最強魔導師エンペラー

ブレイブ

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4章 兄を止めるために

第三十一魔法 赤黒い世界

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ブレイブ「破滅終焉斬」

僕は兄さんに破滅終焉斬を放った

フリート「氷雷斬」

俺は氷の魔剣と雷の魔剣を合わせた氷雷の大剣で、ゼロ向かって斬りかかった

ゼロ「魔法障壁全」

俺はブレイブ、フリート。2人が放った技を魔法障壁全で、防いだ。魔力を使い魔法障壁全の防御力を上げたからだけどな

ブレイブ「砕けろ」

僕が呟くと、魔法障壁全は粉々に砕けた

ゼロ「ちっ」

魔法障壁が粉々に砕けた瞬間、ブレイブの放った。破滅終焉斬と、フリートが放った。氷雷斬を避けた

ゼロ「エンペラーキャノン」

ブレイブ「消えろ」

僕は言葉を呟くと、エンペラーキャノンは消えた

ゼロ「お前は前しか見えてないのか?」

ブレイブ「しまった」

声がした方を向くと、兄さんが上空に居て、雷霆を放つ瞬間だった

ゼロ「ブースト雷霆」

俺は雷霆にブーストを付与した雷霆をブレイブに向かって放った

ブレイブ「相棒」

フリート「分かってるよ」

フリート「雷氷斬」

今度は雷の魔剣と氷の魔剣を合わせた雷氷の大剣でゼロが放ったブースト雷霆を斬った

フリート「こう言う事だろ?ブレイブ」

ブレイブ「正解」

ゼロ「フリート。どうして、ブースト雷霆を斬れた?今のはエンペラーキャノンとほぼ同じ威力だぞ?」

フリート「絆だよ」

ゼロ「絆?そんな感情論で動ける人間はごく少人数だけだ」

ブレイブ「感情論じゃないッッッ!!!!」

ブレイブ「妹が居たり、守りたい人が居れば、人は動けるッ!!」

フリート「ああそうだ。人は感情論だろうが、原動力があれば、人は動けるんだよッ!!」

ゼロ「……馬鹿馬鹿しい、人間はそう単純に動く奴は少ないんだよ。人間、自分の事が一番大事なんだ。お前らの様に、偽善の様な奴らは少ないんだよ」

ブレイブ「……兄さんだったら分かるはずだよ?2代目エンペラーとして、活躍していた時」

ブレイブ「僕、学園新聞で兄さんが人を助けたり、悪い魔獣を倒したのを知った時。僕、兄さんに憧れを持ったんだ」

ゼロ「やめろよ」

俺の頭の中にはブレイブとフィルと一緒に暮らしていた時の事を思い出した

ゼロ「ただいま~」

俺はギルドから依頼を受けた魔獣を討伐し、ギルドに報告してから、報酬を貰ってから、可愛い弟、妹が待ってる家に帰ってきた。まあ、七歳でギルドに加入してるのは俺だけだかな

