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4. 初めての絶頂
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ヘッドボードに背をつけ、膝を立てて座るアルフレド。その足の間にリーエンを座らせ、後ろから抱きかかえるように体を引き寄せた。
「あっ……」
背に男の胸板の硬さや体温を感じ、何故か一瞬だけほっとしてしまう。それも束の間、アルフレドは後ろから腕を回して彼女の乳房をゆっくりとこねまわし、再び耳を嬲り始めた。円をかくようにこねられ、白く弾力のある乳房が形を変えていく。乳房もアルフレドの手も汗でしっとりしており、お互いに吸い付くようだ。乳房全体をこねている指がかすかに乳首に触れ、そのたびにリーエンは鼻にかかったせつない声をあげた。
先ほどまで直接触って刺激を得ていた乳首は、お預けをくらっている。なのに、時折微かに触れられ、もみしだかれる乳房から伝わる感触のせいで期待だけが残される。体の感覚が耳と乳首に集中しているように、アルフレドからの刺激だけに支配されてゆくリーエン。
「あ、あ、あ」
「言ってみろ。触ってください、と」
「や……」
言いたくない、といやいやと首を横に振れば、アルフレドの指が再び乳首の先を掠めた。
「ふっ……!」
ぞくりと腰にまで一瞬で気持ちよさが突き抜け、気付けば涙をうっすらと浮かべる。
どうしよう。乳首の先を軽く触られるたびに、もっと、と言いたくなる。言っちゃ駄目。そんなこと。そんなはしたなこと。絶対言わない……必死に意識を手繰り寄せて何度も自分に言い聞かせる彼女を嘲笑うかのように、アルフレドはカリカリと再びリーエンの乳首を爪でひっかいた。
「んふううううっ!!」
突然予告もなく与えられた快楽に、喉を仰け反らせて恥ずかしい声をあげるリーエン。が、その直後、アルフレドの指はぴたりと止まる。
「あっ、は、はあっ……はあっ……」
体が震える。止められた快楽にすがるように、体をもじもじと捩るリーエンの耳元に囁くアルフレド。
「見ろ……今の刺激で、お前の愛液がぐっしょりシーツを濡らしたぞ」
「……! そんな……そんな、わたし……」
確認するのが怖い、とリーエンは足をぎゅっと閉じようとした。だが、アルフレドは両側からリーエンの足に自分の足を絡めて押さえつけ、無理矢理股を開かせる。皺がよったシーツの色は変わっており、リーエンの内もももぐっしょり濡れ、柔らかい橙の灯りを受けててらてらと淫靡に光っている。
「初めて会った男に乳首をもてあそばれて、気持ちよくなってぐっしょり濡れそぼっているんだろう? 恥ずかしがることはない。いやらしい女は好きだ」
「違います、わたし、わたしは、いやらしい女なんかじゃ」
「何を言っている?」
「……んっ、んあっ!」
アルフレドは両方の乳首を再びつねりあげ、指でしごく。ぐりぐりと指の腹で横につぶしたり、上下にしごいたり。親指と人差し指で乳首を蹂躙しつつ、他の指は形の良い乳房の弾力を堪能する。リーエンは、自分が足を開かされあまりに淫らな格好で体を嬲られていることを自覚し、もう抗えないのだと思った途端に箍が外れそうになる。
ああ、気持ちがいい。恥ずかしい。こんなの悪い夢に決まっている。気持ちがいい。気持ちがいい、気持ちがいい、気持ちいい、気持ちいい気持ちいい。乳首もっとくりくりして欲しい。なんだかおなかのあたりがぞわぞわして、腰をひくつかせるとおなかの内側に鈍い気持ちよさがじんわりと広がる。いやだ、気持ちいい気持ちいい、続けて、続けて、続けて……ううん、違う、そんな、こんなことおねだりする女の子じゃない……!!
