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学園編
75.シナリオの終着点
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デリア・リナウドに付き纏われているパトリックを最近見かけるようになってきた。査問委員会に呼び出されて、とても状況が悪くなっているパトリック。そんな彼につきまとう、デリア・リナウド。デリアが何を考えているのか分からない。あの子は、個人的にパトリックを気にかけている、ということ? それはつまり……そこから先は、あんまり考えたくないな。
リナウド侯爵夫人はデリアをクリストフ殿下と婚姻させようとしてる。デリアの動きは、それを見越した上での行動? パトリックと話そうとすると、デリア・リナウドが横槍を入れようとしてくるし、そうでなくとも彼は私を遠ざけようとしてるし……。
彼は、マリー・トーマンが好き……なんだよね?
だとしたら、彼に付き纏うデリア・リナウドは、彼とマリー・トーマンの関係を邪魔してるってことになる……よね? デリア・リナウドの邪魔をすることが、彼の助けに……なる、の、かな?
動こうにも、普段はグニラ・オレーンの部屋にいるから、外に出づらい。
彼女のフロアはミーシャのフロアと違って、周囲に人が沢山いるから、早朝か深夜でもないとばれる。ナナミに変装をして、そこから更に別人に変装ってなると、もうボロが出そうだ。私は自分がそれほど器用でないことを自覚している。
◇◆◇ ◇◆◇
グニラ・オレーンの部屋で出てくる朝食は、主にサンドイッチとスープ。朝食は本来食堂で取ることになっているから、シェフが部屋に届けてくれるようなことはない。ミーシャ・デュ・シテリンがいた4階に至っては別だったけど。
私は別にそのことに何も持っていないんだけど、グニラ・オレーンはかなり気を使ってくれてる。……申し訳ない。
今も、私がいなければおそらく彼女は平日用のそれなりに豪華なドレスを身に纏っていたに違いない。私に気を使ってか制服を着ているけど。
「慣れればこちらの方が動きやすいですね」なんてことを言ってくれるのだ。初対面の年から比べると、本当に可愛くなったものだ。
彼女がその話題を持ってきたのも、二人で朝食を囲んでいた時のことだった。
「とうとう、本当にデリア・リナウドがクリストフ殿下の婚約者に決まってしまいそうなんです……!」
あなたの顔を見る限り、かなり反対しているみたいだ。デリア・リナウドの本性を知る前の私だったら、もしかしたら何も感じなかったかもしれないんだよな……。と言うかミーシャ・デュ・シテリンがいなくなったら、マリー・トーマンが台頭してくるものなんじゃ?
王妃様に覚え目出度く……。目出度く……。目出……。
「ねえ、殿下ってマリー・トーマンと良い雰囲気になってるような噂なかったっけ?」
「知りませんよそんな話。一体いつの話です?」
グニラ・オレーンは即答してきた!
「ミーシャ様、驚くのはここからですよ」
「え?」
「デリア・リナウドはこの婚約話を拒否しているらしいんです」
「え、なんで?!」デリア・リナウドは殿下にご執心なんじゃないの??
「皆もそれを疑問に思っているようです。リナウド侯爵夫人など、取り乱しかなり醜聞を撒き散らしたとかなんとか」
グニラ・オレーンはこの話をどこから仕入れてきたのだろう?
「私は父からこの話を聞きました。リナウド侯爵夫人は最終的に、『そんなに彼がいいのなら愛人に留めておきなさい』と娘を宥めたらしいですけど」
「なんでそんな扱いに?!」
仮にもパトリックは公爵家の三男だ。そこまで貶められるなんて、あってはならないだろう。
「リナウド家からすれば、シュトルツァー家は政敵に等しい間柄ですし……」
「え? 政敵?? そんな話あったっけ?」
「情勢は常に変化するものですよ。それに、彼が査問委員会に召致されてしまったことなども、関係しているかもしれませんね」
「査問委員会って……パトリックも私も何もしてないのに!」
「子供の世界の話では済まされないこと、ミーシャ様もお分かりでしょう」
グニラ・オレーンに冷静に返されてしまった。冷静に見える彼女。あくまで中立的な立場からものを言っているのだとは思う。大人社会に飛び交う噂が、彼女の耳に飛び込んでくることはあるだろうか。
誰も彼もが、「シテリン家悪なり!」と信じているわけじゃないことは分かる。弾圧が始まる前に、無実を証明しないと。今こうして協力してくれている名前の彼女にこれ以上迷惑をかけたくはない。
……やっぱりここでじっとしているだけでは事態は解決しない。私が動かなければ、事態は悪化するばかりだ。
あの場で名乗りをあげたリナウド侯爵が一番怪しい。
メイド、あるいは使用人のふりをして、彼の屋敷に忍び込むことはできないか?
