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第5部 ギウリーク動乱篇~ミトラへの道
第168話 格の差ってやつを教えてあげる
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ロウが、目的のある旅の途中であるにも関わらず、その誘いに乗ってみたのは、盗賊団の首領であるキッガという女に、メイリュウと似たものを感じたからだった。
咲かせるべきでない時期に無理やり咲かせた花。
美しくはあるが危ういものを感じさせる。それがまた、男にとっては魅力に感じるのだろうが。
それで寄ってくる男というのは。
要するに男運が悪いのだ。
ロウが案内されたのは、山をだいぶくだったところ。日はとっぷりと暮れていた。
そろそろ、外灯の灯りのある街中までもう少し、逆に街から山中へと進む者がいたら、ここからはいよいよ山道か、と気を引きしめる。そんなところにたつ屋敷だった。
居心地は悪くなさそうではある。
これは、吸血鬼基準であって、人間が住むとなれば、街中までのちょっとした買い物にも馬車を仕立てる必要がありそうだ。
新しく雇った食客だ。
と、キッガは屋敷のものに、ロウをそんなふうに紹介した。
客間のようなところに通されて、茶を出された。
「いつから、こんなとこをしている?」
ロウは、尋ねた。
「吸血鬼のお姫さまがそんなことに興味を、お持ちか?」
キッガは嫣然と笑った。
「興味はある。魔道列車は、わたしが眠っていた間にできた。どのように運行されているのか興味はある。
それが街ぐるみの策謀で勝手に止められているのは解せない。」
「ここらを治める伯爵閣下はわたしの父なんだ。」
「つまり、領主公認だということか?」
「そう思っていただいて構いまない。なので、これはどこぞの盗賊団に雇われたのではなく、街からの正式な依頼だと、そう考えてもらっていい。」
部下のひとりが、キッガになにやら耳うちをした。
ほう、面白いな、連れてこい。
と、キッガは言った。
連れてこられたのは、まだ若い女だった。ロウの前で余計なことを言わないようにか、縛られて猿ぐつわをかまされていた。
「こいつは?」
「町の情報屋、とでもいうかな。
仕掛け屋というのを知っているかな?」
ロウは首を横に振った。
「恨みを買ってそいつを晴らす、殺し屋だ。場合に、よっちゃあとんでもない安い金でも殺しを請け負う。」
「この女がその一味だとでも?」
「答えはYESであり、NOでもある。」
キッガは、部下に女の縄を解くように命じた。
「キッガさま!」
足元に身を投げ出すようにして女は平伏した。
「わたしはキッガさまの忠実な下僕でございます。」
「忠実もどうかわからんし、能力に至ってネズミにも劣るかな。」
「そ、そんな・・・」
「なにがあったのか話してみろ。」
女は、実際に殺しを行う訳ではなく、その前段階としての情報収集や依頼人からの金の受け取りを行う「繋ぎ」と呼ばれる仕事をしていたらしい。
今回、オールべに入り込んだのは、ギンとリク。旅芸人に扮してあちこちで、「仕掛け」を、行う腕利きの「仕掛け屋」だった。
今回の仕掛けを行うために、街の「繋ぎ」である彼女、ダダルに渡りをつけてきた・・・
「そのギンたちが、ロデリウムの隠居じじいの護衛を自分らのところに、スカウトしようとしてたんで」
始末しようとして、返り討ちにあったのだという。
「どうも、ロデリウムのやつらは、ギンやリクと手を組むらしいです。
あたしは、そのことをギンたちに伝えるからと言ってギルドを出てきました。あとは真っ直ぐこちらに来ました。」
ああ、そうか。
気味の悪い笑い方でキッガは答えた。
つけられてなんかはいないよなあ?
「も、もちろんです!」
「ねえ、リンドの旦那」
キッガはしなだれかかるように、ロウに、体重を預けた。
ロウは、髪は短くしているし、着ているものは男性でも女性でも着れるものが多かったが、胸の膨らみをみれば明らかに「旦那」ではないのは分かるだろうに。
それとも、こういった裏社会で用心棒や食客を取り敢えずの敬称で「旦那」と呼ぶ習慣が1300年経っても残っていた、ということなのだろうか。
人間の雌が欲情しているときの匂いに辟易しながら、ロウはそっとキッガを押しやった。
「つれないねえ、旦那。」
くすくすと精神の安定を欠いたような耳障りな笑い声で、キッガは言った。
「さっそくだけど、この女の血をすっちまっておくれ。
何か今の話以外の情報でもあれば、特別に手当を出すよ。」
女は逃げ出そうとして、白狼団の男たちに取り押さえられた。
「や、やめておくれよ、キッガさま!」
女は声の限りに叫んだが、周りに家のない郊外の一軒家だった。その声をフクロウ以外の部外者が聞いたかどうかはわからない。
ロウは、女と二人で寝室に案内された。
「朝まで覗きにはこないからごゆっくり。」
キッガは、いやらしい笑みを浮かべて、そう言った。
「ダダルもよくやってはくれた。吸血鬼になってもお前のことは忘れないよ。」
「お、お情けを」
声の限りに叫び、キッガに縋りつこうとして、蹴飛ばされ、それでも泣き叫ぶダダルに、キッガは酒瓶を押し付けた。
「いい事を教えてやる」
残忍な笑みを浮かべるキッガは、ウインクしてみせた。
「酔っ払うんだ、ダダル。酔っちまえばたいていのことは気にならなくなる。
例えば自分がまだ人間なのか、吸血鬼になっちまったのか、なんてことも含めてだ。」
ドアは乱暴に締められた。
ロウがドアノブに手をかけてみると、外側から世情されていた。
これはいささか、というかかなり非礼ではないのだろうか。
一瞬。ドアノブを引きちぎってやろうかと思ったロウであったが、貰えるはずの報酬のことを考えて我慢した。けっこう、下世話な真祖なのである、ロウ=リンドは。
舌打ちをしている間に、ダダルは、キッガに渡された酒瓶を開けてラッパ飲みしていた。
面倒みのいい、ロウは酒を取り上げて、ダダルをベッドにすわらせた。
「さっさと吸いやがれ吸血鬼め!」
叫んでダダルは、上着を引きちぎるように脱ぎ捨てた。子供っぽい顔つきだったが、なかなか立派なものを持っている。
「残念だけど、こちとか処女じゃねえんだ。何だか初々しい反応でも期待したら、勘弁しろや。」
いや、あるとしてもこれからやるのは吸血の儀式であって。
「それ」ではないぞ。
と、言いたがったが、ロウの注意は既に窓の外に向いていた。
宵闇の中。紅く光る両眼がこちらを見据えていた。
“わたしを招いておくれ、愛しい子よ。”
念話が、脳裏に響く。空な目で立ちあがろうとするダダルを座らせてから、ロウは魔眼の主に微笑みかけた。
“そうだ。おまえでもいい。ここからわたしを招いてくれ。愛しいおまえと永遠の喜びを共にしよう。”
「招かれないと入れないタイプの吸血鬼か。」
その声に含まれたあまりにものガッカリ感に、魔眼の主は言葉を失った。
「わかった・・・こちらも聞きたいことがある。
『来い』」
それは許可ではなく、命令だった。ドロシーの命令でダダルを尾行していた吸血鬼ゾアヌルは、なすすべもなく部屋の中に引き込まれた。
咲かせるべきでない時期に無理やり咲かせた花。
美しくはあるが危ういものを感じさせる。それがまた、男にとっては魅力に感じるのだろうが。
それで寄ってくる男というのは。
要するに男運が悪いのだ。
ロウが案内されたのは、山をだいぶくだったところ。日はとっぷりと暮れていた。
そろそろ、外灯の灯りのある街中までもう少し、逆に街から山中へと進む者がいたら、ここからはいよいよ山道か、と気を引きしめる。そんなところにたつ屋敷だった。
居心地は悪くなさそうではある。
これは、吸血鬼基準であって、人間が住むとなれば、街中までのちょっとした買い物にも馬車を仕立てる必要がありそうだ。
新しく雇った食客だ。
と、キッガは屋敷のものに、ロウをそんなふうに紹介した。
客間のようなところに通されて、茶を出された。
「いつから、こんなとこをしている?」
ロウは、尋ねた。
「吸血鬼のお姫さまがそんなことに興味を、お持ちか?」
キッガは嫣然と笑った。
「興味はある。魔道列車は、わたしが眠っていた間にできた。どのように運行されているのか興味はある。
それが街ぐるみの策謀で勝手に止められているのは解せない。」
「ここらを治める伯爵閣下はわたしの父なんだ。」
「つまり、領主公認だということか?」
「そう思っていただいて構いまない。なので、これはどこぞの盗賊団に雇われたのではなく、街からの正式な依頼だと、そう考えてもらっていい。」
部下のひとりが、キッガになにやら耳うちをした。
ほう、面白いな、連れてこい。
と、キッガは言った。
連れてこられたのは、まだ若い女だった。ロウの前で余計なことを言わないようにか、縛られて猿ぐつわをかまされていた。
「こいつは?」
「町の情報屋、とでもいうかな。
仕掛け屋というのを知っているかな?」
ロウは首を横に振った。
「恨みを買ってそいつを晴らす、殺し屋だ。場合に、よっちゃあとんでもない安い金でも殺しを請け負う。」
「この女がその一味だとでも?」
「答えはYESであり、NOでもある。」
キッガは、部下に女の縄を解くように命じた。
「キッガさま!」
足元に身を投げ出すようにして女は平伏した。
「わたしはキッガさまの忠実な下僕でございます。」
「忠実もどうかわからんし、能力に至ってネズミにも劣るかな。」
「そ、そんな・・・」
「なにがあったのか話してみろ。」
女は、実際に殺しを行う訳ではなく、その前段階としての情報収集や依頼人からの金の受け取りを行う「繋ぎ」と呼ばれる仕事をしていたらしい。
今回、オールべに入り込んだのは、ギンとリク。旅芸人に扮してあちこちで、「仕掛け」を、行う腕利きの「仕掛け屋」だった。
今回の仕掛けを行うために、街の「繋ぎ」である彼女、ダダルに渡りをつけてきた・・・
「そのギンたちが、ロデリウムの隠居じじいの護衛を自分らのところに、スカウトしようとしてたんで」
始末しようとして、返り討ちにあったのだという。
「どうも、ロデリウムのやつらは、ギンやリクと手を組むらしいです。
あたしは、そのことをギンたちに伝えるからと言ってギルドを出てきました。あとは真っ直ぐこちらに来ました。」
ああ、そうか。
気味の悪い笑い方でキッガは答えた。
つけられてなんかはいないよなあ?
