188 / 574
第5部 ギウリーク動乱篇~ミトラへの道
第169話 第九帝国
しおりを挟む
ギンとリクが受けた頼み事は以下の通りだった。
オールべの支配者であるエステル伯爵は、その養子であるキッガと道を外れた関係にあり、彼女を伯爵家の跡取りとすべく、実子、つまりは伯爵夫人との間にできた子を、手にかけた、というのである。
伯爵夫人は実家である隣国の侯爵家に逃げるようにして身を潜めていたが、そこにも刺客は訪れたというのだ。
それも3度。幸いにも、彼女の実家が懇意にしている鉄道公社の護衛が撃退したくれたというが、
「ちょっと待て」
アウデリアが言った。
「三回刺客を派遣されて、三回とも鉄道公社の護衛が居合わせた、だと?」
「話が早くして助かるね。」
ギンは、感心したようにつぶやいた。
浮かべる表情は酒の席に同席させてももらっている芸人の、媚びるような、相手を伺うような表情である。
その声は明瞭に発音されているようだが、少し離れると全く聞き取れなくなる。
表情と話の内容は、全く別。さらに離れると聞こえにく特殊な発声法。
これは、貴族同士がパーティの席上で密談を行うときの手法であった。
案外、ギンという女は、高貴な出自なのかも知れぬ、とクローディアは思った。
「だが、まあ、伯爵夫人がそう信じていたことは間違いない。実子を殺され、自分の命を狙って他国まで刺客を放たれたとなると、もう対抗手段を取らざるを得ない。」
「政治がらみの厄介ごとが大嫌いなはずのお主らが、よく受けたな。」
ご老公が言った。
「それが、あの伯爵夫人は、お忍びで街中の酒場を訪れるのが大好きでね。
わたしらもただの商家の女主人のつもりで、話をしてたんだ。元旦那に女ができて、家を追い出された挙句に、残された実の息子は変死、自分の身にも危ういことが起きてる、なんて愚痴を聞かされたんで、人肌脱ごうかって気になったのさ。」
ギンは、手を振って、陽気に飯屋の主人を呼んだ。
「旦那さまが、この煮込みのお代わりを所望だよ! それとおっかない冒険者の姉さんは酒だ。」
「わたしたちも『裏』を取ってから、という約束で依頼を受けたんだ。
実際に、オーベルについてみたら、わけのわからないことだらけさ。
跡取りになるはずの、義理の娘とやらは、盗賊をやっている。伯爵はそいつを黙認してるようだが、だからと言って、跡取りとして立てる気もない。
奥方まで追い出してるんだ。あとは好きなようにすればいいのに、嫡子として建てるわけでも、あらためて囲うわけでもない。列車を遅延させては、『白狼団』とやらに上納金を支払っている。まあ、こいつの支払いは公社が負担して、利用客に分散して徴収してるようなもんだから、街として構わないどころか、足止めを食った客が金を落としてくれるから、文句もないのか。」
ギンは上目遣いに、クローディアを見ながら、手で口元を隠しながら笑った。
まるで、宴席にでた芸人が、あまり面白くない冗談でも聞かされた時のような表情だった。
「これは、ギンさんたちには悪いが、極めて政治的な話のようじゃ。」
ご老公が憮然とした顔で言った。
「鉄道公社は、しばらく前からこんなふうに言われておる。」
「『第九帝国』だね。」
ギンは、ご老公に酌をしながら、言う。
「わたしらも別に関わりたくないだけで、世情に無関心ってわけじゃないんだよ。そっちに利用されないためには、それなりに情報は持っていないとね。」
「今まで領土も持たなかった九番めの強国が、自らの領土を持とうと考え始めた、ということか。」
クローディアが顎髭を撫ぜながら言った。
「エステル伯爵は、自らの領地を公社に、売り渡すつもりなのか?」
「な、ならば。」
話についていけなくなったのは、ご老公の護衛「ナンバーズ」の二人だった。
「ギンどのたちの役目とは?」
「そこらは明確にはわからん。あるいは、伯爵やキッガが公社の思うように動かなくなった場合の保険のつもりかもしれん。
不要になれば、排除はしやすいし、な。」
「そう簡単に殺されるかね。」
ギンは強気に言ったが、顔色はよくなかった。
「おまえたちの強みは市中に紛れ込めることだ。」
アウデリアは遠慮なく言った。
「まともに国家またはそれに準ずる期間から的にされれば、もたない。
強固な組織をもつ殺し屋組織ならば報復もあるが、おまえたちそんなことにはならんだろう。」
「確かに、ね」
ギンは吐き出すよに言った。
「あたしらは、ほかにどうしょうもなくて、この道に入っちまったものばかりさね。」
「まあ、先々のことを心配してもしたかあるまい。いざとなれば、お主らくらいいくらでも匿ってやるわい。」
クローディアは心の中で苦笑した。
無理やり引退されられて、ロデリウム公爵家には一切、なんの権限もないと、おっしゃったのをもう忘れている!