「いや……わ、た、しっ……いやらしくなんか、ないっ……違うっ……こんなのっ、こんなっ、あ、あ、あ、違うの。違うの……」
「違わない」
「違う、こんなの……知らない、知らないものっ……あーっ、あ、あはっ……あーっ」
アルフレドはぐちゃぐちゃと音を立てながらリーエンの耳を舐め、軽く耳の縁を噛みながら低い声でゆっくりと告げた。
「知らなかったのなら今から知ればいい。お前は、こうやって出会ったばかりの男に乳首を触られて、嫌だ嫌だといいながら快楽をねだって気持ちよくなるいやらしい女だ。それの何が悪い?」
脳に直接響くようなその声に、リーエンはびくりと体を震わせた。アルフレドは乳首を責める指を止めずに、また彼女の耳を嬲り、何度も何度も「いやらしい女だ」と低く囁く。そのたびにリーエンの腰にはぞわぞわとした感触が広がり、無意識にのけぞってしまう。
「あーーー、あ、あ、あ……」
固くしこった乳首に絶え間なく与えられる快楽に抗えず、何度か腰をはねさせるとリーエンの体はずるずると彼の胸を滑り落ちるようにベッドに沈みこんでいく。背中から抱きしめられていたはずなのに、気付けば横たわっており、シーツを強く握り、あられもなく股を開いて腰をがくがくと浮かせていた。上からのぞきこんだアルフレドは、無表情で彼女の乳首を変わらず責め続けていた。
(……やだ、嫌……なんでっ……乳首触られてるだけなのにぃ……!)
それなのに、乳首に与えられる刺激は彼女の恥ずかしい場所を潤し、腰から下に鈍い何かが広がっていく。
「まだ大切な場所には触れてもいないのに、もうお前は入れてくれとおねだりしてるな」
「そんなこと……していませんんん……」
「している。お前、自分がどうなっているのかわかっていないのか。乳首を弄ばれて股まで感じているんだろう。腰の動きも止められず、勝手に俺の腕からすり抜けて腰を浮かせやすい体勢になっているのに気付いてないのか? 自分から腰を浮かせて突き出して……入れてくれといってるようなもんだ」
「うっ……うう……」
快楽で散らされてしまう思考を必死に手繰り寄せ、リーエンは自分の体勢を確認した。
本当だ。さっきまで、椅子に座るかのようにアルフレドの股の間に座り、体を預けていたのに。どうして今、天井が見えるのか。そして、どうして。
足を開いて膝を曲げた恥ずかしい状態で腰を浮かせ、乳首をしごかれるたびに腰がかくかくと動いている。これは、誰の足だ?こんな卑猥な格好で、男を誘うように濡れそぼった入口を守ることもなく曝け出して、恥ずかしげもなく腰を上下させているのは、もしや、自分なのか?
あまりの恥ずかしさに、リーエンの両目には涙が浮かび上がり「やだぁ……」と力ない声が唇から漏れる。
アルフレドは愛撫の手を止め、彼女に覆いかぶさった。
「体が素直なのはいいことだ。人間のように体面ばかり気にせずに己の体に心が素直なことは恥じることではない。心もまた素直であれば尚良いが、そこに至るまでにはまだ早いのだろう。泣くようなことでもないぞ。どうせ泣くなら、快楽に溺れて泣けば良い」
そんなことを言われても、恥ずかしさが消えるはずもない。不安そうなリーエンの瞳から零れそうな涙をキスとともに舐めとるアルフレド。
「意地悪しすぎたな。謝罪の代わりに次の快楽を与えてやろう」
「ひぎっ!!」
自分でも聞いたことのないような声をあげ、リーエンはのけぞった。アルフレドは無遠慮に濡れそぼった彼女の股間に手のひらを押し付けた。柔らかくなっていたそこは、雑な動きひとつで彼の手のひらを愛液でぐっしょりと濡らし、そのぬめりの面で雑にクリトリスをこすれば、まだ剥けていなかったそこが、液体にすべるようにむき出しになり、彼の手のひらはそれを更に無遠慮にこすったのだ。
「あ、あああ、あ、あ、あ、熱い……熱いっ……!」
強すぎる刺激につい引いてしまう腰を彼は押さえつけ、ぐちょぐちょに濡れた彼の手の平は何度も何度も彼女のクリトリスを刺激した。乳首に与えられた快感とは質が違う、と察するリーエン。