ブレイブ(幼少期)「ねえねえ、お兄ちゃん」

ゼロ「どうした?」

家に帰ると、可愛い弟。ブレイブがジャンプして抱きついてきた

ブレイブ(幼少期)「お兄ちゃん。今日も悪い魔獣さんを倒したの?」

ゼロ「そうだぞ、お兄ちゃんは強いからな」

ブレイブ(幼少期)「僕も、強くなれるかな?」

ゼロ「なれるぞ、お兄ちゃんが保証する」

俺はブレイブに言った言葉は綺麗事ではなく、実際ブレイブは魔力だけならエンペラーに近い、後五年経って、十歳に成ったら、三代目エンペラーに成っているだろう

ブレイブ(幼少期)「えへへ、やった~」

ゼロ「全く、可愛いな~」

俺はブレイブを抱き締めた。俺はブレイブとフィルの純粋無垢な可愛さが大好きだ

ブレイブ(幼少期)「……お兄ちゃん。離して」

ゼロ「え。どうしてだ?」

俺はブレイブを抱き締めながらも、動揺して、少し、震えた

ブレイブ(幼少期)「お兄ちゃん。震えてるけど、大丈夫?」

お兄ちゃんは僕を抱き締めているが、震えていた

ゼロ「ああ、大丈夫だ。それで、どうして離してほしいんだ?」

俺は震えていた身体を止めて、ブレイブに聞いた

ブレイブ(幼少期)「だって、フィルの前では頼れるお兄ちゃんで、いたいから、今フィルに見られた恥ずかしい、から///」

ゼロ「別に良いじゃねぇか~お前のオフの状態って事で」

俺はブレイブに頬ずりをした

ブレイブ(幼少期)「あぅ」

ゼロ「可愛いな~」

フィル(幼少期)「ゼロお兄ちゃん。お帰り♪」

ゼロ「ただいま、フィル」

ブレイブを抱き締めていたら、可愛い妹。フィルが来た

フィル(幼少期)「ゼロお兄ちゃん。僕も抱っこして」

ゼロ「ブレイブ。どうする?」

フィル(幼少期)「ブレイブお兄ちゃん。変わって?」

ブレイブ(幼少期)「………やだ。今日は僕。オフだから」

フィル(幼少期)「変わって!!」

僕はブレイブお兄ちゃんに向かって、大声を出した

ゼロ「まあまあ、明日はフィルが甘えるって事で、いいか、ブレイブ?」

ブレイブ(幼少期)「……うん」

ゼロ「フィルもそれで、いいか?」

フィル(幼少期)「うん♪」

ゼロ「(ほっ)」

俺は心の中で、胸を撫で下ろした

ゼロ「ブレイブ、フィル。お腹すいたか?」

ブレイブ(幼少期)・フィル(幼少期)「すいた~」

ゼロ「(可愛いな全く~)」










ゼロ「早く寝ろよ」

あの後。俺達は晩御飯を食べた。まあ、晩御飯の準備はほとんどブレイブがやって、俺が準備したのは皿位だがな

フィル(幼少期)「ゼロお兄ちゃんも一緒に寝よ?」

ゼロ「ごめん。ギルドから急に依頼が入ったから、また明日、一緒に寝るから」

フィル(幼少期)「やだッ一緒に寝る!!」

ゼロ「(仕方ない、ギルドには行けないって言うしかないか)」

俺はギルドに連絡しようとした時、ブレイブが言った

ブレイブ(幼少期)「フィル。お兄ちゃんと一緒に寝よ?」

フィル(幼少期)「うん♪ブレイブお兄ちゃんと一緒に寝る♪」

ゼロ「ありがとな。ブレイブ」

まあ、ギルドには弟、妹が居るから、依頼はたまに受けれないって、ギルドマスターに言ってるがな











ゼロ「………ぇ」

ゼロ「こんな記憶。いらねぇッ!!」

ゼロ「俺が作る理想郷は強者だけが居る世界だ。強者の世界の王と成る俺にとって、過去の記憶は邪魔だッ!!!!」

俺は叫ぶと、周辺の夜空は赤黒い空に変わった

ブレイブ「な!?」

ゼロ「消えろ」

ゼロ「ゼロ・エンド」

俺は周辺の赤黒い空を集めて、赤黒い球を作り、ブレイブ、フリート。2人に向かって、放った

ブレイブ「フリート」

フリート「何だ?」

ブレイブ「髪。変わってないね」

僕は今ヤバい状況なのに、何故か、落ち着いていた

フリート「まあな、俺は黒髪の方が、自分だなって事が分かるからな」

ブレイブ「さて、どうするか、僕の魔眼でも、無理そうだからね」

フリート「お前、魔眼持ってたのかよ!?」

フリート「まあ、そんな事は置いといて、どうするか」

フリート「……アレ。やってみるか?」

ブレイブ「やってみよう」

僕達は手を合わせた。その瞬間、究極魔方陣が展開された

ブレイブ・フリート「究極魔方陣の力よ我らの魔力と魔法を極め、究極魔方陣最強の魔法を放たん」

ブレイブ・フリート「救済の未来(サルベーション・フューチャー)ッ!!!!」

僕達の足元にあった、究極魔方陣が前方に移動し、究極魔方陣から、極太レーザーが放たれた

ゼロ「な!?」

俺が放ったゼロ・エンドは搔き消され、俺は魔法に飲まれた

ゼロ「まだだッ!!」

俺は風魔法スパイラルを使い、究極魔法を吹き飛ばした

ゼロ「フルヒール」

俺は負傷した身体をフルヒールを使って、治した

???「苦戦してるな~ゼロ」

ゼロ「なんだよ、カムイ」

ブレイブ(カムイって名前なんだ)

