109 / 260
第7章 結婚と同棲
9
しおりを挟む
西片の護衛を交代して、俺と松林は一旦署に戻った。今は、袴田と森沢が西片の護衛についている。
デスクに戻った俺と松林は、
「はああっ!疲れたぁ!」
と言ってデスクに顔を埋めた。上司である榊原警部が歩み寄ってきて、
「お疲れだったな。西片麻美って、結構我儘だって噂聞いてるけど」
と言ってくると、
「その噂はホンマもんです!」
と俺と松林は声を揃えた。
「しかも、坂井さん気に入られちゃってて、笑えますけどね!!それより夕べなんか西片は家に帰りたくないって言って、自分の上司の家に急遽行ったんだけど、そこがまた、坂井さんの彼女の実家だったんですよ!」
「松林。…頼むからその話は」
俺たちが話していると、榊原警部は笑って俺のデスクに尻をつけて寄り掛かった。
俺とそんなに歳の変わらないキャリア組の榊原は、冷静沈着でテキパキと的確な指示を出す司令塔的な存在だ。
「あの13も年下の彼女か。一歩間違うと犯罪だったな…。セーフだよな?まさか、10代の時に手を出してないよな。未成年淫行…」
榊原警部がニヤリと笑って言うと、俺は少し目を泳がせて誤魔化した。
「ん~。多分、ないない。大丈夫!セーフ!!ギリ、セーフ!!」
俺がそう言って笑ってデスクに顔を伏せると、松林は声を上げて笑って、
「ギリギリかぁ。どこまでだろうなぁ」
と言うと、榊原さんもチッと舌打ちしていた。
デスクに戻った俺と松林は、
「はああっ!疲れたぁ!」
と言ってデスクに顔を埋めた。上司である榊原警部が歩み寄ってきて、
「お疲れだったな。西片麻美って、結構我儘だって噂聞いてるけど」
と言ってくると、
「その噂はホンマもんです!」
と俺と松林は声を揃えた。
「しかも、坂井さん気に入られちゃってて、笑えますけどね!!それより夕べなんか西片は家に帰りたくないって言って、自分の上司の家に急遽行ったんだけど、そこがまた、坂井さんの彼女の実家だったんですよ!」
「松林。…頼むからその話は」
俺たちが話していると、榊原警部は笑って俺のデスクに尻をつけて寄り掛かった。
俺とそんなに歳の変わらないキャリア組の榊原は、冷静沈着でテキパキと的確な指示を出す司令塔的な存在だ。
「あの13も年下の彼女か。一歩間違うと犯罪だったな…。セーフだよな?まさか、10代の時に手を出してないよな。未成年淫行…」
榊原警部がニヤリと笑って言うと、俺は少し目を泳がせて誤魔化した。
「ん~。多分、ないない。大丈夫!セーフ!!ギリ、セーフ!!」
俺がそう言って笑ってデスクに顔を伏せると、松林は声を上げて笑って、
「ギリギリかぁ。どこまでだろうなぁ」
と言うと、榊原さんもチッと舌打ちしていた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
27
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる