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第3章 食事編1
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~2023.3.30 後編~
先輩が不動産屋に入っている間、僕はスマホでよさそうなところをピックアップしていた。
まずチェーンはないな。
そして、喫煙可のところもなしだな。
今まで聞いてきた注意するポイントをフル稼働し、お店を調べた。
そうこうしているうちに先輩が用事を済まして、不動産屋から出てきた。
「何食べたいですか?」
先輩が笑顔で僕に聞いてきた。
「この近くならイタリアンか奥の方に中華がありますね。他にも海鮮系の居酒屋がありますけど、先輩はどれが気になりますか?」
なんでもいい、という返答は優しさではない。
ここでは選択肢を出して、できるだけ思考を楽にしてあげる。
「昼は親子丼だったので、ピザかラーメンがいいですね~。」
首を45度くらいに可愛く曲げている先輩。
かわいいなー。
「じゃあ、前に一度行ったイタリアンに行きましょうか♪すごくおいしかったですよ。」
「はい!そうしましょう♪」
歩いてきた道を少し戻る。
さりげなく車道側へ移動して、談笑を続ける。
「こうやって先輩と2人でご飯に行くなんて想像できなかったです。人見知りだから、話したいことはたくさんあったけど、話しかけれなかったです(笑)」
「確かにそうですね。私も人見知りなので、すごくわかります(笑)」
お互いの人見知りを再確認したところでお店に着いた。
「ここです。来たことありますか?」
「ないです。おいしそうなものがたくさんありますね。」
先輩はお店の前に出ている黒板のメニューをガン見している。
「2人です。」
「ご予約は?」
「してないです。」
「それではご案内いたしますね。」
外は若干暗くなる程度で夕食の時間にはまだ早かった。
お店の中はまだそれほど客が入っておらず、僕らは奥の席に案内された。
「奥どうぞ。」
「ありがとうございます。」
奥のソファー席を譲ると、先輩は軽く会釈をしてお礼を言った。
テーブルにあったメニューを開く。
「まずはドリンクだけ頼んで、ゆっくり料理を考えましょうか♪」
「そうしましょう♪」
「じゃあ、先輩は何を飲まれますか?」
「ほんとはお酒を飲みたいけど、明日簿記の試験で今日は徹夜なので我慢します(笑)なおてぃさんは?」
「じゃあ、僕も今日はお酒いいかなー(笑)」
一連のやり取りをして、僕はマンゴージュース、先輩はウーロン茶を頼んだ。
「ご卒業おめでとうございます~!」
「ありがとうございます~!なおてぃさんも大学院合格おめでとうございます~。」
ジョッキを軽くぶつけて、ドリンクを1口飲んだ。
「先輩も明日簿記の試験、受けるって言ってましたね。僕も明日同じ試験受けますよ(笑)」
「(笑)ほんとですか(笑)でも、全然勉強してなくて、仕訳のところしかできないんですよ。。。(笑)」
「それはやばいじゃないですか(笑)今日は徹夜確定じゃないですか~(笑)」
「そうなんですよ。。。(笑)でも、家に帰ったら絶対に寝ちゃう(笑)なおてぃさんは進捗どうですか?」
少し言葉に詰まる僕。正直に答えた。
「過去問と予想問題を5回分解きました。。。(笑)」
「え?!(笑)裏切者~(笑)完璧じゃないですか!(笑)なおてぃさんは絶対受かりますね(笑)いつから勉強されていたんですか?」
「1月くらいに簿記取りたいなー、と思ってだらだら来ちゃいました(笑)」
「めっちゃ前から(笑)いいなー(笑)」
先輩が不動産屋に入っている間、僕はスマホでよさそうなところをピックアップしていた。
まずチェーンはないな。
そして、喫煙可のところもなしだな。
今まで聞いてきた注意するポイントをフル稼働し、お店を調べた。
そうこうしているうちに先輩が用事を済まして、不動産屋から出てきた。
「何食べたいですか?」
先輩が笑顔で僕に聞いてきた。
「この近くならイタリアンか奥の方に中華がありますね。他にも海鮮系の居酒屋がありますけど、先輩はどれが気になりますか?」
なんでもいい、という返答は優しさではない。
ここでは選択肢を出して、できるだけ思考を楽にしてあげる。
「昼は親子丼だったので、ピザかラーメンがいいですね~。」
首を45度くらいに可愛く曲げている先輩。
かわいいなー。
「じゃあ、前に一度行ったイタリアンに行きましょうか♪すごくおいしかったですよ。」
「はい!そうしましょう♪」
歩いてきた道を少し戻る。
さりげなく車道側へ移動して、談笑を続ける。
「こうやって先輩と2人でご飯に行くなんて想像できなかったです。人見知りだから、話したいことはたくさんあったけど、話しかけれなかったです(笑)」
「確かにそうですね。私も人見知りなので、すごくわかります(笑)」
お互いの人見知りを再確認したところでお店に着いた。
「ここです。来たことありますか?」
「ないです。おいしそうなものがたくさんありますね。」
先輩はお店の前に出ている黒板のメニューをガン見している。
「2人です。」
「ご予約は?」
「してないです。」
「それではご案内いたしますね。」
外は若干暗くなる程度で夕食の時間にはまだ早かった。
お店の中はまだそれほど客が入っておらず、僕らは奥の席に案内された。
「奥どうぞ。」
「ありがとうございます。」
奥のソファー席を譲ると、先輩は軽く会釈をしてお礼を言った。
テーブルにあったメニューを開く。
「まずはドリンクだけ頼んで、ゆっくり料理を考えましょうか♪」
「そうしましょう♪」
「じゃあ、先輩は何を飲まれますか?」
「ほんとはお酒を飲みたいけど、明日簿記の試験で今日は徹夜なので我慢します(笑)なおてぃさんは?」
「じゃあ、僕も今日はお酒いいかなー(笑)」
一連のやり取りをして、僕はマンゴージュース、先輩はウーロン茶を頼んだ。
「ご卒業おめでとうございます~!」
「ありがとうございます~!なおてぃさんも大学院合格おめでとうございます~。」
ジョッキを軽くぶつけて、ドリンクを1口飲んだ。
「先輩も明日簿記の試験、受けるって言ってましたね。僕も明日同じ試験受けますよ(笑)」
「(笑)ほんとですか(笑)でも、全然勉強してなくて、仕訳のところしかできないんですよ。。。(笑)」
「それはやばいじゃないですか(笑)今日は徹夜確定じゃないですか~(笑)」
「そうなんですよ。。。(笑)でも、家に帰ったら絶対に寝ちゃう(笑)なおてぃさんは進捗どうですか?」
少し言葉に詰まる僕。正直に答えた。
「過去問と予想問題を5回分解きました。。。(笑)」
「え?!(笑)裏切者~(笑)完璧じゃないですか!(笑)なおてぃさんは絶対受かりますね(笑)いつから勉強されていたんですか?」
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