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強欲 〜レオンハルトside〜
しおりを挟む最初に見たとき、なんて綺麗な人なんだって思った
とても綺麗で、天使かと思った
僕はみんなから顔が綺麗だねって言われている。僕も自分の顔は整ってる方だとおもう。だけど、僕以上に綺麗だったんだ。
ぼくの何倍も何倍も輝いてた
僕は昔から夢で神様に会う
貴方は主人公ですよー
貴方は将来もっともっと偉くなるよー
なんでも手に入るよー
神様はいつもそう僕に教える
僕はそれに興味が無かった。
ぼくが手に入れたいのはあの人の真っ直ぐな瞳
ある日あの人と目があった
興奮で鳥肌がたった
これが一目惚れなのかな。
あの人の目は爛々と輝いていた。
その人の綺麗な目は僕と目が合った瞬間に醜くなってしまったけど。
ごめんなさいごめんなさい
ぼくはあの人を醜くさせてしまった
理由は分かっている
僕が平民なのに貴族になったからだ。
毎日心も体も痛い
ぶたないで、ごめんなさい、ごめんなさい
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
急にあの人は変わられた
あの人は僕に謝ってきた
彼の目に僕は写ってなかった
貴族に媚びを売るようなそんな目をしていた
僕の様子をじっと伺って、機嫌を損ねないか心配しているように見えた
あの瞳はどこにいったの?
だけどちらりとみえた思考深い瞳
馬車で送ってくれた時に見れた笑顔
もしかしたらあの人の綺麗な瞳はまだ失われてないかもしれない
かみさまは僕がなんでも手に入れられるよって言っている
ほんとうに?
あの人の瞳も?
あの人の体も、全部全部、手に入る?
そうなんだ、ふふ、 手に入るんだ
どうしたらすぐに手に入るかな
あの人の瞳も体も心もぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶ!
欲しいなあ
応援ありがとうございます!
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