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第八話:水底より呼ぶ声
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狼の群れとの遭遇という出来事を経て、朱音(あかね)は役小角(えんのおづぬ)様と義王(ぎおう)という二人の存在の規格外さを改めて思い知らされた。同時に、そんな彼らと共にいることで、以前のような無力感だけではない、何か別の感情も芽生え始めていた。それは、恐怖と隣り合わせの、ほんの僅かな好奇心と、そして奇妙な安心感だったのかもしれない。
三人が次にたどり着いたのは、山を下った先にある、川沿いの穏やかな雰囲気の村だった。陽光を受けてきらきらと光る川面、ゆっくりと回る水車、畑仕事にいそしむ人々、川辺で無邪気に遊ぶ子供たちの声。一見すると、どこにでもある平和な村の風景だ。けれど、朱音の赤い瞳は、その長閑な風景の奥に、微かに漂う淀んだ空気を感じ取っていた。
「ふむ、ここか」役小角様は、村の入り口で足を止めると、何かを探るように周囲を見渡した。「確かに、微かだが……嫌な気配がするな」
一行は、村長の家を兼ねたような比較的に大きな家で、宿を取ることにした。家主である恰幅の良い村長は、旅の呪術師と名乗った役小角様を丁重に迎え入れたが、その表情には隠しきれない憂いの色が見て取れた。
「して、村長殿。この村で何か異変でも?」役小角様が単刀直入に尋ねると、村長は重い口を開いた。
「実は……ここ数週間ほど、日が暮れてから川に近づいた子供が、何人か姿を消しておりまして……」
最初はただの水難事故かと思われた。けれど、行方不明になるのが決まって幼い子供ばかりであること、そして日暮れ後という特定の時間帯に集中していることから、村人たちの間では不吉な噂が囁かれ始めていたという。
「村の古老は、川の深い淵に棲むという、【淵女(ふちめ)】様の祟りではないかと……」
「淵女……」役小角様はその名を反芻すると、「なるほど、妖の仕業というわけか」と静かに頷いた。彼の黒い瞳が、鋭い光を宿す。どうやら、この村の異変が、彼の祓うべき「厄介な妖」であるらしい。
役小角様は早速、村長からさらに詳しい話を聞き、川やその周辺の調査に出かけていった。義王は、役小角様の影のように、黙ってそれに付き従う。
残された朱音は、宿となった村長の家で、手伝いを申し出た。じっとしているだけでは落ち着かなかったし、村の人たちと話すことで、何か分かることがあるかもしれないと思ったからだ。もちろん、額の角は髪飾りの下に隠し、赤い瞳もできるだけ伏せ目がちに、普通の旅の娘として振る舞う。
「あらあら、助かるよ。ありがとうねぇ」
村長の奥さんだろうか、人の良さそうな初老の女性は、快く朱音を受け入れてくれた。彼女と一緒に厨(くりや)で夕餉の支度をする。傍らでは、他の村の女性たちも集まって、心配そうに子供たちのことや淵女の噂話をしていた。
「うちの子も、昨日は川の方へ行きたがって大変だったんだよ」「本当に、淵女様の祟りならどうしようねぇ……」
彼女たちの切実な不安の声を聞きながら、朱音は胸が痛んだ。自分も、故郷の村では常に怯えて暮らしていた。理由は違えど、目に見えない何かに脅かされる恐怖はよく分かる。
「お姉ちゃん、これ、なあに?」
ふと、足元で小さな女の子が、朱音が身に着けている粗末な髪飾りを指さして尋ねてきた。朱音はどきりとして、慌てて額を押さえる。
「こ、これは……ただの飾りよ」
「ふうん?」女の子は不思議そうに首を傾げたが、すぐに他のことに興味を移したようだ。朱音はほっと胸を撫で下ろす。鬼の子だと知られれば、きっとここにもいられなくなる。優しくしてくれる人たちを、偽っていることが心苦しかった。
やがて、夕餉の支度が整った。囲炉裏には、焼きたての川魚の良い匂いが立ち込めている。この村で採れたばかりだという鮎は、身がふっくらとしていて、ほんのりとした苦みがたまらなく美味しい。新鮮な山菜の和え物や、具だくさんの汁物も、素朴ながら滋味深い味わいだ。
「……美味しい……」
思わず呟くと、村長の奥さんが「そうかい? たんとおあがり」と優しく笑いかけてくれた。故郷の村では、こんな温かい食事にありつくことなど、夢のまた夢だった。朱音は、そのありがたさを噛み締めながら、ゆっくりと箸を進めた。
調査から戻った役小角様と義王も、黙って食事の輪に加わる。役小角様は、「ふん、まあ食えなくはないな」などと憎まれ口を叩きながらも、意外なほど綺麗に魚を食べていた。義王は相変わらず寡黙に、しかし十分な量を胃に収めているようだった。
食事が終わる頃、役小角様が口を開いた。
「大方の見当はついた。例の【淵女】とやらは、川のあの辺り……一番深くなっている淵に潜んでいると見て間違いないだろう」
彼は川の方角を顎で示す。
「奴は、日が完全に落ち、逢魔時(おうまがとき)を過ぎてから動き出す。そして、子供の魂……あるいは、それに似た純粋な気を好み、水底に引きずり込んでいるようだ」
その言葉に、村人たちの顔が青ざめる。
役小角様は、厳しい表情で続けた。
「今夜、改めて奴の正確な居場所を突き止める。朱音」
名前を呼ばれ、朱音はびくりと背筋を伸ばす。
「貴様には、妖気を探ってもらう。奴の気配を正確に捉えろ。しくじるなよ」
「は、はい……!」
緊張で声が上ずる。けれど、不思議と嫌な気持ちはしなかった。行方不明になった子供たち、不安に怯える村の人たち。彼らを助けられるのなら、この忌まわしい力も、少しは役に立つのかもしれない。そんな思いが、朱音の心を強くしていた。
やがて、日は完全に落ち、村は深い闇と静寂に包まれ始めた。川面を渡る風が、ひときわ冷たく感じられる。闇に沈む川の向こうから、まるで誰かが呼んでいるような、不気味な気配が漂ってくるかのようだ。
今夜、あの水底に潜むという妖【淵女】と、対峙することになる。
朱音は、役小角様と義王の間に立ち、来るべき時に備え、じっと川の闇を見つめていた。
三人が次にたどり着いたのは、山を下った先にある、川沿いの穏やかな雰囲気の村だった。陽光を受けてきらきらと光る川面、ゆっくりと回る水車、畑仕事にいそしむ人々、川辺で無邪気に遊ぶ子供たちの声。一見すると、どこにでもある平和な村の風景だ。けれど、朱音の赤い瞳は、その長閑な風景の奥に、微かに漂う淀んだ空気を感じ取っていた。
「ふむ、ここか」役小角様は、村の入り口で足を止めると、何かを探るように周囲を見渡した。「確かに、微かだが……嫌な気配がするな」
一行は、村長の家を兼ねたような比較的に大きな家で、宿を取ることにした。家主である恰幅の良い村長は、旅の呪術師と名乗った役小角様を丁重に迎え入れたが、その表情には隠しきれない憂いの色が見て取れた。
「して、村長殿。この村で何か異変でも?」役小角様が単刀直入に尋ねると、村長は重い口を開いた。
「実は……ここ数週間ほど、日が暮れてから川に近づいた子供が、何人か姿を消しておりまして……」
最初はただの水難事故かと思われた。けれど、行方不明になるのが決まって幼い子供ばかりであること、そして日暮れ後という特定の時間帯に集中していることから、村人たちの間では不吉な噂が囁かれ始めていたという。
「村の古老は、川の深い淵に棲むという、【淵女(ふちめ)】様の祟りではないかと……」
「淵女……」役小角様はその名を反芻すると、「なるほど、妖の仕業というわけか」と静かに頷いた。彼の黒い瞳が、鋭い光を宿す。どうやら、この村の異変が、彼の祓うべき「厄介な妖」であるらしい。
役小角様は早速、村長からさらに詳しい話を聞き、川やその周辺の調査に出かけていった。義王は、役小角様の影のように、黙ってそれに付き従う。
残された朱音は、宿となった村長の家で、手伝いを申し出た。じっとしているだけでは落ち着かなかったし、村の人たちと話すことで、何か分かることがあるかもしれないと思ったからだ。もちろん、額の角は髪飾りの下に隠し、赤い瞳もできるだけ伏せ目がちに、普通の旅の娘として振る舞う。
「あらあら、助かるよ。ありがとうねぇ」
村長の奥さんだろうか、人の良さそうな初老の女性は、快く朱音を受け入れてくれた。彼女と一緒に厨(くりや)で夕餉の支度をする。傍らでは、他の村の女性たちも集まって、心配そうに子供たちのことや淵女の噂話をしていた。
「うちの子も、昨日は川の方へ行きたがって大変だったんだよ」「本当に、淵女様の祟りならどうしようねぇ……」
彼女たちの切実な不安の声を聞きながら、朱音は胸が痛んだ。自分も、故郷の村では常に怯えて暮らしていた。理由は違えど、目に見えない何かに脅かされる恐怖はよく分かる。
「お姉ちゃん、これ、なあに?」
ふと、足元で小さな女の子が、朱音が身に着けている粗末な髪飾りを指さして尋ねてきた。朱音はどきりとして、慌てて額を押さえる。
「こ、これは……ただの飾りよ」
「ふうん?」女の子は不思議そうに首を傾げたが、すぐに他のことに興味を移したようだ。朱音はほっと胸を撫で下ろす。鬼の子だと知られれば、きっとここにもいられなくなる。優しくしてくれる人たちを、偽っていることが心苦しかった。
やがて、夕餉の支度が整った。囲炉裏には、焼きたての川魚の良い匂いが立ち込めている。この村で採れたばかりだという鮎は、身がふっくらとしていて、ほんのりとした苦みがたまらなく美味しい。新鮮な山菜の和え物や、具だくさんの汁物も、素朴ながら滋味深い味わいだ。
「……美味しい……」
思わず呟くと、村長の奥さんが「そうかい? たんとおあがり」と優しく笑いかけてくれた。故郷の村では、こんな温かい食事にありつくことなど、夢のまた夢だった。朱音は、そのありがたさを噛み締めながら、ゆっくりと箸を進めた。
調査から戻った役小角様と義王も、黙って食事の輪に加わる。役小角様は、「ふん、まあ食えなくはないな」などと憎まれ口を叩きながらも、意外なほど綺麗に魚を食べていた。義王は相変わらず寡黙に、しかし十分な量を胃に収めているようだった。
食事が終わる頃、役小角様が口を開いた。
「大方の見当はついた。例の【淵女】とやらは、川のあの辺り……一番深くなっている淵に潜んでいると見て間違いないだろう」
彼は川の方角を顎で示す。
「奴は、日が完全に落ち、逢魔時(おうまがとき)を過ぎてから動き出す。そして、子供の魂……あるいは、それに似た純粋な気を好み、水底に引きずり込んでいるようだ」
その言葉に、村人たちの顔が青ざめる。
役小角様は、厳しい表情で続けた。
「今夜、改めて奴の正確な居場所を突き止める。朱音」
名前を呼ばれ、朱音はびくりと背筋を伸ばす。
「貴様には、妖気を探ってもらう。奴の気配を正確に捉えろ。しくじるなよ」
「は、はい……!」
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今夜、あの水底に潜むという妖【淵女】と、対峙することになる。
朱音は、役小角様と義王の間に立ち、来るべき時に備え、じっと川の闇を見つめていた。
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