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第4章:聖地アードグイ編
第87話:呪われた土地
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血生臭い表現があります。苦手な方はご遠慮ください。
==========
ざわざわと不穏な風が、結界封鎖された屋敷の領内を駆け巡った。
荒れ果てた屋敷の庭は、枯れた木々が不気味に影を落とし、饐えた臭いが逃げ場を失い漂っている。すでに白骨となった肢体があちこちに転がり、そこで相当量の血が流れた事を物語る黒ずんだシミが石畳や外壁に飛び散っていた。
オワンデル辺境伯邸。かつての栄華は見る影もなく、残ったものは人の住まない屋敷のみ。その周辺に広がる草原にも山にも瘴気が満ち溢れ、生きるものを寄せ付けずにあった。
かつて行われた、非道な研究の中で殺された獣や人間たちの数たるや、百を超える。使われたのは、孤児の子供や罪人に合わせ、隣国ワグロットからの流民や奴隷だった。
地下に作られた研究室から生まれた獣人は量産され、ほとんどの者は家畜のように扱われ、戦争で使い捨てられた。戦地に残された浄化の儀を受けなかった魂たちが怒り狂い、恨みを残し、呪いを作った。その魍魎たちは屋敷を襲い、そこにいるすべてを食い尽くし貪った。
そして知性をなくした魍魎はそのままその悪鬼の手を伸ばし、モーグリス草原を襲った。草原は荒野と化し、野生動物は魔獣に変わり、草原に居を構えていた部族も巻き込み広がっていく。
それをただ一人で押さえ込み、魔獣をなぎ倒し封印した一人の英雄。だが封印を施した後、消息を絶った。オワンデルの封印以来、そこから先に渡ったものはいない。
「それが、ルノーさん…?」
「じゃないかっていうだけで、史実ではないにしろほぼ確定だと思う」
「獣人の研究って、確か2代目の聖女の後からルブラート教の襲撃の頃までだったよね。それ以来ずっとここはほったらかしだったの?」
「……15年ほど前に、俺の斥候部隊が瘴気を押しとどめようとここまで来たことがある」
「アイザックさんの部隊?」
「ああ、俺の部隊は当時、偵察という名目で送られた。瘴気の発祥地として扱われたオワンデル領域で原因を探れと言われてたんだ。だが、そこで魔獣と遭遇して戦闘になった。俺の隊は、魔力よりも肉体派でな。たいていの魔獣は力で押し切れたんだが、そこは瘴魔の巣窟だった。すぐさま連絡を飛ばして、後援が来るまで頑張れとみんなに言ったが、結局後援は来なかった。俺たちは見捨てられたんだ。俺は、俺だけは聖魔法が使えるから生き抜いたものの、俺の隊は壊滅状態で、俺は、」
アイザックが息を殺して、唇を強く噛んだ。
「アイザック…」
クルトが申し訳なさそうに声をかける。その先は言わなくてもいいと、アイザックの肩に手をかけたが、アイザックは悲痛に歪んだ顔を上げて、震える声で言った。
「俺は、逃げる以外、術がなかった」
「アイザックさん」
「…それ以来、俺はソロになった。俺が出来る限りの手助けをすることで、みんなの死に対して詫びを入れたかったんだ。でもここにだけは、戻って来れなかった。まだ努力が、詫びが足りないと」
「アイザックさん。………大丈夫だよ。きっと隊のみんなも分かってくれると思う。15年も頑張った。十分苦しんだんだもの。今度はみんなもちゃんと浄化してあげよう」
悲しい。辛い。でも、取り戻せない命。後悔も無念もきっとたくさん文句もある。治らない傷口は化膿してひどく痛み、心も腐らせる。それは身を以て経験してるから。ミヤコはアイザックのマロッカの横に並んで、アイザックの頬をそっと触れた。俯いていたアイザックは、顔を上げ驚いたような顔でミヤコを見やった。
「嬢ちゃん?」
「大丈夫。もう自分を傷つけるの、やめよう?」
ミヤコの手のひらから、淡い光が漏れ、暖かな慈愛がアイザックの頬から伝わった。精霊たちもアイザックを取り囲む。アイザックは震える手でミヤコの手を握りしめ、俯いて顔を隠し、声を殺して泣いた。
「はー…みっともねえトコ見せちまったな……」
目を腫らしたアイザックがぼそっとつぶやく。アイザックの気の済むまで泣かせた後、四人は心を決めて歩を進めた。
「そこまで思われて、お前の隊は幸いだったと思うぞ」
こほん、と咳払いをしながらガーネットが気を使うようにアイザックを励ました。