空に穴が開き、僕とフィルが、草原で会ったと、悪夢で会った。男の子が現れた

カムイ「ん?」

俺は懐かしい魔力を感じたから、下を向いたら、ゼロの弟が居た

カムイ「おお!ゼロの弟じゃねぇかー」

ゼロの弟に向かって、呼ぶとゼロの弟は驚いた顔をしていた

カムイ「ゼロの弟ー、俺二重人格だからなー」

フリート「何言ってんだ?アイツ」

俺は初対面の人には困らせない様にするが、俺は呆れた。ブレイブも同じかと、見たら、ブレイブは納得していた

ブレイブ「(なるほど。そう言う事か)」

それだったら、合点がいく

ゼロ「それで、何しに来たんだ?邪魔はするなと言っているが」

カムイ「ああ、お前が負けないか、見に来ただけだ」

本当は違う目的だかな

フリート「お前は戦わねぇのかよ」

カムイ「あ?俺が戦ったら、直ぐ終わるが?」

オレは話してきた魔導師に対して、幻術を使った

フリート「!?」

おかしな魔導師が直ぐ終わると言った途端、腕に激痛が走った。腕を見たら、腕が斬れていた

フリート「ああああああああああ」

ブレイブ「フリート!?」

フリートはカムイ君に聞いた途端、腕を押さえた

カムイ「悪い悪い、一番強い幻術を使っちまった」

オレは幻術を解除した

フリート「マジかよ」

俺は幻術と分かった途端、腕の激痛が無くなったて、立ち上がったが、さっきの痛みは本物だった

ブレイブ「フリート。大丈夫?」

フリートは立ち上がったが、冷や汗は出ていた

フリート「大丈夫だって、心配するなよ」

ブレイブ「……分かった」

カムイ「さて、話が落ち着いた所で、オレは戦いを見学しておくよ」

ゼロ「………邪魔はしないか?」

カムイ「ああ、邪魔はしねぇよ」

カムイ「(…………今は、だけだがな)」

ゼロ「そうか」

ゼロ「ブレイブ、フリート。まだ行けるよな?」

フリート「行けるよな?相棒」

ブレイブ「もちろん、行けるよ」

ゼロ「銃剣・ガンブレード」

俺は手に銃剣を出した。そして、ブレイブ達と同じ状況に成るために地上に降りた

フリート「急にどうしたんだよ」

ゼロ「俺なりの敬意だよ」

ゼロ「行くぞッブレイブ、フリートッ!」

ゼロ「ファイヤ」

俺は銃剣から、一発の魔力を付与した弾丸を放った

ブレイブ「魔力拳!!」

僕は拳に魔力を付与した魔力拳で、兄さんの銃剣から放たれた一発の弾丸を殴るのではなく、右手でキャッチした

ブレイブ「フリート!」

フリート「分かってるよ」

俺はブレイブの合図と共に、ブレイブの後ろから現れて、ゼロに向かって突撃した

フリート「ウオオオオオオオオオオッッッ!!」

ゼロに突撃した瞬間、雷氷の大剣で力押しだが、ゼロを吹っ飛ばした

ゼロ「馬鹿力でも、強すぎだろ」

フリート「力だけなら、強いからな」

ゼロ「なるほどな」

俺は起き上がって、足に付いた破片を落とした

ゼロ「力だけ強くても、魔力、魔法も、強くないとダメだよな。ブレイブ」

ブレイブ「そうだね」

ブレイブ「(兄さんが戦いを楽しんでる。もしかしたら)」

ブレイブ「フリート」

フリート「何だ?」

ブレイブ「賭けだけど」

僕はフリートに考えを耳打ちした

フリート「なるほど。確かに、そうなるかもな」

ゼロ「何を話してたんだよ?」