シテリンの家を追い落とし、自らの娘を王族の伴侶とすること。動機としては十分すぎる。漫画の大筋から、かなり外れてしまっているのが心配といえば心配だけど……今は、明らかにイレギュラーな行動をとっているリナウド侯爵を止めるのが先決。
……パトリックとその辺の話を詰められたら良かったんだけど……。
今は父様、兄様とも連絡がつかない。殿下に話を通して――って、今はリナウド侯爵の目が光ってるから無理か。パトリックには娘が、クリストフ殿下には父親が。偶然かもしれないけど、それぞれいい位置にいるなぁ。
ふふん。私は一人で突っ走って計画を棒に振るようなことはしない!
「ねえ、グニラ。ちょっと相談があるんだけど――」
私の猫なで声に、グニラ・オレーンが何かを察知したのか警戒する様な視線を向けてくる。……おのれ、知恵を付けたな。今さら取り繕っても仕方がないので、私は正々堂々宣言することにした。
「ナナミ・キクハラとして、リナウド邸に侵入したいから協力して!」
「おやめください! 何を考えていらっしゃるのです?! あの家が何をやらかして、貴女が今このような状況に陥っているのか、お分かりですか?!」
丁寧な物言いで、言いたいことをズバズバ言ってくれるな……。
「だって考えてもみてよ! 秘宝は実際に無くなっていて、犯人を私だと主張しているのはあの男だけなのよ?」
グニラ・オレーンは、私の言葉を聞きながらも、探るような精査するような視線を向けてく。発言の中の矛盾点を探そうとしているのかな? 彼女を説得することができたら協力してくれるかな? 今は手が欲しい。危ない事には巻き込みたくないけど、人数増えればいいアイデア出てくるかもしれないし!
「あの男が秘宝を盗み出した確率は高い! いや、寧ろあいつが犯人で間違いない! 犯人以外ありえない!」
私は力説した! グニラ・オレーンが完全同意はしなくとも、ちょっとでもそうかもしれないと思ってくれれば……。
「確かにそういう考えはあるかもしれません。ですがそれなら、尚のこと衛兵に任せるべきでは……」
「任せられないから今こういう状態になってると思わない?!」
よし! 後一押し!
「……分かりました。できる限り協力はさせてもらいます。ですが絶対に無茶はしないでください。父がフォローできる範囲でお願いしますよ?」
「ありがとう、グニラ・オレーン!!」
感謝感謝! ……あ、思わず抱きついてしまった。
グニラ・オレーンはかなり照れ屋な性格をしているらしい。
リナウド侯爵夫人はデリアをクリストフ殿下と婚姻させようとしてる。デリアの動きは、それを見越した上での行動? パトリックと話そうとすると、デリア・リナウドが横槍を入れようとしてくるし、そうでなくとも彼は私を遠ざけようとしてるし……。
彼は、マリー・トーマンが好き……なんだよね?
だとしたら、彼に付き纏うデリア・リナウドは、彼とマリー・トーマンの関係を邪魔してるってことになる……よね? デリア・リナウドの邪魔をすることが、彼の助けに……なる、の、かな?
動こうにも、普段はグニラ・オレーンの部屋にいるから、外に出づらい。
彼女のフロアはミーシャのフロアと違って、周囲に人が沢山いるから、早朝か深夜でもないとばれる。ナナミに変装をして、そこから更に別人に変装ってなると、もうボロが出そうだ。私は自分がそれほど器用でないことを自覚している。
◇◆◇ ◇◆◇
グニラ・オレーンの部屋で出てくる朝食は、主にサンドイッチとスープ。朝食は本来食堂で取ることになっているから、シェフが部屋に届けてくれるようなことはない。ミーシャ・デュ・シテリンがいた4階に至っては別だったけど。
私は別にそのことに何も持っていないんだけど、グニラ・オレーンはかなり気を使ってくれてる。……申し訳ない。
今も、私がいなければおそらく彼女は平日用のそれなりに豪華なドレスを身に纏っていたに違いない。私に気を使ってか制服を着ているけど。
「慣れればこちらの方が動きやすいですね」なんてことを言ってくれるのだ。初対面の年から比べると、本当に可愛くなったものだ。
彼女がその話題を持ってきたのも、二人で朝食を囲んでいた時のことだった。
「とうとう、本当にデリア・リナウドがクリストフ殿下の婚約者に決まってしまいそうなんです……!」
あなたの顔を見る限り、かなり反対しているみたいだ。デリア・リナウドの本性を知る前の私だったら、もしかしたら何も感じなかったかもしれないんだよな……。と言うかミーシャ・デュ・シテリンがいなくなったら、マリー・トーマンが台頭してくるものなんじゃ?
