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1章『村を作ろう』
1話 『留守番の戦闘メイド ナビリス視点』
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私の名前はナビリス、敬愛するベイル・ウォーカー様に付けてもらったとても素敵な名前です♡
私は主様の本当の両親、絶対神様と万能神様、そして祖父母である創造神様と生命神様によって主様を補佐し主様のために作られた屋敷の管理をするための自立管理型ゴーレムとして創られました。
そして、何年も何年も補佐すべき主が不在で幾年も時間が経ったせいで朽ち果て見た目がすっかり廃墟となってしまった屋敷を管理しています。
この廃墟と化した屋敷とその周辺の土地を管理し始めていったいどれ程の時間が経ったでしょうか。今日も主が不在の廃墟屋敷の管理をしています。
絶対神様と万能神様がおっしゃるには私の主となるお方の魂のこの世界への帰還が想定していたよりも大分遅いとのこと、どうやら予定より多くの転生を繰り返している様です。
全く、私のご主人様は寄り道が大好きなお方の様ですね!!(プンプン)
『まあ、お説教は主様がこの地を訪れてからにしましょうか。さあ!!お仕事お仕事』
***
それから更に何年もたった頃、今まではこの地に接近して来る気配は全て魔物の反応しかありませんでしたが、ここに来て初めて魔物ではない別の者の気配を感じました。
私は屋敷や周辺の土地を管理するための管理装置を操作してこの土地に侵入して来る者の監視をします。
そして、遂に管理装置のモニターに映し出された侵入者はなんと見たところまだ成人したばかりのヒョロヒョロで露出している肌に所々傷が見られる少年でした。
私のゴーレムコアと感が今すぐにこの少年の成体スキャンをする様にと訴えかけて来ます。
私はその感に従って少年の成体スキャンを実行します。
【神域に部外者が侵入しました。これより侵入者の成体スキャンを行います。……(スキャン中)……完了しました。侵入者が絶対神と万能神の加護Ⅹを所持していることを確認しました。並びに称号『絶対神と万能神の子』の所持を確認。これより侵入者ベイルをこの神域および屋敷の所有者に登録します】
夢にまで見た私の主様がやっとこの土地をこの屋敷を訪れた瞬間でした。
私はこの事実を目の当たりにし内心で歓喜し主様の補佐をすべきメイドでありながら思わずモニター越しの主様に向かってガッツポーズを披露してしまいました。
身だしなみを整えて主様をお迎えすると……なんと主様は私にナビリスと言う素晴らしい名前を付けて下さりました。私は主様が名前を付けて下さった事が嬉し過ぎて『マスター私、ナビリスは病める時も 健やかなる時も富める時も 貧しき時もマスターの傍を片時も離れずお供することをここに誓います。不束者ですがこれからお願いしますねマスター♡』と口走ってしまい内心もの凄く恥ずかしかったですね。
その際、私は種族が進化し機械神人族と言う神の一族の末席に連なる者となりました。
その後、夜も遅いと言うことで主様を寝室へ案内し主様のスキルで食料を手に入れ、私もご相伴にあずかり、眠りに就きました。(主様と同じベッドで添い寝でした♡)
***
翌日、私は昨日主様に案内出来なかった屋敷の各所や管理装置の操作の仕方そして、この屋敷と土地の仕様を説明しました。
その後、諸々あり私は主様をダンジョン『従属神の試練』へと送り出します。
「主様も神族になり大分強くなられましたし、S級のシークレットミッションでも難なく攻略できると思いますが、何なのでしょうかこの胸がギュ~っと締め付けられるような感覚は?……!!まさかこれが恋の病と言うものなのでしょうか。……主様……ナビリスはベイル様の無事を祈っております」
それから暫くして私は屋敷のリビングにてベイル様の帰りを待っていました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【神域の所有者のレベル上昇を確認しました。これより該当レベルまでに使用できる各種施設を開放します。また神域の範囲を拡張します。詳しくは管理装置にて確認してください】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
私はシステムアナウンスを聞いて早速屋敷のエントランスにある管理装置の所まで向かいました。
確認したところ神域の範囲は半径1キロほど延びていて解放された施設は広大な牧場と畑、魔道工房であることがわかりました。
私は早速、牧場と畑を活用するために解放されたばかりの魔道工房へ向かい簡易的な作業用ゴーレムの製作に取り掛かりました。
***
作業用ゴーレムは魔道工房の生産性の高さからか物の小1時間で20体程が完成し、既に牧場と畑で稼働のための準備をしてもらっています。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【挑戦者のダンジョン『従属神の試練』攻略を確認しました。これより帰還用の転移陣を準備します。少々お待ちください】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
屋敷内にシステムアナウンスの声が聞こえました。
流石は私のベイル様です。S級のシークレットミッションを1日も掛からずに攻略してしまうなんて、さ!出迎えの用意をしませんと――――
ダンジョンの入り口となっている大鏡の前でベイル様の帰りをお待ちしていると、大鏡が徐々に輝きだします。
