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スカイブルーの出会い
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不治の病。「永命病」
1度患ってしまうと2度と治らない。永遠に生き続ける難病。昔は、アフリカ地域で国民の中でも極稀に発症していた。その頃からあまりメジャーな病名ではなかった。しかし、医者たちのあいだでは、何度も永命病完治のための薬品開発が行われていた。僕もそのニュースは何度も目にしてきた。耳にもしてきた。でも、何度試しても同じ結果。物理的に無理があったり、医学療法的に問題が多発したり、希望なんかどこにもなかった。
でもつい最近になって、科学技術と医療技術の発達発展により、不治の病として医者たちのあいだで有名だった永命病の、治療方法が編み出された。
それは、手術室にて体内に直接、抗薬品「LLD」を取り込ませることで、永命病を治すことができるという、研究結果が世界で初めてここ日本で発表された。
でも、そこで新たに問題が生まれた。
永命病は、その名の通り永遠に死なない(死ねない)病気。それは、とても長い年月を過ごしている人もいれば、一年単位の少しだけを過ごした人がいる。一年単位であれば、治療をしたあとも少し痛みと後遺症に悩まされるが、社会復帰をすることは出来る。しかし、もしもそれが1年ではなく、十何年、何十年だった場合、人体へのバックは凄く、それは人の体で耐えられるものではない。つまり、長い年月を病気を患ったまま生きてきた患者は、永命病を治せば死んでしまう。
理不尽だと思った。
治せば死、治さなければ他者が死にゆくのに自分だけが老いもせずに生き続けるという地獄。どちらをとっても、ようは死ぬ。
そんな理不尽な病、あってたまるかって思っても、もう存在していた。
僕は騒がしい教室の中で、今日の朝あったニュースを思い出していた。
考え込んでいると、頭に何かが当たった。
「おーっとわりぃわりぃ」
「……って、無視かよつれねぇなぁ」
僕は極力目をそらした。話す必要も無い。目を合わせる価値もない。そう言い聞かせながら、目が合わないようにした。
「やっぱ、根暗くんはダメだなーははは」
制服の着方を乱して、髪の毛も少しワックスで固めてきたような、チャラそうなやつが、嫌味ったらしく言い残すと、また騒がしい女子達の元へ去っていった。
けたたましいほどの高い奇声、耳を塞ぎたくなるほどイライラする足音と机や椅子がずれる音、拡声器を使って怒鳴り散らしたい気分だった。でもこれは、今に始まったことじゃない。もうこの高校に来て2年目、学校生活自体には完全に慣れ親しんだが、この騒がしいクラスメイトとあと360何日も一緒に過ごすのは、なかなか酷なこと。辛いとか、苦しいとか、そんな言葉じゃ表せないほどに体を襲うこの倦怠感は、多分風邪とかじゃない。完全にこのクラスの担任とクラスメイトの所為だ。
ふとため息を漏らすと、ポケットに入れた携帯のバイブレーション機能の音がした。
『今日の帰り家帰る前に病院寄れる?手伝って欲しいんだけど』
叔母からだ。僕の家庭は僕が物心つく前に両親が離婚し、母の元へ行った僕が成長して3歳くらいになったときに母は交通事故で亡くした。だからかなり幼い頃から叔母にお世話になっていた。
今日は火曜日、なんとなくそんなにメッセージな気はしたが、特に用もないから「わかった」と素早く打ち込んでスタンプも付けずにすぐに返した。
もうすぐで6時限目が始まる。あと30秒程度。
騒がしいやつらは静まることもしないで、時間は刻一刻と過ぎていく。
チャイムがなった。
教科担当の先生が入ってきた。一気に静まり返った。
1番眠くなるが正念場。6時限目が始まった。
授業すべてと清掃が終わって、放課後。誰かと待ち合わせをすることもなく、生徒玄関へ直行する。
廊下の曲がり角で誰かにぶつかった。
「どこ見て歩いてんのよ根暗!」
そんな口荒く、どこかで聞き覚えのある声が言った。顔は見なかった。謝ることもせず玄関に行き、さっさと履き替えると外へ出た。
いつも通りの時間にいつも通りの電車に乗る。
