時、私は嫌な予感がしました。
女神様のお世話をしていると感覚が研ぎ澄まされるみたいで……言い様の無い不安が襲って来たのです。
「黒竜様、何をしているのですか?」
「投げる準備」
「何を?」
「天使。第四位その1…その2だったっけ?まあいいや」
「何処に?」
「女神の居る湖」
「黒竜様話せば分かり「うらあっ!」
「ぎゃあああぁぁぁーーー!」
「何してるの?」
女神様が怪訝な顔をしながら聞いてきます。
分かりますよ!今の女神様の気持ちが!
水浴び中にお世話係が空から降ってきたら誰だってそうなりますよ、ええ。
しかし私は女神様にお伝えしないといけません。
「もう直ぐ黒竜様が来ます。服を着て下さい」
女神様は困ったような顔をします。
何故に?服着たくないの?見せたいの?見せつけたいの?私と違って女神様のスタイル良いですけどね‼
「あなたが落ちてきた?時の影響で服が飛んでいってしまったみたいで…見当たらないの」
「……」
「仕方ないわ。あなたが服になりなさい」
「は?」
「あなたの後ろに隠れながら黒竜君と話すわ。それともあなたの服を剥ぎ取る?」
「はっ!私が服になりますデス!」
そうこうしていると黒竜様が降りて来ました。慎重に降りて来たので森への被害はほとんど無いようです。
森への気配りが出来るのなら、私にも気配してほしかったです…。
ちなみに、落ちた時に出来た傷はいつの間にか女神様が治してくださったようです。流石『生命の女神』様。全裸だけど。
「何故天使の後ろに?」
そりゃそうだ。
ですが今の女神様を男性に見せる訳にはいきません!
「天使の…いえ、黒竜君のせいで服が飛ばされたのよ」
私も大変な目に遇いましたよまったく…。
あと女神様、今私のせいって言いませんでしたか?
「服ってお前……最初から着て無かっただろ?」
「「は?」」
女神様と私。見事なハモりです。
そして衝撃的新事実が発覚!女神様は裸族になってしまったのー⁉
「湖に行くって言ってきたとき、でかいタオル…バスタオルだっけ?一枚巻いてただけだったろ」
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これが……ブラック企業か。
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