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第一部 第五章 夢の残火─喪失編─
TIPS／共有データ（一部データ破損）
しおりを挟む《オーディン》
数千年前に活躍した作られた魔人で、白髪碧眼の容姿端麗な男性。
導術という特殊な術を使用する。
オーディンが使用する導術は他よりも強力。
ヘルを愛し、嫉妬からユグドラシルを使用してヴァンを別次元へと飛ばそうとするが、ヘルも巻き込まれてしまう。
専用兵装はスレイプニル。
《ヘル》
数千年前に活躍した作られた魔女で、扇情的な体型をした黒髪の美しい女性。
導術という特殊な術を使用する。
魔素を全身に巡らせることで、凄まじい身体強化を行う死の女神を発動。
専用兵装はニヴルヘイム。
《ヴァン》
数千年前に活躍した半魔から変異した魔人で、黒髪の精悍な顔つきをした男性。
首筋に縦縞の痣があり、痣に魔素を通すことで無詠唱特殊魔術を使用する。
専用兵装はフェンリル。
《魯樹》
数千年前に活躍した始まりの半魔であり多重半魔。
魯樹という表記データがヴァンガルムの中に残っていたが、詳細は不明。
ベースとなった魔獣は詳細不明だが、かなりの数の魔獣の力を有している。
翼の形状などから竜種も混じっていると考えられる。
《魔術》
半魔や、通常の魔女や魔人が使う特殊な術。
魔石から発するエネルギーが脳に干渉し、詠唱によって魔素を消費して事象を具現化する。
セティーナのような大規模魔術を扱える者は少数。（セティーナはカグツチ家という失われた東方の国の八大魔術家の末裔）
《導術》
作られた魔女や魔人が使う特殊な術。
自身や周囲の魔素に干渉し、魔素自体を変化させて様々な効果を生み出す。
《無詠唱魔術》
半魔が使用する詠唱を必要としない魔術。
ベースとなった魔獣によって使用魔術が変わる。
サキュバスであれば幻術、ワーウルフであれば身体能力超強化など。
《無詠唱特殊魔術》
ヴァンのみが使用することが出来たと云われる特殊魔術。
【常時展開】
・超速再生／身体の損傷部を魔素を使用し、凄まじい速度で再生する。造血や解毒なども出来、脳の記憶領域にある損傷前データを使用して再生する。
・損傷強化／身体が損傷することで、身体能力超強化。
・敵対強化／敵意、悪意、憎悪、嫌悪、敵対行動（敵意の有無に関わらず）を向けられることで、身体能力超強化。
・超強化／魔素がある限り、身体能力超強化。
・絶対領域／敵対強化の対象者の位置情報を補足。
・先導者／戦闘中、ヴァンの声を聞いた味方の戦意高揚、身体能力強化。
【任意展開】
・狂戦士／魔素が自動で攻撃を防御し、ダメージ軽減。
・事象崩壊魔術／発動者が『攻撃行動時、触れたと認識したもの』全てを崩壊させることが出来る。
《魔素》
東方の国、アースガルズのアラハバキが生み出したと思われる、詳細不明（ヴァンガルムの記憶領域のエラーにより）のエネルギー。
魔素を大量に取り込んだ生物は自我を失った魔物となり、稀な確率で半魔や魔女となる。
数千年前に猛威を振るったアウルゲルミルは魔素の集合体。
《魔石》
魔素が生物の心臓に癒着し、結晶化した物質で、遺伝する。
魔石からは魔素が生成され続け、魔石を宿す生物の身体能力や再生能力を飛躍的に向上させる。
通常は黒色だが、赤黒い特殊な魔石もある。
《半魔、魔女》
魔素が心臓に癒着、結晶化することで成る存在で、魔術／無詠唱魔術を使用する。
半魔はベースとなった魔獣の種類によるが、無詠唱魔術を使用する個体が多い。
これに対して作られた魔女は導術を使用。
いずれも脳の記憶領域にある身体データから、どんな傷を負ってもいずれは再生する。
ただし、脳の破壊、頭部の切断、魔石の破壊で死亡する。（字名持ちの降魔や魔獣は魔石を破壊しない限りは死亡せず、これは脳にあるデータではなく、魔石に刻まれた身体データを使用して再生するため）