「も、もちろんです!」
「ねえ、リンドの旦那」
キッガはしなだれかかるように、ロウに、体重を預けた。
ロウは、髪は短くしているし、着ているものは男性でも女性でも着れるものが多かったが、胸の膨らみをみれば明らかに「旦那」ではないのは分かるだろうに。
それとも、こういった裏社会で用心棒や食客を取り敢えずの敬称で「旦那」と呼ぶ習慣が1300年経っても残っていた、ということなのだろうか。
人間の雌が欲情しているときの匂いに辟易しながら、ロウはそっとキッガを押しやった。
「つれないねえ、旦那。」
くすくすと精神の安定を欠いたような耳障りな笑い声で、キッガは言った。
「さっそくだけど、この女の血をすっちまっておくれ。
何か今の話以外の情報でもあれば、特別に手当を出すよ。」
女は逃げ出そうとして、白狼団の男たちに取り押さえられた。
「や、やめておくれよ、キッガさま!」
女は声の限りに叫んだが、周りに家のない郊外の一軒家だった。その声をフクロウ以外の部外者が聞いたかどうかはわからない。
ロウは、女と二人で寝室に案内された。
「朝まで覗きにはこないからごゆっくり。」
キッガは、いやらしい笑みを浮かべて、そう言った。
「ダダルもよくやってはくれた。吸血鬼になってもお前のことは忘れないよ。」
「お、お情けを」
声の限りに叫び、キッガに縋りつこうとして、蹴飛ばされ、それでも泣き叫ぶダダルに、キッガは酒瓶を押し付けた。
「いい事を教えてやる」
残忍な笑みを浮かべるキッガは、ウインクしてみせた。
「酔っ払うんだ、ダダル。酔っちまえばたいていのことは気にならなくなる。
例えば自分がまだ人間なのか、吸血鬼になっちまったのか、なんてことも含めてだ。」
ドアは乱暴に締められた。
ロウがドアノブに手をかけてみると、外側から世情されていた。
これはいささか、というかかなり非礼ではないのだろうか。
一瞬。ドアノブを引きちぎってやろうかと思ったロウであったが、貰えるはずの報酬のことを考えて我慢した。けっこう、下世話な真祖なのである、ロウ=リンドは。
舌打ちをしている間に、ダダルは、キッガに渡された酒瓶を開けてラッパ飲みしていた。
面倒みのいい、ロウは酒を取り上げて、ダダルをベッドにすわらせた。
「さっさと吸いやがれ吸血鬼め!」
叫んでダダルは、上着を引きちぎるように脱ぎ捨てた。子供っぽい顔つきだったが、なかなか立派なものを持っている。
「残念だけど、こちとか処女じゃねえんだ。何だか初々しい反応でも期待したら、勘弁しろや。」
いや、あるとしてもこれからやるのは吸血の儀式であって。
「それ」ではないぞ。
と、言いたがったが、ロウの注意は既に窓の外に向いていた。
宵闇の中。紅く光る両眼がこちらを見据えていた。
“わたしを招いておくれ、愛しい子よ。”
念話が、脳裏に響く。空な目で立ちあがろうとするダダルを座らせてから、ロウは魔眼の主に微笑みかけた。
“そうだ。おまえでもいい。ここからわたしを招いてくれ。愛しいおまえと永遠の喜びを共にしよう。”
「招かれないと入れないタイプの吸血鬼か。」
その声に含まれたあまりにものガッカリ感に、魔眼の主は言葉を失った。
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