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本編
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しおりを挟むアスカには、すぐに扉を開けられない事情があった。
何故なら、ノックの直後に辺境伯騎士団員の中で1番のお気に入りである細身の男に壁ドンされて、濃厚なキスを受けていたからである。
《アスカのお気に入り》は、元々辺境騎士団寮付であり、領内の見回りを仕事としている騎士であった。
アスカが帰宅するとの情報に辺境伯邸に詰めていれば、アスカが見知らぬ男の首根っこを掴んで引き摺って歩いてくる。
男はてっきり、自分はアスカに捨てられてしまったのだと思った。
そこで、アスカに以前褒められたことのあるキスの舌遣いを見せて思い留まって貰おうと考えたのだった。
アスカは思った。
──やっぱり、キスって気持ちいいし充たされるわ。
自分がチョーカーを嵌めて《享楽の王子》を作り上げたとは言え、ハッキリ言って元第3王子のテクニックは何もなく、ただ欲望のまま己を出し入れする程度のものだったからだ。
アスカはそのキスに夢中になり、夫人の存在は頭からスッポリと抜けてしまっていた。
夫人はそんなアスカの状況を何もわかっていなかった。
逆にわかっていたらスゴい。
未だ閉じたままの扉の向こうで起きていることなのだから。
夫人は待つ。
しかし、何故か扉は開かない。
そこで夫人は声を張り上げた。
「誰か! 扉を開けて私のところにアスカ連れてきて!」
それでも扉は開かない。
「何をしているの! 早く入れなさいと言っているでしょう!!」
すると、それまで全く開かなかった扉がバンッと開くと、
「はぁ~い、今すぐ挿れま~す!!」
と、飛び込んできたのは元第3王子であり《享楽の王子》状態のあの男であった。
「ぎゃああああああぁぁーーーーー!!!」
咄嗟のことに、あまり可愛らしくない悲鳴を上げながら、慌てて後退ろうとするも、カウチの背もたれと左の肘掛けの角にスッポリと嵌るように座っていて逃げられない。
「ぎょえぇぇぇぇぇーーーー!!!」
対して《享楽の王子》は、ドレスの形から巨乳、足元のヒールからメスと判断して突進した。
そして目にも止まらぬ速さでスボリとドレスの裾から両手を差し込むと、裾から戻ってきた時にはズロースを一緒に引き抜いていた。
「ぎゃぉぁぉぁぉぁぁぁーーーー!!」
それから夫人の両足首を両手で掴んで高々と持ち上げると、ウン十年間未使用の穴へ目掛け、すっかり出来上がっている己のイチモツを一気に突き立てた。
「あーははははは! メスだ! メスの穴だ!! オレの、オレだけの穴だ!! ガーッハッハッハッハ…!!!」
「アンッ…いやっ…離せ、あんっ、あんっ……」
叫んでいるばかりだった夫人は、そのまま《享楽の王子》により共に享楽の世界へ連れ去られてしまった。
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