いつも通り3駅乗って、いつも通り病院の方面へ歩く。
「黒沼病院」と大きく文字が建物についた病院につくと、受付の人が制服姿の僕を一目見て察して、叔母を呼んだ。叔母は「悪いねぇ」といい、手招きをした。
「病室の003号室行って、シーツの張り替えしてきて欲しいんだけどいい?」
「うん」
ケースに入ったシーツを持って、病棟の3階の003号室に行き、一応律儀にノックして入り、教わったとおりにシーツを付けかけた。剥がした方のシーツは手で直接持って、廊下にあるシーツ入れに投げ入れると、ケースを棚において、水道で手を洗ってから、エレベーターのある方へ歩いていった。すると、向こう側から大量の荷物を持った叔母が来た。
「持つよ」
「悪いんね。助かるよ」
ダンボールを持つと、中には多量のお菓子が入っていた。
「なにこれ」
「ん?なんかね、患者さんの中に届いた私物は私のところに持ってきてくれって人がいてさー」
誰だろうと思った。普通、入院してる患者が市販のものを食べていいことはあまりない。なのにこんな大量のお菓子、一体誰が食べるつもりなんだろう。
叔母はお菓子が入ったダンボールと、肩にかけていた大きなバッグなどを僕に預けると、背を向けて小走りで去っていった。色々忙しいんだろう。
病室は268号室。ここは個人部屋。
ノックをすると、部屋の中から女性の声が聞こえた。
「どーぞ」
その声は少し陽気な感じだった。
足を巧みに利用してドアを無理やり開けようとすると、女性が気を利かせてドアを開けてくれた。
ドアが開いた先をみると、そこには銀色の髪色をした、一見すると元気そうな、僕より年上っぽい女の人がいた。
「わぁ!また届いた!」
女性は目をキラキラと輝かせて僕の腕からダンボールを取り上げると、嬉しそうにベッドの方へ戻って行った。僕は少し表情が固まった。
「あー!私の大好きなアーモンドクラッシュじゃん!誠司は気が利くね~」
女性は僕より年上とは思えないくらい嬉しそうにそう言った。
「あ!君、ありがとね!」
女性は僕の方へ振り向き、幼稚園児のように無邪気な笑顔で言った。その無邪気すぎる無防備な笑顔に、少しだけびっくりしていた。
「それ、その辺に置いといていいよ~」
僕はそう言われると、壁際にバッグ類を置いて、嬉しそうにお菓子を食べる女性を見た。
「ん?どうかした?」
不意に目が合って、僕はまた逸らしてしまった。
「なにか聞きたいことがある顔だね」
女性は澄ましたような目で言った。その目をちらっと見た瞬間、なにか引き込まれた。
「いや……その、失礼かもしれないんですが」
「いいよいいよ!言ってみ!少年!」
「少年……えっと、入院してるってことは、病気ですよね?」
「うん。そうだよ?」
「その、市販のお菓子食べて平気なんですか?」
「え?」
刹那、沈黙が落ちた。いけないと思った。
「あ、いやその」
必死に会話を繋ごうとすると、女性が可笑しそうに笑った。
「ふはは!あれ?知らないで来てたの?」
「え?」
女性はなにか、笑いが堪えられていない様子だった。
「ああーおっかしいのー」
お腹を抑えながらそういうと、あと1口だったアーモンドクラッシュのお菓子を口に入れ、食べながら話し始めた。
「私、時雨愛夜。こう見えて19歳」
「19……19歳!?」
僕は驚いて声を荒らげた。
「そ。こう見えて今頃大学生のはずなんだよ?ほんと、神様って不平等だよね~」
「はあ……あ、で、その……」
僕は会話を元に戻そうと試みた。すると、愛夜さんが察して話を戻した。
「あ、そうだね。言ってなかったよね?」
「はい」
「私、永命病なの」
その瞬間時間が止まった気がした。
風の音だけが耳に擦れて、変な音を立てていた。
カーテンが風に揺れて、棚の上の花瓶にさされた花が風に揺られた。
銀色のツヤツヤな髪が風になびいて、その姿は本当に美しかった。
「死ねないまま、もう20年は経つかな」
透き通るような声は、窓の向こうの青空の色に似ていて、風に消えそうだった。
「すみません、デリカシーなくて……」
「ふふ…君、面白いね。また明日も来てくれる?」
愛夜さんが微笑みながらそう言うと、僕は首を横には振れなかった。首を縦に1度動かすと、愛夜さんはまた嬉しそうに微笑んだ。