「わ、私の隊はそこまで心が通じ合っていないからな。お前の隊員はいい隊長につけて良かったと思う」
「……は」
アイザックは目を丸くしてガーネットを見つめ、ボンッと顔を赤らめた。
「なっなんだ!その反応はっ!」
「い、いや、すまん。ちょっと驚いた。お前さんにそんな風に褒められるとは思いもしなかった」
「な、何を。私だって褒めるぐらいは…!」
「悪い、悪い。いつもそうだったら、お前もいい女なのによ」
「!余計なお世話だ!!」
アイザックにつられて、ガーネットまで真っ赤になり収拾がつかなくなった二人だった。
「ああ……やっぱり臭い。すっごく臭い」
しばらくして、ミヤコが突然声をあげ、シロウから飛び降りる。マロッカたちも落ち着きがなく、おどおどした様子を見せていた。
「な、何だ?何が匂うんだ?」
「瘴気だよ。ミヤは瘴気が臭いとして顕現されるらしい」
クルトはそういうと、自分もシロウから飛び降り、風を起こす。ゆるい風は瘴気を押し戻し、清浄な空気膜を作り出す。
「嬢ちゃん、この辺から例のミント植えていくか?」
「うん。精霊さんの力もいるし、瘴気の少ないところからやらないと、ちょっと心配だし」
瘴気が精霊に影響を与え始めたら一気にカオスに陥る。ミヤコはミントの種とラベンダーの種をパラパラとまき散らし、成長の歌を歌った。
荒れ果てた岩肌にミントが根を伸ばしラベンダーも道なりに広がっていく。何度見てもその様子に目を開くガーネットだったが、今回はミントの清々しい香りと、ラベンダーの落ち着きのある香りに鼻腔をくすぐられ目を細めた。
「今回はピースリリーとサンスベリアも持ってきたんだ」
そういうと空間収納から苗をいくつか取り出し、ミヤコははたと動きを止めた。
道の反対側へ植えこもうとしたのだが、あたりは岩だらけで土らしい土がない。長い間瘴気にさらされて土がすっかり死んでいる。
「しまったなあ。これは予定外」
「私が力を貸そう」
ガーネットがミヤコの隣に立ち、何やら唱えると、突然目の前の岩がボコッと音を立て、くずれ落ちた。
「わっ!?もしかして土魔法?」
「そうだ。私は風と、土と聖魔法を使う」
「水は僕が」
クルトが砕けた岩に水を与え、風魔法で灌漑を促した。そこへ、精霊も楽しげに加わり、攪拌すると、柔らかい土が現れた。
「わ、すごい。ありがとうございます!すごい、いいなあ。私も土魔法が使えたら、畑仕事が楽になるのになあ」
「聖女は農民なのか?」
「だから、聖女じゃないですってば。農民というより趣味の園芸?」
「趣味の、園芸?」
「そう、料理は仕事だったけど、畑は趣味。ハーブも趣味の一つだったけど、実益も兼ねてるからなあ、今は。料理の方が趣味になりそうで怖い」
「……聖女が何を言っているのか、さっぱりわからないんだが…」
「ミヤの世界では、薬草作りが趣味でできるんだよ。ミヤの家の庭は野菜も薬草もすごい。それを使った料理もすごい。酒はもっとすごい」
「あはは。効果が違うからね。今晩あたり、桃の酎ハイかな?」
「おお~!あれか!完全回復!!あれもいいけど、飯はカレーにしようぜ、カレー!」
「ええ~、子供?まあ、いいですけど。じゃアイザックさん、肉狩ってきてくださいね」
「任せろ!魔獣でよけりゃいくらでも!」
「……使命感に燃える旅だと思っていたのだが、これはピクニックか何かのノリだな…」
「ミヤだからね」
笑い声と共に、あたりに漂っていた瘴気はミントで消臭され、サンスベリアやピースリリーによって清浄化されていった。
「ここから先は瘴気が強いことを想定して、マロッカたちにも防具を作ろうと思います」
「防具?」
「簡単だけど、ミントとラベンダーの首飾りをアイザックさんとガーネットさんのマロッカに」
「白のマロッカには?」
「シロウは精霊王の加護があるから大丈夫だと思う」
「!!せ、聖獣だったのか!」
ミヤコは手早く成長したミントとラベンダーを束ねると花輪を作りそれぞれのマロッカの首からかけた。マロッカたちは、誇らしげに首を上下させた。
「精霊たちが守ってくれますように」
『きゃーーーーー♪』
ミヤコは優しくマロッカの首筋を撫でて、精霊たちにお願いした。
「用意はできたな。そろそろ行こうか」
クルトが手を差し出し、ミヤコをシロウの上へ引き上げる。
「失われた命のために」とミヤコ。
「ルノーのためにも」とは、クルト。
「俺の仲間たちのためにも」そしてアイザックと。