《専用兵装（NACMOtype.armament）》
オーディン、ヘル、ヴァンそれぞれに、アースガルズが魔石を使って作成した専用の兵装。
専用兵装には絶大な効果を秘めた、専用武装がある。
《スレイプニル》
大型の騎乗用軍馬、小型犬サイズの馬、専用アーマーへと変化する。
導術の使用も可能。
専用武装はグングニルで、魔石から発するエネルギーを収束し、『貫いた』という結果のみを事象として生み出すことが可能。（グングニルは魔素消費量が少なく、連発が可能）
《ニヴルヘイム》
霧状と専用アーマーに変化。
導術の使用も可能。
専用武装は霧状のヘルヘイム。
対象の魔石情報を解析し、分解、または再構築。
再構築により、死者の蘇生すら可能に。（死者の再構築には凄まじい量の魔素を使用）
無機物であれば少ない魔素消費量で分解、再構築も可能。
《フェンリル（ヴァンガルム）》
霧状、巨大な狼、子犬（作成者の趣味）、専用アーマーへと変化する。
導術の使用も可能。
専用武装は鎖状のグレイプニルで、魔石から発するエネルギーを収束し、万物を拘束することが可能。
グングニルの『貫いた』という事象ですら拘束する。(魔素消費量はかなり多い)
愛玩モードという謎モードも搭載。
《専用武装の魔素消費量》
グングニル＜グレイプニル≪ヘルヘイム
《その他神器（核に魔石を使用）》
ミョルニル／ヴァンの事象崩壊魔術を元に作られた鎚状の神器。殴った相手を必ず粉砕する。さらに投擲した場合、使用者の手元へと必ず戻る。
グルヴェイグ／ヴァンの超速再生を元に作られた首飾り状の神器。装着者に超速再生の力が宿る。さらに他者に魔素を流し込み、魔石を生成することも可能。
ドラウプニル／魔素を貯蔵することが出来る黄金の腕輪。装着すると肉体へと同化する。
NACMOtype.Deviceユグドラシル／オーブ状の次元干渉型神器であり、大量の魔素を使用することで、次元干渉を行う。三英雄にしか扱うことは出来ない。
フレースヴェルグ／オーディンとロキが作成した鷲の姿をした鍵。オーディンにしか開くことが出来ず、オーディン以外の者が触れた場合は、鍵は開かずに絶命する。（オーディンの魔石情報を受け継いだ者の場合、扉は開くが絶命する）
フギン、ムニン／ワタリガラスの姿をした情報端末。自在に空を飛び回り、必要な情報を収集、蓄積する。
ミストルティン／人造魔石。魔素を無理やり結晶化したもの。これを飲み込むことで心臓に癒着、人外の力を得ることが出来る。だが、ミストルティンが魔素を大量に取り込むことで、確実に自我のない化け物へとなる。
天之尾羽張／刀状の神器。ユグドラシルよりも少ない魔素の使用量で局所的な次元干渉を行う。天之尾羽張とは東方の神の名で、天之尾羽張神・伊都之尾羽張神・経津主神・建御雷之男神と、数多くの神と同一視される場合があり、そこから多数の次元に存在する同一の神とされ、次元に干渉する力があるとする説がある。
《レイラ》
ヴァンとヘルの子孫であり、ヴァンの因子が濃く発現した魔女。
次元の裂け目に吸い込まれ、アースからミズガルズへと流れてきた。
絶世の美女であり、ノヒンとラグナスの母。（漆黒の長い髪に、雪のように白い肌。人形のように美しい顔で、ミズガルズでは見た事のないデザインの、露出度の高い服を着用）
超がつくほどの優しさを持っており、戦えばヴァンを凌ぐ実力を持っているが、その優しさから他者を傷付ける行為を一切しない。
それによって自身が死ぬことになろうとも力を使うことはない。
失われし東方の国マニアであり、アースで東方の国の名を冠した街を興した。
《サマンサ》
ヴァンとヘルの子孫であり、ヘルの因子が濃く発現した魔女。
次元の裂け目に吸い込まれ、アースからミズガルズへと流れてきた。