ブレイブ「兄さんが元に戻るかもしれない、方法だよ」

ゼロ「なるほどな」

ブレイブ「…行くよ、相棒」

フリート「おうっ!」

ブレイブ「シャイン」

僕は光魔法を使うと、前方が光に包まれた

ゼロ「くっ」

ブレイブ「心眼一閃」

僕はまぶしい光の中、目を瞑りながら、兄さんを斬った

ゼロ「ぐッ」

ゼロ「何でまぶしい光の中、動けるんだよッ!!」

ブレイブ「魔眼のお陰だよ」

まぶしい光の中だったけど、普通に見えた

ゼロ「なるほどな」

さっきから、急にブレイブの魔力がさらに、飛躍的に上がったのはそう言う事か

ゼロ「(……待てよ)」

ブレイブの隣には相棒のフリートが居なかった

ゼロ「まさか」

俺は上を見上げた。そこにはフリートが居て、魔力をチャージしていた

フリート「気づくのが遅いんだよ」

俺達がした作戦はこうだ。先ず、ブレイブが注意を引き、俺が究極魔法を放つ。これが作戦だ。俺が放つ究極魔法は威力だけなら、俺が一番だ

フリート「くらえ」

雷の魔剣、氷の魔剣を合体し、雷氷の大剣を空に掲げると、雷氷の大剣は超巨大な剣(つるぎ)に変わり、刀身が全て、エネルギー状に成った

フリート「ソードオブ・エンド」

俺は超巨大な大剣。究極雷氷の大剣を振り下ろした

ゼロ「こいつは無理だな」

俺は何の抵抗もせず、エネルギーに飲まれた

ブレイブ「兄さんッ!!」

僕は兄さんの下に走って、向かった

ゼロ「……心配するな。動けないだけだ」

ゼロ「全く、俺が負けるとは」

ゼロ「……フリート」

俺はフリートに言いたい事があるから、身体を起こした

フリート「何だ?」

ゼロ「お前は精神力、忍耐力を強くすれば……四代目エンペラーに成る」

フリート「え!?」

フリート「聞いたか、ブレイブッ!!」

フリート「俺、俺」

ブレイブ「聞いてたから、落ち着いて」

カムイ「何やってんだっゼロッ!?」

オレは我慢の限界が来たため、地上に降りて、ゼロに向かった

ブレイブ「……え」

平和的な話にカムイ君が乱入してきた

ゼロ「カムイ。俺は負けたんだ」

カムイ「お前は俺の魔力で、強くなったんだろうが」

ゼロ「ああ、確かに俺はお前から魔力をもらって、強くなったのは事実だ。だが、それは人を守る為だ」

カムイ「ちっ、分かったよ」

ゼロ「分かってくれたか」

カムイ「違ぇよ、オレの魔力をさらに渡して、お前を暴走させようと思ってよ」

ゼロ「な!?やめてくれッッッ!!」

カムイ「お前は一番強い駒だからな。スラッシュもディノもダメだったからな」

オレはそう言いながら、ゼロに魔力を渡した

ゼロ「ああああああああああああ」

ブレイブ「兄さんッ!!」

僕は兄さんに手を伸ばしたが

カムイ「おっと、触れない方が良い、腐っても三代目エンペラーである、お前でも、我を失うからな」

オレは三代目エンペラーに忠告をすると、家に帰った

ゼロ「強者だけの……世界をオレは作る」

ゼロ「ああああああ」

オレは空に向かって飛び、ジブンの魔力を解放した

ブレイブ「兄……さん」

兄さんは魔力を解放すると、周辺ではなく、空全域が赤黒い色に変わった

ゼロ「オレの目的のために邪魔者は消すッッッ!!」
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