転生令嬢の危機回避術の結果について。

ユウキ

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一方その頃のスノウは……


「スノウは細かいところもちゃんと分かる偉い子だねぇ。どれ、薬作りのお手伝いもするか」

「……うん!」


クリスティーナを見送ってからのスノウは、スティラの言うことをちゃんと聞いて、お料理の小さな手伝いや、お掃除のお手伝いを積極的に行っていた。


時間が開空けば、ラケルが遅れないように勉強をみた。天気の良い日には護衛の近衛騎士とラケルと一緒に家からごく近い距離を散歩もした。

クリスティーナが城へ戻って寂しさで萎れていたスノウだったが、初めての事がいっぱいに詰まった生活に段々と楽しみを見出していた。


まず王宮でのあまり外に出ない生活から、いつでも家を出れば自然に触れて遊ぶ事ができる生活に。大人ばかりに囲まれ環境から、同年代の子供と初めてのことにびっくりしながらも笑い合える環境に。

これだけでも萎れていた心を少しずつ持ち直すには十分だった。その上スティラに褒められながら家事の手伝いをするのはとても楽しく、クリスティーナも勉強したと言う薬学のお手伝いも出来るらしい。

スノウは子供らしい笑顔を浮かべて、森での生活を楽しむことができた。


勿論彼女の笑顔を取り戻させた最大の要因の一つは、クリスティーナでもあった。


「スノウ、クリスティーナ様から色々が届きましたよ~」
「!!」


クリスティーナからの贈り物は多岐にわたるが、スノウ宛の手紙が一番彼女の笑顔を輝かせた。


「ラケル……あの、」


手紙を大事そうに受け取って胸に当てると、スノウはラケルを控えめに見上げる。


「一緒に、読んで欲しいの」
「はい、勿論でございます」


まだ長文を読むのは難しいスノウ。こうして暖炉の前に座ったラケルの膝に座り、クリスティーナからの手紙に何度も目を通すのが一番の楽しみであった。


「お返事、書きたい」
「いつでも手配いたしますので、ゆっくりとお書きくださいね」
「うん、わかった」



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