確かに、クローディア大公国でも彼女たちを匿うことは出来た。
ならばどうする?
どううごく?
追加の料理、煮込みに食らえて、串焼きやひき肉をはさんだ饅頭、酒も並んで一見すれば盛り上がっているように見える円卓は、その実、先の見えない展開に、湿りがちである。
それでも笑い合い、ときには酌をし合い、ギンは小唄を二曲ばかり歌った。
「こういう時はだ、な。」
アウデリアがついに腹がくちくなってかたのか、面倒くさそうに言った。
「相手が一番嫌がりそうなことをしながら、向こうの出方を伺う。
これが一番いい。」
「戦士じゃのう、奥方どのは。」
老公は呆れたように言った。
「して、何をもって嫌がらせをするのだ?」
「伊達に独立したわけではあるまい。」
獰猛な笑顔で自分の夫を見やった。
「幸いにも、北方へ魔道列車の敷設の交渉中だ。駅の偉いやつを呼び出してクローディア大公国として抗議しろ。
わたしは、足止めをくった冒険者どもを集めて白狼団を討伐する。」
オールべの支配者であるエステル伯爵は、その養子であるキッガと道を外れた関係にあり、彼女を伯爵家の跡取りとすべく、実子、つまりは伯爵夫人との間にできた子を、手にかけた、というのである。
伯爵夫人は実家である隣国の侯爵家に逃げるようにして身を潜めていたが、そこにも刺客は訪れたというのだ。
それも3度。幸いにも、彼女の実家が懇意にしている鉄道公社の護衛が撃退したくれたというが、
「ちょっと待て」
アウデリアが言った。
「三回刺客を派遣されて、三回とも鉄道公社の護衛が居合わせた、だと?」
「話が早くして助かるね。」
ギンは、感心したようにつぶやいた。
浮かべる表情は酒の席に同席させてももらっている芸人の、媚びるような、相手を伺うような表情である。
その声は明瞭に発音されているようだが、少し離れると全く聞き取れなくなる。
表情と話の内容は、全く別。さらに離れると聞こえにく特殊な発声法。
これは、貴族同士がパーティの席上で密談を行うときの手法であった。
案外、ギンという女は、高貴な出自なのかも知れぬ、とクローディアは思った。
「だが、まあ、伯爵夫人がそう信じていたことは間違いない。実子を殺され、自分の命を狙って他国まで刺客を放たれたとなると、もう対抗手段を取らざるを得ない。」
「政治がらみの厄介ごとが大嫌いなはずのお主らが、よく受けたな。」
ご老公が言った。
「それが、あの伯爵夫人は、お忍びで街中の酒場を訪れるのが大好きでね。
わたしらもただの商家の女主人のつもりで、話をしてたんだ。元旦那に女ができて、家を追い出された挙句に、残された実の息子は変死、自分の身にも危ういことが起きてる、なんて愚痴を聞かされたんで、人肌脱ごうかって気になったのさ。」
ギンは、手を振って、陽気に飯屋の主人を呼んだ。
「旦那さまが、この煮込みのお代わりを所望だよ! それとおっかない冒険者の姉さんは酒だ。」
「わたしたちも『裏』を取ってから、という約束で依頼を受けたんだ。
実際に、オーベルについてみたら、わけのわからないことだらけさ。
跡取りになるはずの、義理の娘とやらは、盗賊をやっている。伯爵はそいつを黙認してるようだが、だからと言って、跡取りとして立てる気もない。
奥方まで追い出してるんだ。あとは好きなようにすればいいのに、嫡子として建てるわけでも、あらためて囲うわけでもない。列車を遅延させては、『白狼団』とやらに上納金を支払っている。まあ、こいつの支払いは公社が負担して、利用客に分散して徴収してるようなもんだから、街として構わないどころか、足止めを食った客が金を落としてくれるから、文句もないのか。」
ギンは上目遣いに、クローディアを見ながら、手で口元を隠しながら笑った。
まるで、宴席にでた芸人が、あまり面白くない冗談でも聞かされた時のような表情だった。
「これは、ギンさんたちには悪いが、極めて政治的な話のようじゃ。」