絶世の美女であり、ヨーコとジェシカの母。（褐色の肌に深緑色の瞳。長い黒髪をなびかせたミステリアスな女性。クールな印象を受けるが、口調はヨーコにそっくり）
魔石にニヴルヘイムを宿し（後にヨーコの魔石へと移る）、その影響によって魔素がうまく扱えない。
口癖が「ハッピーエンドを迎えるんだから！」である。
《ミズガルズ》
元はアース。オーディンが世界を分断し、ミズガルズと名称を変更した。
《アース》
オーディンが分断した世界の一つ。
アウルゲルミルにより、通常の生物が存在しない世界へとなる。
《失われし東方の国》
ソールの東方にあった国であり、様々な神器などを生み出したアースガルズがある。
アースガルズの責任者はアラハバキと呼ばれ、ロキと関係がある。
《アウルゲルミル》
魔素の集合体の巨人。
無尽蔵に魔素を生み出し、全ての生物を魔素によって変化させる。
氷の巨人フリームスルス、炎の巨人ムスペル、世界蛇ヨルムンガンドなど、様々な魔獣を生み出す。（アウルゲルミルなどに殺された個体は稀に死穢霊という精神体になるようだが、詳細は不明）
現在はアースで深い眠りについている。
《氷の巨人フリームスルス》
ロキによってサハラウの次元の狭間に封印された巨人。
次元の狭間の裂け目は天之尾羽張によって縫い止められているので、天之尾羽張を引き抜けば復活する可能性が高い。
魔素を生み出し、変化させ、絶対零度の攻撃をする。
《炎の巨人ムスペル》
魔素を生み出し、変化させ、全てを灼熱の地獄へと化す巨人。
過去カグツチ家が封印。
《世界蛇ヨルムンガンド》
魔素を生み出し、変化させ、大規模地殻変動などを起こす巨大な蛇。
ミズガルズの大外洋深くに封印されている可能性がある。
《鍛冶の神の加護》
鍛冶の神の象徴である円錐形の帽子、武具、金床、金鎚、矢床を火山へと奉納することで得られる加護。
実態は魔素がエラーを起こすことで発生する、魔素に対する耐性向上現象。
有効期限は三年ほどで、全ての生物の魔素がエラーを起こす訳ではない。
エラーを起こさない場合は具合が悪くなり、意識を失う。
その場合は鍛冶師にはなれるが、呪具を打つことは出来ない。
《呪具》
ミズガルズで作られる神器に近いもの。
知識と魔石があれば、神器を作ることが可能。
《八大魔術家》
東方の国にある八つの魔術家。
カグツチ家、ヒノカミ家、ヤガミ家、ヨツナギ家、イシドウ家、カガミ家、ヒサキ家、カミヤ家とあり、セティーナはカグツチ家の末裔。
例によって詳細不明であり、八大魔術家とは別にアマト家、ガランドウ家、アラハバ家、ソウジュ家など、東方の国には魔女の家系が多い。
《魔獣／魔物／魔族》
サキュバス／幻術を使い、体を霧のように変化させることが出来る（ヨーコは魔石に宿したニヴルヘイムの影響で、幻術以外がうまく使えない。その代わり構造を把握した無機物を、ニヴルヘイムの力で再構築することは出来た）。個体差はあるが、性行為に積極的になる。翼を出して飛行することも可能で、幻術の派生術として夢に侵入することができる個体もいる。また、女性化、男性化という身体変化系魔術を使う個体もいる。
ハルピュイア／風の魔術を使い、翼で飛行する。
マーメイド／水の魔術を使い、水中を自在に動く。
セイレーン／マーメイドの亜種で、音の魔術を使う。
ワーウルフ／身体強化系魔術のエキスパート。魔素を使った索敵もでき、月光を浴びると身体強化系魔術にブーストがかかる。
ドライアド／自然系魔術を使い、自身が生成した植物があれば遠距離での意思疎通が可能。
ヴァンパイア／身体強化系魔術、身体変化系魔術を使うオールラウンダー。個体差はあるが吸血衝動に駆られて理性を失う者もいる。
ドラゴニュート／身体強化系魔術を使い、物理耐性が異常に高い。
応援ありがとうございます！
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