「ひ、あ、あ、何っ、何これ、何っ……」
強すぎる快感に腰をうねらせ、リーエンは激しく暴れた。逃げたい。でも、気持ちがいい。怖い。でも、続けて欲しい。熱い。何かが腹の奥にじわりと広がっていくような感覚。腰をがくがくと動かせば、その快楽がもっと気持ち良いところへ届くような気がする。思考はぐちゃぐちゃになり、声はどんどん大きくなっていく。
「いやあああああ、いや、何これ、あ、あ、やだ、イキそうっ……」
口から出たその言葉をはしたないとか恥ずかしいと思うこともままならず、リーエンはシーツを握りながら腰を突き出し震えた。
「ふあっ……あっ、あ、イク、イっちゃう、イっちゃう、あ、あ、あ!」
「いい子だ。そのまま絶頂を迎えていいぞ」
「え、え、え」
言葉の意味がわからず戸惑いの声をあげる、が、意味がわからなくても全身を覆う快感はわかる。初めてなのに「イく」のだと本能が彼女に告げている。これが女の快楽なのだと教え込まれ、無理矢理絶頂に導かれるなんて暴力的だ。一瞬そう思ったが、その思いは脳に留まらず、ただ「気持ちいい」に流されて、自分の恥ずかしい声が更に自分の思考をおかしくしてしまう。
「嘘、嘘、イっちゃうの? イっちゃうの……? わたし、わたしこんなの、何も、何も知らなかったのにっ……!」
腰を動かし、荒い息を吐き出しながら、快楽に浮かされ泣きながらリーエンは誰にともなく言葉を紡ぐ。
アルフレドに刺激される部分を「熱い」と思っていた。が、ぐちゃぐちゃと更に強くこすられると、その熱さは種類を変え、突然そこからぞわぞわと全身に快感を伴う熱が広がっていく。
「なんで? なんでそこ触られてるのに、違うとこもぞわぞわ、ぞわぞわって、頭まで、頭まで、あ、あ、あ、あ、あ、あ、イっちゃうううううう! 気持いい、駄目、イく、駄目、イく、いっちゃういっちゃうイきます、イっちゃいますうううううう!」
「ああ、股を開いて腰を突き出して、気持ちが良いんだろう? 素直にそのままイくといい」
「ああ、あ!……んんんっ! イっちゃうううううううう!!」
手加減なしに追い立てられ、ひときわ高く声をあげながらリーエンは初めての絶頂に達した。
「あっ……」
背に男の胸板の硬さや体温を感じ、何故か一瞬だけほっとしてしまう。それも束の間、アルフレドは後ろから腕を回して彼女の乳房をゆっくりとこねまわし、再び耳を嬲り始めた。円をかくようにこねられ、白く弾力のある乳房が形を変えていく。乳房もアルフレドの手も汗でしっとりしており、お互いに吸い付くようだ。乳房全体をこねている指がかすかに乳首に触れ、そのたびにリーエンは鼻にかかったせつない声をあげた。
先ほどまで直接触って刺激を得ていた乳首は、お預けをくらっている。なのに、時折微かに触れられ、もみしだかれる乳房から伝わる感触のせいで期待だけが残される。体の感覚が耳と乳首に集中しているように、アルフレドからの刺激だけに支配されてゆくリーエン。
「あ、あ、あ」
「言ってみろ。触ってください、と」
「や……」
言いたくない、といやいやと首を横に振れば、アルフレドの指が再び乳首の先を掠めた。
「ふっ……!」
ぞくりと腰にまで一瞬で気持ちよさが突き抜け、気付けば涙をうっすらと浮かべる。
どうしよう。乳首の先を軽く触られるたびに、もっと、と言いたくなる。言っちゃ駄目。そんなこと。そんなはしたなこと。絶対言わない……必死に意識を手繰り寄せて何度も自分に言い聞かせる彼女を嘲笑うかのように、アルフレドはカリカリと再びリーエンの乳首を爪でひっかいた。
「んふううううっ!!」
突然予告もなく与えられた快楽に、喉を仰け反らせて恥ずかしい声をあげるリーエン。が、その直後、アルフレドの指はぴたりと止まる。
「あっ、は、はあっ……はあっ……」
体が震える。止められた快楽にすがるように、体をもじもじと捩るリーエンの耳元に囁くアルフレド。
「見ろ……今の刺激で、お前の愛液がぐっしょりシーツを濡らしたぞ」
「……! そんな……そんな、わたし……」
確認するのが怖い、とリーエンは足をぎゅっと閉じようとした。だが、アルフレドは両側からリーエンの足に自分の足を絡めて押さえつけ、無理矢理股を開かせる。皺がよったシーツの色は変わっており、リーエンの内もももぐっしょり濡れ、柔らかい橙の灯りを受けててらてらと淫靡に光っている。
「初めて会った男に乳首をもてあそばれて、気持ちよくなってぐっしょり濡れそぼっているんだろう? 恥ずかしがることはない。いやらしい女は好きだ」
「違います、わたし、わたしは、いやらしい女なんかじゃ」
「何を言っている?」
「……んっ、んあっ!」
アルフレドは両方の乳首を再びつねりあげ、指でしごく。ぐりぐりと指の腹で横につぶしたり、上下にしごいたり。親指と人差し指で乳首を蹂躙しつつ、他の指は形の良い乳房の弾力を堪能する。リーエンは、自分が足を開かされあまりに淫らな格好で体を嬲られていることを自覚し、もう抗えないのだと思った途端に箍が外れそうになる。
ああ、気持ちがいい。恥ずかしい。こんなの悪い夢に決まっている。気持ちがいい。気持ちがいい、気持ちがいい、気持ちいい、気持ちいい気持ちいい。乳首もっとくりくりして欲しい。なんだかおなかのあたりがぞわぞわして、腰をひくつかせるとおなかの内側に鈍い気持ちよさがじんわりと広がる。いやだ、気持ちいい気持ちいい、続けて、続けて、続けて……ううん、違う、そんな、こんなことおねだりする女の子じゃない……!!
「いや……わ、た、しっ……いやらしくなんか、ないっ……違うっ……こんなのっ、こんなっ、あ、あ、あ、違うの。違うの……」
「違わない」
「違う、こんなの……知らない、知らないものっ……あーっ、あ、あはっ……あーっ」
アルフレドはぐちゃぐちゃと音を立てながらリーエンの耳を舐め、軽く耳の縁を噛みながら低い声でゆっくりと告げた。
「知らなかったのなら今から知ればいい。お前は、こうやって出会ったばかりの男に乳首を触られて、嫌だ嫌だといいながら快楽をねだって気持ちよくなるいやらしい女だ。それの何が悪い?」
脳に直接響くようなその声に、リーエンはびくりと体を震わせた。アルフレドは乳首を責める指を止めずに、また彼女の耳を嬲り、何度も何度も「いやらしい女だ」と低く囁く。そのたびにリーエンの腰にはぞわぞわとした感触が広がり、無意識にのけぞってしまう。
「あーーー、あ、あ、あ……」
固くしこった乳首に絶え間なく与えられる快楽に抗えず、何度か腰をはねさせるとリーエンの体はずるずると彼の胸を滑り落ちるようにベッドに沈みこんでいく。背中から抱きしめられていたはずなのに、気付けば横たわっており、シーツを強く握り、あられもなく股を開いて腰をがくがくと浮かせていた。上からのぞきこんだアルフレドは、無表情で彼女の乳首を変わらず責め続けていた。
(……やだ、嫌……なんでっ……乳首触られてるだけなのにぃ……!)
それなのに、乳首に与えられる刺激は彼女の恥ずかしい場所を潤し、腰から下に鈍い何かが広がっていく。
「まだ大切な場所には触れてもいないのに、もうお前は入れてくれとおねだりしてるな」
「そんなこと……していませんんん……」
「している。お前、自分がどうなっているのかわかっていないのか。乳首を弄ばれて股まで感じているんだろう。腰の動きも止められず、勝手に俺の腕からすり抜けて腰を浮かせやすい体勢になっているのに気付いてないのか? 自分から腰を浮かせて突き出して……入れてくれといってるようなもんだ」
「うっ……うう……」
快楽で散らされてしまう思考を必死に手繰り寄せ、リーエンは自分の体勢を確認した。
本当だ。さっきまで、椅子に座るかのようにアルフレドの股の間に座り、体を預けていたのに。どうして今、天井が見えるのか。そして、どうして。
足を開いて膝を曲げた恥ずかしい状態で腰を浮かせ、乳首をしごかれるたびに腰がかくかくと動いている。これは、誰の足だ?こんな卑猥な格好で、男を誘うように濡れそぼった入口を守ることもなく曝け出して、恥ずかしげもなく腰を上下させているのは、もしや、自分なのか?
