いまさら好きと気づいても。。。

ちろは

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第6章 音沙汰2

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~第5章 音沙汰1 続き~
「?!西村さん?!何で??」
「最初見た時から美人だなーって思っていましたよ。」
「そうなんだー。全然、気づかなかった(笑)」
「それから特に何もなかったんですけど、先輩の実験の手伝いをするときに2人で話すことがあったじゃないですか。」
「ああー、あの時ね。」
「その時に将来子供は要らないから、犬を飼いたいっていう価値観をお話しされてて、自分と一緒の価値観の人に初めて会ったのですごく嬉しかったんです。でも、その時には彼氏さんがいたから諦めていたんですけど、送別会の時にその彼氏さんと別れたって聞いて、チャンスがあるのかな?って期待しちゃって。。」
「確かに珍しい価値観だよねー。」
「そうなんですよね。。。今まで出会った女性は結婚はまだ考えてないけど、子供は絶対欲しい!っていう人しかいなかったのですごく斬新で(笑)西村先輩が同じ考えって聞いてびっくりしたんです!」
「西村さん、変わってるもんねー(笑)」
「その後、卒業式に(ご卒業おめでとうございます!大学来ることがあったら、(自分の)研究室にも顔出してくださいね!)ってLINEしたんですよ。そしたら、先輩の方から会う提案があって、ご飯に行きました。」
「え?!めっちゃ進んでるじゃん!しかも、それは西村さんからでしょ?脈ありじゃん(笑)」
「僕ももしかしたら、行けるのかもって思いましたけどね。。。(笑)」
「違うの??」
「次の日が僕と先輩が同じ試験の本番だったんです。だから、先輩が(合不報告はしましょう♪)って言われたので、その報告をして今に至ります。」
西村先輩が4月後半に再挑戦すること、
合格したらお祝い会をすることも全部話した。
口頭での説明がめんどくさかったので、LINEでのやり取りを見せた。
すると、桜井先輩はぐっとお酒を飲んで
「なおティーってLINEうまいね。そりゃモテるわ(笑)」
と言ってきた。
「どこがですか??(笑)」
「なんか会話が自然だもん(笑)」
自分では全く気にしたことがなかったが、そうなのだろうか??
だとしても、モテないのは事実だ。
「それから音沙汰何もないですね。。。(笑)」
「そっか。。でも、前は西村さんから誘ったってことは相手もなおティーに気があるんじゃない?」
普通はそういう考えになるだろう。
僕も当時はそうなった。。
しかし、現実はあまりにも残酷だ。。。
「それはないと思います。。だって、ご飯行ったときに気になる人の話を聞いたんです。。」
「?!」
「僕が(最近気になる人とかいないんですか?)って聞いたら、先輩は(入社予定の会社の同期の人と最近遊んでて、最初は同期5人でUSJ行ってそこから2人で遊ぶようになりました!今ではお互いの家を行き来する感じですね(笑)お互いもう何思われてもいいって思っているんでしょうね(笑))って言っていました。」
「そっか。。。」
「(いいですね~。その方と付き合わないんですか?)って聞いたら(付き合わないですねー(笑)相手は今彼女作る気ないぽくて(笑)その人が他に彼女ができて遊べなくなるくらいだったら、付き合いたいって感じですかね(笑))らしいですよ。」
「。。。それはなおティー、辛かったんじゃない??」
「そりゃあ、辛かったですよ。心の中で(いいですね~)じゃないだろ!って自分に突っ込んでました(笑)お互いに家に行き来する仲ってつまり、そういうことじゃないですか?。。。そんな不誠実な男やめて、こっちを見てください!僕ならあなたをずっと愛して、幸せにします!僕じゃダメですか?って言いたかったです。。。」
「そっか。。。」
残りのお酒をぐびっと飲み干して、グラスを置く。
「西村先輩の一番になりたいです。。。。」
小さな声でそう呟いた。
~続く~
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