「全て浄化してやろう」ガーネットはふんと鼻で笑い、自信ありげに前を見た。
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ざわざわと不穏な風が、結界封鎖された屋敷の領内を駆け巡った。
荒れ果てた屋敷の庭は、枯れた木々が不気味に影を落とし、饐えた臭いが逃げ場を失い漂っている。すでに白骨となった肢体があちこちに転がり、そこで相当量の血が流れた事を物語る黒ずんだシミが石畳や外壁に飛び散っていた。
オワンデル辺境伯邸。かつての栄華は見る影もなく、残ったものは人の住まない屋敷のみ。その周辺に広がる草原にも山にも瘴気が満ち溢れ、生きるものを寄せ付けずにあった。
かつて行われた、非道な研究の中で殺された獣や人間たちの数たるや、百を超える。使われたのは、孤児の子供や罪人に合わせ、隣国ワグロットからの流民や奴隷だった。
地下に作られた研究室から生まれた獣人は量産され、ほとんどの者は家畜のように扱われ、戦争で使い捨てられた。戦地に残された浄化の儀を受けなかった魂たちが怒り狂い、恨みを残し、呪いを作った。その魍魎たちは屋敷を襲い、そこにいるすべてを食い尽くし貪った。
そして知性をなくした魍魎はそのままその悪鬼の手を伸ばし、モーグリス草原を襲った。草原は荒野と化し、野生動物は魔獣に変わり、草原に居を構えていた部族も巻き込み広がっていく。
それをただ一人で押さえ込み、魔獣をなぎ倒し封印した一人の英雄。だが封印を施した後、消息を絶った。オワンデルの封印以来、そこから先に渡ったものはいない。
「それが、ルノーさん…?」
「じゃないかっていうだけで、史実ではないにしろほぼ確定だと思う」
「獣人の研究って、確か2代目の聖女の後からルブラート教の襲撃の頃までだったよね。それ以来ずっとここはほったらかしだったの?」
「……15年ほど前に、俺の斥候部隊が瘴気を押しとどめようとここまで来たことがある」
「アイザックさんの部隊?」
「ああ、俺の部隊は当時、偵察という名目で送られた。瘴気の発祥地として扱われたオワンデル領域で原因を探れと言われてたんだ。だが、そこで魔獣と遭遇して戦闘になった。俺の隊は、魔力よりも肉体派でな。たいていの魔獣は力で押し切れたんだが、そこは瘴魔の巣窟だった。すぐさま連絡を飛ばして、後援が来るまで頑張れとみんなに言ったが、結局後援は来なかった。俺たちは見捨てられたんだ。俺は、俺だけは聖魔法が使えるから生き抜いたものの、俺の隊は壊滅状態で、俺は、」
アイザックが息を殺して、唇を強く噛んだ。
「アイザック…」
クルトが申し訳なさそうに声をかける。その先は言わなくてもいいと、アイザックの肩に手をかけたが、アイザックは悲痛に歪んだ顔を上げて、震える声で言った。
「俺は、逃げる以外、術がなかった」
「アイザックさん」
「…それ以来、俺はソロになった。俺が出来る限りの手助けをすることで、みんなの死に対して詫びを入れたかったんだ。でもここにだけは、戻って来れなかった。まだ努力が、詫びが足りないと」
「アイザックさん。………大丈夫だよ。きっと隊のみんなも分かってくれると思う。15年も頑張った。十分苦しんだんだもの。今度はみんなもちゃんと浄化してあげよう」
悲しい。辛い。でも、取り戻せない命。後悔も無念もきっとたくさん文句もある。治らない傷口は化膿してひどく痛み、心も腐らせる。それは身を以て経験してるから。ミヤコはアイザックのマロッカの横に並んで、アイザックの頬をそっと触れた。俯いていたアイザックは、顔を上げ驚いたような顔でミヤコを見やった。
「嬢ちゃん?」
「大丈夫。もう自分を傷つけるの、やめよう?」
ミヤコの手のひらから、淡い光が漏れ、暖かな慈愛がアイザックの頬から伝わった。精霊たちもアイザックを取り囲む。アイザックは震える手でミヤコの手を握りしめ、俯いて顔を隠し、声を殺して泣いた。
「はー…みっともねえトコ見せちまったな……」
目を腫らしたアイザックがぼそっとつぶやく。アイザックの気の済むまで泣かせた後、四人は心を決めて歩を進めた。
「そこまで思われて、お前の隊は幸いだったと思うぞ」
こほん、と咳払いをしながらガーネットが気を使うようにアイザックを励ました。
「わ、私の隊はそこまで心が通じ合っていないからな。お前の隊員はいい隊長につけて良かったと思う」
「……は」
アイザックは目を丸くしてガーネットを見つめ、ボンッと顔を赤らめた。