スカイブルーの下、白い無機質な建物の中で、僕は永遠に死ねない患者とであった。
1度患ってしまうと2度と治らない。永遠に生き続ける難病。昔は、アフリカ地域で国民の中でも極稀に発症していた。その頃からあまりメジャーな病名ではなかった。しかし、医者たちのあいだでは、何度も永命病完治のための薬品開発が行われていた。僕もそのニュースは何度も目にしてきた。耳にもしてきた。でも、何度試しても同じ結果。物理的に無理があったり、医学療法的に問題が多発したり、希望なんかどこにもなかった。
でもつい最近になって、科学技術と医療技術の発達発展により、不治の病として医者たちのあいだで有名だった永命病の、治療方法が編み出された。
それは、手術室にて体内に直接、抗薬品「LLD」を取り込ませることで、永命病を治すことができるという、研究結果が世界で初めてここ日本で発表された。
でも、そこで新たに問題が生まれた。
永命病は、その名の通り永遠に死なない(死ねない)病気。それは、とても長い年月を過ごしている人もいれば、一年単位の少しだけを過ごした人がいる。一年単位であれば、治療をしたあとも少し痛みと後遺症に悩まされるが、社会復帰をすることは出来る。しかし、もしもそれが1年ではなく、十何年、何十年だった場合、人体へのバックは凄く、それは人の体で耐えられるものではない。つまり、長い年月を病気を患ったまま生きてきた患者は、永命病を治せば死んでしまう。
理不尽だと思った。
治せば死、治さなければ他者が死にゆくのに自分だけが老いもせずに生き続けるという地獄。どちらをとっても、ようは死ぬ。
そんな理不尽な病、あってたまるかって思っても、もう存在していた。
僕は騒がしい教室の中で、今日の朝あったニュースを思い出していた。
考え込んでいると、頭に何かが当たった。
「おーっとわりぃわりぃ」
「……って、無視かよつれねぇなぁ」
僕は極力目をそらした。話す必要も無い。目を合わせる価値もない。そう言い聞かせながら、目が合わないようにした。
「やっぱ、根暗くんはダメだなーははは」
制服の着方を乱して、髪の毛も少しワックスで固めてきたような、チャラそうなやつが、嫌味ったらしく言い残すと、また騒がしい女子達の元へ去っていった。
けたたましいほどの高い奇声、耳を塞ぎたくなるほどイライラする足音と机や椅子がずれる音、拡声器を使って怒鳴り散らしたい気分だった。でもこれは、今に始まったことじゃない。もうこの高校に来て2年目、学校生活自体には完全に慣れ親しんだが、この騒がしいクラスメイトとあと360何日も一緒に過ごすのは、なかなか酷なこと。辛いとか、苦しいとか、そんな言葉じゃ表せないほどに体を襲うこの倦怠感は、多分風邪とかじゃない。完全にこのクラスの担任とクラスメイトの所為だ。
ふとため息を漏らすと、ポケットに入れた携帯のバイブレーション機能の音がした。
『今日の帰り家帰る前に病院寄れる?手伝って欲しいんだけど』
叔母からだ。僕の家庭は僕が物心つく前に両親が離婚し、母の元へ行った僕が成長して3歳くらいになったときに母は交通事故で亡くした。だからかなり幼い頃から叔母にお世話になっていた。
今日は火曜日、なんとなくそんなにメッセージな気はしたが、特に用もないから「わかった」と素早く打ち込んでスタンプも付けずにすぐに返した。
もうすぐで6時限目が始まる。あと30秒程度。
騒がしいやつらは静まることもしないで、時間は刻一刻と過ぎていく。
チャイムがなった。
教科担当の先生が入ってきた。一気に静まり返った。
1番眠くなるが正念場。6時限目が始まった。
授業すべてと清掃が終わって、放課後。誰かと待ち合わせをすることもなく、生徒玄関へ直行する。
廊下の曲がり角で誰かにぶつかった。
「どこ見て歩いてんのよ根暗!」
そんな口荒く、どこかで聞き覚えのある声が言った。顔は見なかった。謝ることもせず玄関に行き、さっさと履き替えると外へ出た。
いつも通りの時間にいつも通りの電車に乗る。
いつも通り3駅乗って、いつも通り病院の方面へ歩く。
「黒沼病院」と大きく文字が建物についた病院につくと、受付の人が制服姿の僕を一目見て察して、叔母を呼んだ。叔母は「悪いねぇ」といい、手招きをした。
「病室の003号室行って、シーツの張り替えしてきて欲しいんだけどいい?」
「うん」
ケースに入ったシーツを持って、病棟の3階の003号室に行き、一応律儀にノックして入り、教わったとおりにシーツを付けかけた。剥がした方のシーツは手で直接持って、廊下にあるシーツ入れに投げ入れると、ケースを棚において、水道で手を洗ってから、エレベーターのある方へ歩いていった。すると、向こう側から大量の荷物を持った叔母が来た。
「持つよ」
「悪いんね。助かるよ」
ダンボールを持つと、中には多量のお菓子が入っていた。
「なにこれ」
「ん?なんかね、患者さんの中に届いた私物は私のところに持ってきてくれって人がいてさー」
誰だろうと思った。普通、入院してる患者が市販のものを食べていいことはあまりない。なのにこんな大量のお菓子、一体誰が食べるつもりなんだろう。
叔母はお菓子が入ったダンボールと、肩にかけていた大きなバッグなどを僕に預けると、背を向けて小走りで去っていった。色々忙しいんだろう。
病室は268号室。ここは個人部屋。
ノックをすると、部屋の中から女性の声が聞こえた。
「どーぞ」
その声は少し陽気な感じだった。
足を巧みに利用してドアを無理やり開けようとすると、女性が気を利かせてドアを開けてくれた。
ドアが開いた先をみると、そこには銀色の髪色をした、一見すると元気そうな、僕より年上っぽい女の人がいた。
「わぁ!また届いた!」
女性は目をキラキラと輝かせて僕の腕からダンボールを取り上げると、嬉しそうにベッドの方へ戻って行った。僕は少し表情が固まった。
「あー!私の大好きなアーモンドクラッシュじゃん!誠司は気が利くね~」
女性は僕より年上とは思えないくらい嬉しそうにそう言った。
「あ!君、ありがとね!」
女性は僕の方へ振り向き、幼稚園児のように無邪気な笑顔で言った。その無邪気すぎる無防備な笑顔に、少しだけびっくりしていた。
「それ、その辺に置いといていいよ~」
僕はそう言われると、壁際にバッグ類を置いて、嬉しそうにお菓子を食べる女性を見た。
「ん?どうかした?」
不意に目が合って、僕はまた逸らしてしまった。
「なにか聞きたいことがある顔だね」
女性は澄ましたような目で言った。その目をちらっと見た瞬間、なにか引き込まれた。
「いや……その、失礼かもしれないんですが」
「いいよいいよ!言ってみ!少年!」
「少年……えっと、入院してるってことは、病気ですよね?」
「うん。そうだよ?」
「その、市販のお菓子食べて平気なんですか?」
「え?」
刹那、沈黙が落ちた。いけないと思った。
「あ、いやその」
必死に会話を繋ごうとすると、女性が可笑しそうに笑った。
「ふはは!あれ?知らないで来てたの?」
「え?」
女性はなにか、笑いが堪えられていない様子だった。
「ああーおっかしいのー」
お腹を抑えながらそういうと、あと1口だったアーモンドクラッシュのお菓子を口に入れ、食べながら話し始めた。
「私、時雨愛夜。こう見えて19歳」
「19……19歳!?」
僕は驚いて声を荒らげた。
「そ。こう見えて今頃大学生のはずなんだよ?ほんと、神様って不平等だよね~」
「はあ……あ、で、その……」
僕は会話を元に戻そうと試みた。すると、愛夜さんが察して話を戻した。
「あ、そうだね。言ってなかったよね?」
「はい」
「私、永命病なの」
その瞬間時間が止まった気がした。
風の音だけが耳に擦れて、変な音を立てていた。
カーテンが風に揺れて、棚の上の花瓶にさされた花が風に揺られた。
銀色のツヤツヤな髪が風になびいて、その姿は本当に美しかった。
「死ねないまま、もう20年は経つかな」
透き通るような声は、窓の向こうの青空の色に似ていて、風に消えそうだった。
「すみません、デリカシーなくて……」
「ふふ…君、面白いね。また明日も来てくれる?」
愛夜さんが微笑みながらそう言うと、僕は首を横には振れなかった。首を縦に1度動かすと、愛夜さんはまた嬉しそうに微笑んだ。
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