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Episode➃ 最後の一滴
第15章|シューシンハウス株式会社 <11>アルコール依存症? その7(折口勉の視点)強い渇き
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<11>
その日の帰り、俺はコンビニに寄り、棚にあるだけのストロング缶と、普通のビールと、焼酎の大パックをカゴに詰め込んでレジに持って行った。
千切れそうになったエコバッグを肩にかけ、手に焼酎のパックを抱えて帰宅したあと、玄関のドアを開けて、靴を脱ぐのももどかしく思いながら一本目を飲んだところまでは記憶があるが、
その後については記憶がない。
目が醒めたら、次の日の夕方だった。
仕事? 当然行っていない。
携帯電話には鬼のような着信が残っていた。
会社には「親の急病で、連絡ができず休んだ」とメールした。
激しい頭痛。吐き気。
抑えるために、また酒を飲んで誤魔化した。
その日の帰り、俺はコンビニに寄り、棚にあるだけのストロング缶と、普通のビールと、焼酎の大パックをカゴに詰め込んでレジに持って行った。
千切れそうになったエコバッグを肩にかけ、手に焼酎のパックを抱えて帰宅したあと、玄関のドアを開けて、靴を脱ぐのももどかしく思いながら一本目を飲んだところまでは記憶があるが、
その後については記憶がない。
目が醒めたら、次の日の夕方だった。
仕事? 当然行っていない。
携帯電話には鬼のような着信が残っていた。
会社には「親の急病で、連絡ができず休んだ」とメールした。
激しい頭痛。吐き気。
抑えるために、また酒を飲んで誤魔化した。
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