日本語教師日誌

藤堂Máquina

文字の大きさ
6 / 85

4月14日

しおりを挟む
4月14日

今日の授業は三つ。
一つはお昼過ぎのクラスでアメリカ人の方。一つは夕方のコロンビア人。もう一つはアメリカ人の学生で、夜の授業だった。
いずれの授業も会話の授業であり、細かい文法の説明はあまりなかった。
アメリカ人に関して言えばどちらの学生も、もう何回か受講してくれているだけあって勝手もわかっている。
コロンビア人はN4の学生であり、敬語の練習が基本であった。
準備にそれほど時間は必要ないため比較的楽であった。
夜の授業の学生には、前回の授業の際に「某動画配信サイトの中で日本語を勉強するのにオススメのアニメはあるか」という質問を受けていた。
他に仕事はなかったため、サイトの中のアニメの会話のシーンを抜粋して、紹介するに相応しい作品を探した。
基準となるのは「固有名詞が多くないか」「インフォーマルな言葉を使い過ぎていないか」「方言が強くないか」という点である。
他の日本語学習者の手を借りながら、ちょうどいい作品を探したのだが、思った以上に探すのは困難だった。
「子供向けの作品が良いのではないか」と思われがちではあるが、子供向けの作品もインフォーマルな言葉や独特な終助詞、過度なオノマトペ、キャラクターの書き分けに使われる癖などがある場合もあり、一筋縄ではいかない。
結局紹介することにしたのは、日本人なら誰もが知っている森のお化け、某トロルの出てくる作品であった。
理由は主要キャラの話し方が、妹向けに優しいことが多く、彼女らのお父さんも、娘たちに優しい言葉を使う。
固有名詞も三種類のお化けに関するものだけであり、探した中ではずば抜けて良いものであった。
しいて言えば、おばあちゃんの話し方に癖があったため、できれば黙っていてもらいたいと思ったが、それは無理なお願いである。
おばあちゃんはあの作品においての重要なスパイスであり、日本文化を知るためにも必要な存在だろう。
そういうわけで授業の時にそれを紹介した。
さて、他の生徒についても少し話すが、敬語の授業を実施した。
尊敬語と謙譲語の違いを簡単に説明し、場面ごとに使うべき形を選択してもらう。
「日本人はいつ敬語を勉強するのか」という質問をされたため、「記憶している限り、学校で教わった覚えはない」と伝えた。
地域差や、学校、先生によっても違うだろうが、飽くまでも私の経験である。
就職活動をする前に、自分で勉強することがあるとも伝えたが、就職活動らしい就職活動をしていない私からすると、その真偽は定かではない。
毎回敬語を教える時は、それを日本人も使いこなせていないことを伝え、先生の尊厳のために、私は大丈夫ということを伝えるのだが、正直なところ、私も不安は多い。
さて、千字を超えてしまったので、今日はこのあたりにしておく。
学生との会話は発見だらけで楽しいものである。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
現代文学
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

処理中です...