疎遠だった幼馴染と付き合うことになったけど異世界に飛ばされました！

本編

第44話

3人が戻って来たから僕は３人分の飲み物を追加しにキッチンにリーゼさんとルナちゃん（シャンプーとかいろいろ教えたり、寝た時に汗をかいたため）は、お風呂に向かった。
「いや～風呂良かったな～お前ら毎日入ってるなんて羨ましいが過ぎる」
とリビングの方からフィリユスさんの声が聞こえてきたから飲み物を持ってリビングに戻ったらフィリユスさんはさっきまでリーゼさんが座ってたソファに座っていた。その向かいにはゆうくん、その膝の上にクロくんそして、その隣にはあおくんが座って待ってる。そして僕に気づいたあおくんは走って近づいてきて僕が持ってたお盆を代わりに運んでみんなに渡してくれた。
「ふふん！あらんお兄ちゃん！抱っこ！！」
と僕に近寄りながら言ってきた。それに応えてあおくんを抱きかかえ今のうちに寝る場所の準備をしようとみんなに話しかけた。
「えっと、みんなでお布団しかない？？今日リビングでみんなで寝るつもりだから！」
と言うと子供2人は目を輝かせて大人2人はこの広さで？って感じの目をしてる。
まぁ、確かに？この部屋の広さだと布団最大で４つだし...！でもさ？多分、ルナちゃんはリーゼさんに懐いてるし、あおくんとは今日一緒に寝るつもりでいるから多分足りるんだよね。最悪、僕が抜けだせばいいと思ってるからいいや！と思って
「ついてきてね！」
と言い和室の押し入れに案内した。
「えっと、ゆうくんとギルマスさんはここにある布団４つ運んでくれる？それとクロくんは僕についてきてね！」
と言い２階の寝室についてきてもらった
「なに持っていけばいい！？」
とお目目を輝かせて聞いてくるクロくんと僕から降りたあおくん2人に
「まくら６つと、タオルケット６枚持っていきたいからひとり２組ずつ...って思ったんだけど持てるかな？」
と聞くとクロくんは無言で持ち、あおくんもニコニコしながら持って「「持てるよ！！」」と声をそろえてドヤ顔でこっちを見てきてどっちもかわいくて思わずおでこにキスしたら2人とも真っ赤になった。
「んもう！いきなりはやめてよ！！」
「そーだよ！クロ達両手ふさがってるから防ぎようがないじゃん！」
と2人とも抗議してくるけど、顔はすごく嬉しそうにしてるし避けようと思えば避けれるようなやつだったからわざとよけなかったんだろうな～と1人ニヤついてると2人とも顔を見合わせて物を置き僕に近づいてきて
「はい！あらんお兄ちゃんしゃがんで！」
「あお達が次ほっぺにちゅってするの！」
2人ともすごい迫力で迫ってきて服を引っ張って来てる。
「わかったからそんなに服引っ張らないの」
と笑いながら言い、しゃがむと2人とも同時にちゅってしてくれて少し恥ずかしくなって顔が赤くなってしまった。それを見たクロくんが
「ほらね！あらんお兄ちゃんも恥ずかしいんでしょ！」
と言ってくるからクロくんを抱っこしてベットにダイブしてくすぐってると部屋の外から階段を上る足音とゆうくんの声が聞こえてきた。それを聞いたあおくんはベットに上り僕にくっついてきてクロくんは布団を僕たちにかぶせて３人で隠れた。

しばらく３人で隠れてると扉が開いた音がして４人の声が聞こえた。
「あらん達この部屋だと思ったんだけどな～」
と言うゆうくんの声
「いや、いるだろあそこに」
とマジレスするフィリユスさんの声
「もう、フィーったらそういうのは言わないのがお約束なんですよ～」
と少し呆れてる感じのリーゼさんの声
「あはは、しょうがないよ～きっとフィリユスお兄さん、お腹すいちゃったんでしょ」
と笑ってるルナちゃんの声
その会話を聞いてるといきなり布団をゆうくんにとられた
「見―つけた！よし！なんで３人とも顔が少し赤いのかはおいといて飯にしよーぜ」
と言われたからみんなでタオルケットと枕をもって下に降りた。

みんなに振舞ったカレーとサラダは大好評ですぐに無くなった。食後はリーゼさんが入れてくれた紅茶を飲みながらトランプをして遊び、あおくんが眠くなってきたところでその日はお開きにして、そのままみんなで眠りについた。