そして、大鏡から人影が見え隠れし始め、遂にベイル様がこの屋敷に私の元に帰って来ました。
私は主様の本当の両親、絶対神様と万能神様、そして祖父母である創造神様と生命神様によって主様を補佐し主様のために作られた屋敷の管理をするための自立管理型ゴーレムとして創られました。
そして、何年も何年も補佐すべき主が不在で幾年も時間が経ったせいで朽ち果て見た目がすっかり廃墟となってしまった屋敷を管理しています。
この廃墟と化した屋敷とその周辺の土地を管理し始めていったいどれ程の時間が経ったでしょうか。今日も主が不在の廃墟屋敷の管理をしています。
絶対神様と万能神様がおっしゃるには私の主となるお方の魂のこの世界への帰還が想定していたよりも大分遅いとのこと、どうやら予定より多くの転生を繰り返している様です。
全く、私のご主人様は寄り道が大好きなお方の様ですね!!(プンプン)
『まあ、お説教は主様がこの地を訪れてからにしましょうか。さあ!!お仕事お仕事』
***
それから更に何年もたった頃、今まではこの地に接近して来る気配は全て魔物の反応しかありませんでしたが、ここに来て初めて魔物ではない別の者の気配を感じました。
私は屋敷や周辺の土地を管理するための管理装置を操作してこの土地に侵入して来る者の監視をします。
そして、遂に管理装置のモニターに映し出された侵入者はなんと見たところまだ成人したばかりのヒョロヒョロで露出している肌に所々傷が見られる少年でした。
私のゴーレムコアと感が今すぐにこの少年の成体スキャンをする様にと訴えかけて来ます。
私はその感に従って少年の成体スキャンを実行します。
【神域に部外者が侵入しました。これより侵入者の成体スキャンを行います。……(スキャン中)……完了しました。侵入者が絶対神と万能神の加護Ⅹを所持していることを確認しました。並びに称号『絶対神と万能神の子』の所持を確認。これより侵入者ベイルをこの神域および屋敷の所有者に登録します】
夢にまで見た私の主様がやっとこの土地をこの屋敷を訪れた瞬間でした。
私はこの事実を目の当たりにし内心で歓喜し主様の補佐をすべきメイドでありながら思わずモニター越しの主様に向かってガッツポーズを披露してしまいました。
身だしなみを整えて主様をお迎えすると……なんと主様は私にナビリスと言う素晴らしい名前を付けて下さりました。私は主様が名前を付けて下さった事が嬉し過ぎて『マスター私、ナビリスは病める時も 健やかなる時も富める時も 貧しき時もマスターの傍を片時も離れずお供することをここに誓います。不束者ですがこれからお願いしますねマスター♡』と口走ってしまい内心もの凄く恥ずかしかったですね。
その際、私は種族が進化し機械神人族と言う神の一族の末席に連なる者となりました。
その後、夜も遅いと言うことで主様を寝室へ案内し主様のスキルで食料を手に入れ、私もご相伴にあずかり、眠りに就きました。(主様と同じベッドで添い寝でした♡)
***
翌日、私は昨日主様に案内出来なかった屋敷の各所や管理装置の操作の仕方そして、この屋敷と土地の仕様を説明しました。
その後、諸々あり私は主様をダンジョン『従属神の試練』へと送り出します。
「主様も神族になり大分強くなられましたし、S級のシークレットミッションでも難なく攻略できると思いますが、何なのでしょうかこの胸がギュ~っと締め付けられるような感覚は?……!!まさかこれが恋の病と言うものなのでしょうか。……主様……ナビリスはベイル様の無事を祈っております」
それから暫くして私は屋敷のリビングにてベイル様の帰りを待っていました。
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【神域の所有者のレベル上昇を確認しました。これより該当レベルまでに使用できる各種施設を開放します。また神域の範囲を拡張します。詳しくは管理装置にて確認してください】
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私はシステムアナウンスを聞いて早速屋敷のエントランスにある管理装置の所まで向かいました。
確認したところ神域の範囲は半径1キロほど延びていて解放された施設は広大な牧場と畑、魔道工房であることがわかりました。
私は早速、牧場と畑を活用するために解放されたばかりの魔道工房へ向かい簡易的な作業用ゴーレムの製作に取り掛かりました。
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作業用ゴーレムは魔道工房の生産性の高さからか物の小1時間で20体程が完成し、既に牧場と畑で稼働のための準備をしてもらっています。
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【挑戦者のダンジョン『従属神の試練』攻略を確認しました。これより帰還用の転移陣を準備します。少々お待ちください】
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屋敷内にシステムアナウンスの声が聞こえました。
流石は私のベイル様です。S級のシークレットミッションを1日も掛からずに攻略してしまうなんて、さ!出迎えの用意をしませんと――――
ダンジョンの入り口となっている大鏡の前でベイル様の帰りをお待ちしていると、大鏡が徐々に輝きだします。
そして、大鏡から人影が見え隠れし始め、遂にベイル様がこの屋敷に私の元に帰って来ました。
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