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広がり始めた世界
破れて局限へと
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莉子と果南が話をしている頃、永遠は自身の恋人と電話越しに話をしていた。
「どうするの?もうあなたがクラスのリーダーになるしかないんじゃない?」
「そんな……私はただ……永遠に……」
「私はそんなこと望んでない。おね、莉子やあなたと一緒だとしても。」
「……」
「もういいよ。わかった。莉子たちには私からも戻るように頼むから。」
結局それは実行されなかった。
※ ※ ※
結局、朝、今日はやってきた先生の鶴の一声によってクラスの顔は誰か問題が解決になった。私たちは早めに学校に着くように登校し、先生に提案をしたものの退けられた。
結果的に、私は辞めることに変わりはなかったものの、霞は再任。拒否の意を宣言するも半ば強引に決められていた。そして、霞の相方には……
「あなたには奏ヶ咲霞さんの補佐に任命しますよ。星川花苗さん?」
「えっ!わたし、ですか……」
「菅原友希奈さんとどちらにするか悩みましたが、あなたにします。いいですね?」
「分かりました」
こうして、クラスをまとめる新しい(霞はそのままだけど)人が決まった。霞と永遠の恋人さんで、私のことが嫌いらしい星川さんが、今後このクラスをまとめることになるだろう。晴れて私は役職なしになった。お昼休み、先生に役職なしではまずいという話をすると、なぜか「考えなくていい」と言われてしまった。
「あなたには、自分の事に集中してほしいから。」という理由で。
喜ぶべきか、悲しむべきか、私には分からない。ただ、私を辞任させたがった人、星川さんに対してやるせない気持ちになるだけだった。
※局限とは→範囲をしぼること
「どうするの?もうあなたがクラスのリーダーになるしかないんじゃない?」
「そんな……私はただ……永遠に……」
「私はそんなこと望んでない。おね、莉子やあなたと一緒だとしても。」
「……」
「もういいよ。わかった。莉子たちには私からも戻るように頼むから。」
結局それは実行されなかった。
※ ※ ※
結局、朝、今日はやってきた先生の鶴の一声によってクラスの顔は誰か問題が解決になった。私たちは早めに学校に着くように登校し、先生に提案をしたものの退けられた。
結果的に、私は辞めることに変わりはなかったものの、霞は再任。拒否の意を宣言するも半ば強引に決められていた。そして、霞の相方には……
「あなたには奏ヶ咲霞さんの補佐に任命しますよ。星川花苗さん?」
「えっ!わたし、ですか……」
「菅原友希奈さんとどちらにするか悩みましたが、あなたにします。いいですね?」
「分かりました」
こうして、クラスをまとめる新しい(霞はそのままだけど)人が決まった。霞と永遠の恋人さんで、私のことが嫌いらしい星川さんが、今後このクラスをまとめることになるだろう。晴れて私は役職なしになった。お昼休み、先生に役職なしではまずいという話をすると、なぜか「考えなくていい」と言われてしまった。
「あなたには、自分の事に集中してほしいから。」という理由で。
喜ぶべきか、悲しむべきか、私には分からない。ただ、私を辞任させたがった人、星川さんに対してやるせない気持ちになるだけだった。
※局限とは→範囲をしぼること
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