ご老公が憮然とした顔で言った。
「鉄道公社は、しばらく前からこんなふうに言われておる。」
「『第九帝国』だね。」
ギンは、ご老公に酌をしながら、言う。
「わたしらも別に関わりたくないだけで、世情に無関心ってわけじゃないんだよ。そっちに利用されないためには、それなりに情報は持っていないとね。」
「今まで領土も持たなかった九番めの強国が、自らの領土を持とうと考え始めた、ということか。」
クローディアが顎髭を撫ぜながら言った。
「エステル伯爵は、自らの領地を公社に、売り渡すつもりなのか?」
「な、ならば。」
話についていけなくなったのは、ご老公の護衛「ナンバーズ」の二人だった。
「ギンどのたちの役目とは?」
「そこらは明確にはわからん。あるいは、伯爵やキッガが公社の思うように動かなくなった場合の保険のつもりかもしれん。
不要になれば、排除はしやすいし、な。」
「そう簡単に殺されるかね。」
ギンは強気に言ったが、顔色はよくなかった。
「おまえたちの強みは市中に紛れ込めることだ。」
アウデリアは遠慮なく言った。
「まともに国家またはそれに準ずる期間から的にされれば、もたない。
強固な組織をもつ殺し屋組織ならば報復もあるが、おまえたちそんなことにはならんだろう。」
「確かに、ね」
ギンは吐き出すよに言った。
「あたしらは、ほかにどうしょうもなくて、この道に入っちまったものばかりさね。」
「まあ、先々のことを心配してもしたかあるまい。いざとなれば、お主らくらいいくらでも匿ってやるわい。」
クローディアは心の中で苦笑した。
無理やり引退されられて、ロデリウム公爵家には一切、なんの権限もないと、おっしゃったのをもう忘れている!
確かに、クローディア大公国でも彼女たちを匿うことは出来た。
ならばどうする?
どううごく?
追加の料理、煮込みに食らえて、串焼きやひき肉をはさんだ饅頭、酒も並んで一見すれば盛り上がっているように見える円卓は、その実、先の見えない展開に、湿りがちである。
それでも笑い合い、ときには酌をし合い、ギンは小唄を二曲ばかり歌った。
「こういう時はだ、な。」
アウデリアがついに腹がくちくなってかたのか、面倒くさそうに言った。
「相手が一番嫌がりそうなことをしながら、向こうの出方を伺う。
これが一番いい。」
「戦士じゃのう、奥方どのは。」
老公は呆れたように言った。
「して、何をもって嫌がらせをするのだ?」
「伊達に独立したわけではあるまい。」
獰猛な笑顔で自分の夫を見やった。
「幸いにも、北方へ魔道列車の敷設の交渉中だ。駅の偉いやつを呼び出してクローディア大公国として抗議しろ。
わたしは、足止めをくった冒険者どもを集めて白狼団を討伐する。」
10
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
R・P・G ~女神に不死の身体にされたけど、使命が最低最悪なので全力で拒否して俺が天下統一します~
イット
ファンタジー
オカルト雑誌の編集者として働いていた瀬川凛人(40)は、怪現象の現地調査のために訪れた山の中で異世界の大地の女神と接触する。
半ば強制的に異世界へと転生させられた凛人。しかしその世界は、欲と争いにまみれた戦乱の世だった。
凛人はその惑星の化身となり、星の防人として、人間から不死の絶対的な存在へとクラスチェンジを果たす。
だが、不死となった代償として女神から与えられた使命はとんでもないものであった……
同じく地球から勇者として転生した異国の者たちも巻き込み、女神の使命を「絶対拒否」し続ける凛人の人生は、果たして!?
一見頼りない、ただのおっさんだった男が織りなす最強一味の異世界治世ドラマ、ここに開幕!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる