日本語教師日誌

藤堂Máquina

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4月11日

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4月11日

今日の授業は3つ。
学生の1人が2コマ予約したので2つと数えるのが妥当なのかもしれない。
朝に1つ、夜に連続の2コマだった。
朝はスイス人で、来日経験のあるおじさんだった。
文法について言えばそれなりに使えていたが、語彙が足りないのが目立つ珍しいタイプだった。
多分使う機会が少ないのだろう。
反対に文法はめちゃくちゃだが、語彙が多いため、意思疎通はそれなりにできる学生はよく見るが、そちらの方が簡単だったりする。
オンラインの授業だと、話すタイミングが被ってしまい、「譲り合い」という気まずい状況が生まれることもある。
よく私がするのは「えー」や「んー」と被っても問題ないが、相手が気づけば割り込んでこないような感嘆詞を入れるという方法である。
そうすることで、話す準備をしているという意思を伝えられる。
そんなに高度なテクニックではないが、案外便利である。
夜のクラスは面接の練習である。
恥ずかしながら私は面接など殆ど受けたことがない。
それなのに学生は日本で仕事がしたいがために私に練習したいと注文する。
頼まれた以上断ることもできないので、色々なサイトから質問されることや、注意点などを調べて、伝える。
日本人の常識として、おかしなことは伝えてないはずだが、経験値がないだけに、正直自信はない。
そうはいっても、学生は明らかに指摘すべき点を用意してくれるので、それについて突いてやれば、あたかも私がもっともらしく教えているように見える。
面接を注文してくるほどだから、学生のレベルもそれなりに高い。
よって説明が難しいこともないので、大変なこともない。
外国人を採用する会社に行くのだから企業側としてもそれなりの知識があることだろう。
細かな文法よりは、悪い印象を与えないことを意識して教えているが、未だだれの結果も聞いていないので、私の指導がどうなのかも分からない。
しかし、私は日本語を教えることしかできないのに対して、大抵の学生は日本語だけではなく、英語やスペイン語、フランス語などが堪能であったり、さも賢そうな仕事を経験していたり、大学院を出ていたり、私よりずっと優れた人たちである。
私なんぞは日本語が話せるだけで「先生」と言われているが、それが罪のようにも感じることもないことはない。
それでも私は数いる先生の中から私を選んだ学生の賢さを否定しないためにも、明日からもまたしっかりと教師をしなければならない。
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