魔界に行ったご令嬢~3分でお見合い即マーキング?~

今泉 香耶

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3. ご令嬢はこうされるのがお好きなようだな

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「あー……あ、あ……」

 自分でも聞いたことがない情けない声をあげている、とリーエンはぼんやりと思う。

 アルフレドは執拗に彼女の耳を甘噛みをし、舌を差し入れ、じゅるじゅると音を立てながら嬲り続ける。
 耳たぶを甘く噛まれ、体をひくつかせるリーエン。舌でべろりと何度も耳を舐め回されたと思えば、吐息と共に細く差し入れられ、リーエンの背筋にぞわりと何かが走り腰が浮く。

 じゅるじゅるとわざと水音を立てながら耳を犯すアルフレドは、時折低い声で「耳で感じるのか」「心配するな。もう片方の耳も可愛がってやる」と囁き、まるで鼓膜まで蹂躙されているようだ。

 耳を舌で犯しつくしながら、アルフレドの指はリーエンの腰やへその辺りを執拗に撫でる。すべてが初めての刺激で無視することが出来ず、リーエンは体を何度もよじってもがく。が、それは何の抵抗にもならず、ただ何かを感じていることを彼に知らせるだけだ。

 耳がふやける。熱い。舐めて、吸って、舌を這わせて、噛んで。じゅるじゅると音をたててまた舐めて耳を犯されて。

「ひ、あ!」

 唾液で湿らせた指を、もう片方の耳に差し込むアルフレド。何がなんだかよくわからず、リーエンは「だめ、だめ、だめ」と子供の駄々のような声をあげるが、アルフレドはお構いなしだ。
 こんなことは知らない。耳に唇を寄せるのは、愛の言葉を囁くためだけだと思っていた。こんな風に、耳だけでもはしたない声をあげさせられるなんて。

「はっ……は、はぁっ……」

「耳だけでそんなに息をあげていては、この先が思いやられるぞ」

「え……んんっ!」

 アルフレドの唇がゆっくりと首筋をなぞり、美しい鎖骨に降りていく。その間も指は彼女の腰を執拗に撫で続けている。くすぐったさとは違う感触から逃げようと腰を動かしても、彼は決して解放しない。

「や、や、だ、嫌……」

 首筋から降りた唇がそのまま鎖骨と鎖骨の間にたどり着き、ゆっくりと胸の中心へと動いていく。むき出しになった弾力のある乳房と乳房の間にアルフレドは顔を埋め

「どちらを先に触って欲しい? 選ばせてやる」

とくぐもった声で問いかけた。

「え……? ど、ち、ら?」

「どちらの乳房を、先に愛して欲しいのか選べ」

「!」

 リーエンは、嫌、と首を横に振った。それを見たアルフレドは、またも酷薄な笑みを浮かべ「そうか」と呟いたかと思うと、同時に左右の乳房を親指と人差し指でひねりあげる。

「んんっ!!」

 痛い、と一瞬だけ思ったのも束の間。無骨な男の指はピンク色の乳首を軽くひっぱりながらくりくりとこねくり回す。ぞわぞわと背筋に何かが走り、リーエンの腰はびくびくと浮く。

「やだあ、やだ、やめて、嫌、痛い、お願い……!」

「痛い? そうとは思えないが……仕方ないな。じゃあ、これで勘弁してやる」

「ひっ! ん、ん、あっ、あっ、あっ……」

 人差し指で左右の乳首をカリカリとひっかき、絶え間なく刺激を与えるアルフレド。乳輪はあまり大きくないがそれに比べると乳首はぷっくりと大きくなり、左右どちらも十分に感じていることを主張する。

「ああ、固くなってしまったな。それに、感じるとお前の乳首はだいぶふくらんで長くなるんだな」

「いやあ……いや、いや、いや、あ……あっ、んんっ……ふっ……」

 行為にも言葉にも羞恥を感じ、頬を紅潮させるリーエン。カリカリと乳首の先を刺激され続け、声が鼻にかかって甘くなっていく。胸から広がる初めての感触は、認めたくなかったが明らかな快楽だ。気持ちがいい。初めて男に教えられた快感は胸からじわじわと腰、そして更に下へとじりじりと熱を広げて行き、たまらずリーエンは無意識に足を開いていく。

(ああ……気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい……)

 嫌だ。怖い。だが、体は素直に反応してしまう。知らない男ーーそれも人間ではないーーに体を触られている嫌悪よりも、気持ちよさが上回ってしまうことに、彼女は怯えた。

「そうか。ここが好きか」

「んあっ!」

 再び乳首をつねりあげられ、リーエンは情けない声をあげてのけぞった。強い刺激は先ほどと違って明らかに快楽が伴い、足を開いたまま腰がはねる。

「あーーーーっ、あーーーーーっ……」

 容赦なく乳首をつねったままぐりぐりと擦られて、たまらず声が出る。痛い、と言っていたはずなのに、今はどうだ。

(駄目、そんな……っ! 乳首気持ちいい……!!)

 親指と人差し指で引っ張られながら固くしこった乳首を絶え間なくこすられるのが気持ちよすぎて、他の言葉が見つからない。嫌、と拒むことも出来ず、ただただ意味のない恥ずかしい声をあげるだけだ。

「あああ、あ……あ、あ、あ……」

「強いのが好きなのか。そういう女なんだな、お前は。こんなに固くして」

「違うう……違うんです……」

 どうしようもなく感じている。それはわかっていても肯定したくない。リーエンはすすり泣くように、うまく説明できない子供のように繰り返し「違う」と言い続けたが、アルフレドは彼女を貶めるような言葉を重ねる。

「違わないだろう。普通の女ならば乳首に触れずに乳輪を撫でられ、優しく何度も焦らされて、指の腹で優しくこすられゆるゆると快楽に飲まれていくのに、お前ときたらつねられ、引っ張られ、雑に俺の指にしごかれてコリコリに固くしながら、挙句股を開いているじゃないか。そういう扱いが好きなのだろう」

「そんな……」

 なんて淫猥なことを言って自分を辱めるのだ、この男は。
 そのすべてが事実だとしても、言葉にされたくない。リーエンはすすり泣くように「違う……」と何度も言い続けるが、その声は小さく意味を成さない。

「安心しろ。俺は、そういう女は好きだ。快楽には素直になった方が良い」

「……っ!」

 アルフレドは片手で強くリーエンの乳首をこね回しながら、もう片方の乳首を口に含んだ。

 歯で乳首を甘く噛み、舌先でぴちゃぴちゃと乳首を舐め回す。と思えば、ぢゅうう、と強く吸い、甘く噛んだまましごくように乳首の先まで唇を動かした。汗でしっとりした白い乳房を大きな手の平で下からゆっくりと揉めば、リーエンの瞳は潤み、とろけそうな表情で吐く息も荒くなっていく。

(やだ、やだ、気持ちいい、気持ちいい、乳首溶けちゃう、食べられちゃう、歯でしごかれてこんなに気持ちよくなっちゃうのやだ、やだ、やだ、食べられちゃう、もげちゃう、怖い、でもキモチイイ……)

 ぶちゅっ、と大きな音をたてて彼の唇から乳首を解放すると、次は濡れたままの乳首にアルフレドの手の平が触れて、決して押し付けず、けれど、決して離さずにくりくりと円を描き出す。それまでとはまた違った刺激に、リーエンは悲鳴に似た声をあげた。

「ひああああ!」

「これも好きか。乳首をいじられるのが大好きなんだな。何をしても喜んでいるようだし」

「やあ、や、や、違う、違う……許して……許して……」

「下も濡れて来て入れるに困らなそうだが、そんなにここが好きならもっと可愛がってやろう」

 ぐいと体を無理矢理起こされて、リーエンは慌てて逃げようとするが、あっけなく引き寄せられてしまう。

「大丈夫だ。怖がらなくていい」

 そう言って彼は首筋に口づけを落とす。その声音は何故か本当に優しく聞こえ、一瞬ほっと彼女は息をつく。

(嘘よ。この人は魔族で……わたしを安心させようとしているわけじゃなくて、きっとこの行為そのものを楽しんでいるんだわ……)

 そう思う彼女の耳元で、彼は囁く。その声に荒い息が少しばかり混じっていることに気づくほど、リーエンは冷静ではなかった。

「お前の中に放つことは急がなければいけないが……無理にねじこむことはしたくないのでな」

 そう言って彼の指はリーエンの乳首をカリカリと刺激をする。もう、何がどうなっているのかリーエンはわからなくなって、腰を浮かせて身悶えた。
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