「なっなんだ!その反応はっ!」
「い、いや、すまん。ちょっと驚いた。お前さんにそんな風に褒められるとは思いもしなかった」
「な、何を。私だって褒めるぐらいは…!」
「悪い、悪い。いつもそうだったら、お前もいい女なのによ」
「!余計なお世話だ!!」
アイザックにつられて、ガーネットまで真っ赤になり収拾がつかなくなった二人だった。
「ああ……やっぱり臭い。すっごく臭い」
しばらくして、ミヤコが突然声をあげ、シロウから飛び降りる。マロッカたちも落ち着きがなく、おどおどした様子を見せていた。
「な、何だ?何が匂うんだ?」
「瘴気だよ。ミヤは瘴気が臭いとして顕現されるらしい」
クルトはそういうと、自分もシロウから飛び降り、風を起こす。ゆるい風は瘴気を押し戻し、清浄な空気膜を作り出す。
「嬢ちゃん、この辺から例のミント植えていくか?」
「うん。精霊さんの力もいるし、瘴気の少ないところからやらないと、ちょっと心配だし」
瘴気が精霊に影響を与え始めたら一気にカオスに陥る。ミヤコはミントの種とラベンダーの種をパラパラとまき散らし、成長の歌を歌った。
荒れ果てた岩肌にミントが根を伸ばしラベンダーも道なりに広がっていく。何度見てもその様子に目を開くガーネットだったが、今回はミントの清々しい香りと、ラベンダーの落ち着きのある香りに鼻腔をくすぐられ目を細めた。
「今回はピースリリーとサンスベリアも持ってきたんだ」
そういうと空間収納から苗をいくつか取り出し、ミヤコははたと動きを止めた。
道の反対側へ植えこもうとしたのだが、あたりは岩だらけで土らしい土がない。長い間瘴気にさらされて土がすっかり死んでいる。
「しまったなあ。これは予定外」
「私が力を貸そう」
ガーネットがミヤコの隣に立ち、何やら唱えると、突然目の前の岩がボコッと音を立て、くずれ落ちた。
「わっ!?もしかして土魔法?」
「そうだ。私は風と、土と聖魔法を使う」
「水は僕が」
クルトが砕けた岩に水を与え、風魔法で灌漑を促した。そこへ、精霊も楽しげに加わり、攪拌すると、柔らかい土が現れた。
「わ、すごい。ありがとうございます!すごい、いいなあ。私も土魔法が使えたら、畑仕事が楽になるのになあ」
「聖女は農民なのか?」
「だから、聖女じゃないですってば。農民というより趣味の園芸?」
「趣味の、園芸?」
「そう、料理は仕事だったけど、畑は趣味。ハーブも趣味の一つだったけど、実益も兼ねてるからなあ、今は。料理の方が趣味になりそうで怖い」
「……聖女が何を言っているのか、さっぱりわからないんだが…」
「ミヤの世界では、薬草作りが趣味でできるんだよ。ミヤの家の庭は野菜も薬草もすごい。それを使った料理もすごい。酒はもっとすごい」
「あはは。効果が違うからね。今晩あたり、桃の酎ハイかな?」
「おお~!あれか!完全回復!!あれもいいけど、飯はカレーにしようぜ、カレー!」
「ええ~、子供?まあ、いいですけど。じゃアイザックさん、肉狩ってきてくださいね」
「任せろ!魔獣でよけりゃいくらでも!」
「……使命感に燃える旅だと思っていたのだが、これはピクニックか何かのノリだな…」
「ミヤだからね」
笑い声と共に、あたりに漂っていた瘴気はミントで消臭され、サンスベリアやピースリリーによって清浄化されていった。
「ここから先は瘴気が強いことを想定して、マロッカたちにも防具を作ろうと思います」
「防具?」
「簡単だけど、ミントとラベンダーの首飾りをアイザックさんとガーネットさんのマロッカに」
「白のマロッカには?」
「シロウは精霊王の加護があるから大丈夫だと思う」
「!!せ、聖獣だったのか!」
ミヤコは手早く成長したミントとラベンダーを束ねると花輪を作りそれぞれのマロッカの首からかけた。マロッカたちは、誇らしげに首を上下させた。
「精霊たちが守ってくれますように」
『きゃーーーーー♪』
ミヤコは優しくマロッカの首筋を撫でて、精霊たちにお願いした。
「用意はできたな。そろそろ行こうか」
クルトが手を差し出し、ミヤコをシロウの上へ引き上げる。
「失われた命のために」とミヤコ。
「ルノーのためにも」とは、クルト。
「俺の仲間たちのためにも」そしてアイザックと。
「全て浄化してやろう」ガーネットはふんと鼻で笑い、自信ありげに前を見た。
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