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浮気!?
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社会人の姉貴に散々奢らせてご機嫌な夜、俺は更に前から目を付けていた靴を買ってもらうために109をめざしていた。高校生の俺からしてみれば、五千円は大金であるが、ボーナスをもらったばかりでホクホクの姉貴は、バーゲンで値下がりしてて今がチャンス! ってこともあって、どれ、見に行こうか。なんて言い出した。
足取り軽く向かっているその時、見覚えのある顔を見つけた。
茶色い髪をブランドのキャップに押し込んで、服の上からでもわかるスタイルの良さ。身長は170ちょっと切っていて、本人はもっと高かったら良かったのに。なんて言っていたけど、カワイイ顔なんだから高身長は似合わない。
俺の愛しの彼氏、樹だった。思わず口元が緩みそうになったけど、その腕に抱き着くようにして歩いている女を見て、背筋が凍った。
落ち着け俺、今怒鳴ったら姉貴にばれちまう。
一月前にそっち系の出会い系サイトで見つけた好みの顔。即、出会いを申し込んだら、すぐにOKの返事をくれた。
それからはとんとん拍子だった。樹が俺の好みのルックスだったように、俺も樹の好みに合っていたのだ。
大喜びの俺に、樹は一言、信じられない言葉を吐いた。
『僕、バイだけど良い?』
足取り軽く向かっているその時、見覚えのある顔を見つけた。
茶色い髪をブランドのキャップに押し込んで、服の上からでもわかるスタイルの良さ。身長は170ちょっと切っていて、本人はもっと高かったら良かったのに。なんて言っていたけど、カワイイ顔なんだから高身長は似合わない。
俺の愛しの彼氏、樹だった。思わず口元が緩みそうになったけど、その腕に抱き着くようにして歩いている女を見て、背筋が凍った。
落ち着け俺、今怒鳴ったら姉貴にばれちまう。
一月前にそっち系の出会い系サイトで見つけた好みの顔。即、出会いを申し込んだら、すぐにOKの返事をくれた。
それからはとんとん拍子だった。樹が俺の好みのルックスだったように、俺も樹の好みに合っていたのだ。
大喜びの俺に、樹は一言、信じられない言葉を吐いた。
『僕、バイだけど良い?』
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