あまりの恥ずかしさに、リーエンの両目には涙が浮かび上がり「やだぁ……」と力ない声が唇から漏れる。
アルフレドは愛撫の手を止め、彼女に覆いかぶさった。
「体が素直なのはいいことだ。人間のように体面ばかり気にせずに己の体に心が素直なことは恥じることではない。心もまた素直であれば尚良いが、そこに至るまでにはまだ早いのだろう。泣くようなことでもないぞ。どうせ泣くなら、快楽に溺れて泣けば良い」
そんなことを言われても、恥ずかしさが消えるはずもない。不安そうなリーエンの瞳から零れそうな涙をキスとともに舐めとるアルフレド。
「意地悪しすぎたな。謝罪の代わりに次の快楽を与えてやろう」
「ひぎっ!!」
自分でも聞いたことのないような声をあげ、リーエンはのけぞった。アルフレドは無遠慮に濡れそぼった彼女の股間に手のひらを押し付けた。柔らかくなっていたそこは、雑な動きひとつで彼の手のひらを愛液でぐっしょりと濡らし、そのぬめりの面で雑にクリトリスをこすれば、まだ剥けていなかったそこが、液体にすべるようにむき出しになり、彼の手のひらはそれを更に無遠慮にこすったのだ。
「あ、あああ、あ、あ、あ、熱い……熱いっ……!」
強すぎる刺激につい引いてしまう腰を彼は押さえつけ、ぐちょぐちょに濡れた彼の手の平は何度も何度も彼女のクリトリスを刺激した。乳首に与えられた快感とは質が違う、と察するリーエン。
「ひ、あ、あ、何っ、何これ、何っ……」
強すぎる快感に腰をうねらせ、リーエンは激しく暴れた。逃げたい。でも、気持ちがいい。怖い。でも、続けて欲しい。熱い。何かが腹の奥にじわりと広がっていくような感覚。腰をがくがくと動かせば、その快楽がもっと気持ち良いところへ届くような気がする。思考はぐちゃぐちゃになり、声はどんどん大きくなっていく。
「いやあああああ、いや、何これ、あ、あ、やだ、イキそうっ……」
口から出たその言葉をはしたないとか恥ずかしいと思うこともままならず、リーエンはシーツを握りながら腰を突き出し震えた。
「ふあっ……あっ、あ、イク、イっちゃう、イっちゃう、あ、あ、あ!」
「いい子だ。そのまま絶頂を迎えていいぞ」
「え、え、え」
言葉の意味がわからず戸惑いの声をあげる、が、意味がわからなくても全身を覆う快感はわかる。初めてなのに「イく」のだと本能が彼女に告げている。これが女の快楽なのだと教え込まれ、無理矢理絶頂に導かれるなんて暴力的だ。一瞬そう思ったが、その思いは脳に留まらず、ただ「気持ちいい」に流されて、自分の恥ずかしい声が更に自分の思考をおかしくしてしまう。
「嘘、嘘、イっちゃうの? イっちゃうの……? わたし、わたしこんなの、何も、何も知らなかったのにっ……!」
腰を動かし、荒い息を吐き出しながら、快楽に浮かされ泣きながらリーエンは誰にともなく言葉を紡ぐ。
アルフレドに刺激される部分を「熱い」と思っていた。が、ぐちゃぐちゃと更に強くこすられると、その熱さは種類を変え、突然そこからぞわぞわと全身に快感を伴う熱が広がっていく。
「なんで? なんでそこ触られてるのに、違うとこもぞわぞわ、ぞわぞわって、頭まで、頭まで、あ、あ、あ、あ、あ、あ、イっちゃうううううう! 気持いい、駄目、イく、駄目、イく、いっちゃういっちゃうイきます、イっちゃいますうううううう!」
「ああ、股を開いて腰を突き出して、気持ちが良いんだろう? 素直にそのままイくといい」
「ああ、あ!……んんんっ! イっちゃうううううううう!!」
手加減なしに追い立てられ、ひときわ高く声をあげながらリーエンは初めての絶頂に達した。
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