王妃様に覚え目出度く……。目出度く……。目出……。
「ねえ、殿下ってマリー・トーマンと良い雰囲気になってるような噂なかったっけ?」
「知りませんよそんな話。一体いつの話です?」
グニラ・オレーンは即答してきた!
「ミーシャ様、驚くのはここからですよ」
「え?」
「デリア・リナウドはこの婚約話を拒否しているらしいんです」
「え、なんで?!」デリア・リナウドは殿下にご執心なんじゃないの??
「皆もそれを疑問に思っているようです。リナウド侯爵夫人など、取り乱しかなり醜聞を撒き散らしたとかなんとか」
グニラ・オレーンはこの話をどこから仕入れてきたのだろう?
「私は父からこの話を聞きました。リナウド侯爵夫人は最終的に、『そんなに彼がいいのなら愛人に留めておきなさい』と娘を宥めたらしいですけど」
「なんでそんな扱いに?!」
仮にもパトリックは公爵家の三男だ。そこまで貶められるなんて、あってはならないだろう。
「リナウド家からすれば、シュトルツァー家は政敵に等しい間柄ですし……」
「え? 政敵?? そんな話あったっけ?」
「情勢は常に変化するものですよ。それに、彼が査問委員会に召致されてしまったことなども、関係しているかもしれませんね」
「査問委員会って……パトリックも私も何もしてないのに!」
「子供の世界の話では済まされないこと、ミーシャ様もお分かりでしょう」
グニラ・オレーンに冷静に返されてしまった。冷静に見える彼女。あくまで中立的な立場からものを言っているのだとは思う。大人社会に飛び交う噂が、彼女の耳に飛び込んでくることはあるだろうか。
誰も彼もが、「シテリン家悪なり!」と信じているわけじゃないことは分かる。弾圧が始まる前に、無実を証明しないと。今こうして協力してくれている名前の彼女にこれ以上迷惑をかけたくはない。
……やっぱりここでじっとしているだけでは事態は解決しない。私が動かなければ、事態は悪化するばかりだ。
あの場で名乗りをあげたリナウド侯爵が一番怪しい。
メイド、あるいは使用人のふりをして、彼の屋敷に忍び込むことはできないか?
シテリンの家を追い落とし、自らの娘を王族の伴侶とすること。動機としては十分すぎる。漫画の大筋から、かなり外れてしまっているのが心配といえば心配だけど……今は、明らかにイレギュラーな行動をとっているリナウド侯爵を止めるのが先決。
……パトリックとその辺の話を詰められたら良かったんだけど……。
今は父様、兄様とも連絡がつかない。殿下に話を通して――って、今はリナウド侯爵の目が光ってるから無理か。パトリックには娘が、クリストフ殿下には父親が。偶然かもしれないけど、それぞれいい位置にいるなぁ。
ふふん。私は一人で突っ走って計画を棒に振るようなことはしない!
「ねえ、グニラ。ちょっと相談があるんだけど――」
私の猫なで声に、グニラ・オレーンが何かを察知したのか警戒する様な視線を向けてくる。……おのれ、知恵を付けたな。今さら取り繕っても仕方がないので、私は正々堂々宣言することにした。
「ナナミ・キクハラとして、リナウド邸に侵入したいから協力して!」
「おやめください! 何を考えていらっしゃるのです?! あの家が何をやらかして、貴女が今このような状況に陥っているのか、お分かりですか?!」
丁寧な物言いで、言いたいことをズバズバ言ってくれるな……。
「だって考えてもみてよ! 秘宝は実際に無くなっていて、犯人を私だと主張しているのはあの男だけなのよ?」
グニラ・オレーンは、私の言葉を聞きながらも、探るような精査するような視線を向けてく。発言の中の矛盾点を探そうとしているのかな? 彼女を説得することができたら協力してくれるかな? 今は手が欲しい。危ない事には巻き込みたくないけど、人数増えればいいアイデア出てくるかもしれないし!
「あの男が秘宝を盗み出した確率は高い! いや、寧ろあいつが犯人で間違いない! 犯人以外ありえない!」
私は力説した! グニラ・オレーンが完全同意はしなくとも、ちょっとでもそうかもしれないと思ってくれれば……。
「確かにそういう考えはあるかもしれません。ですがそれなら、尚のこと衛兵に任せるべきでは……」
「任せられないから今こういう状態になってると思わない?!」
よし! 後一押し!
「……分かりました。できる限り協力はさせてもらいます。ですが絶対に無茶はしないでください。父がフォローできる範囲でお願いしますよ?」
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