日本語教師日誌

藤堂Máquina

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4月15日

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4月15日

今日の授業は3つ。
朝にN4レベル、午後にまたN4レベル、夜に会話の練習のレッスンがあった。
一応、N4がどのようなレベルかを説明しておくと、日本語能力試験、通称「JLPT」の評価基準である。
試験は世界中で行われているため、日本語学習者の多くが、日本語を学習する上での基準としてこのレベルを用いている。
一定の基準を満たせば、留学なども有利になるため、それを目指す学習者も少なくない。
レベルは低い方からN5、N4、N3、N2. 、N1となっており、N 5を合格さえしていれば簡単な会話が出来るようになり、N4を合格すれば表現も増え、言いたいことは殆どどうにか言えるようになるというあたりである。
今日の学習者はN4レベルであったが、片方のレッスンはN4の中で、分かりにくい文法の一つ「させられる」を取り扱った。
この文法は「させる」と「られる」という、N4で学習する文法を二つ用いた応用的な文法である。
かなり分かりにくい部類であり、学習者の中にはピンとこない者も多い。
多分国柄が大きく出て、試験では有利不利が生じる部分でもあるが、今日の学生は、理解が早かった。
「させられる」には「迷惑」の意味を含む文法であり、指示に不快感がある場合に用いるのが普通である。
そして、学習者曰く、指示を出されたら全部不快に感じるから、覚えたらとても便利だそうだ。
それはそれで問題なような気もするのだが、とりあえず今は覚えてもらった方が助かる。
もちろん、後々のことを考えると、必ずしもそれが良いことであるとは言えない。
適切な場面で使えるようにする訓練は今後必要である。
日本語教師という立場は、単純に外国語を教えるだけではなく、日本を代表する立場であると、学校で教わった。
日本に来たことの学生にとって、日本とその国の橋渡しになるのが、日本教師である。
簡易的な観光大使のようなものだと言っても過言ではない。
日本のニュースや他の情報を質問された時に、誤ったことを言うと、そのまま相手に伝わってしまう。
とても注意の必要な立場だ。
また、日本語教師が失礼なことをすると、日本全体の評価が悪くなることも忘れてはいけない。
それを自覚せずに、好き勝手している日本人は何人も知っているが、本当にやめていただきたい。
さて、N4のもう1人の学生のレッスンは今日はそれほど難しくなかった。
しかし次のレッスンで、おそらくN4で一番難しい文法「敬語」を練習すると言ったら、あからさまに顔色が曇った。
日本人でも使えない人が大勢いることを伝え、安心するように言ったのだが、必要以上に警戒しているように見える。
次のレッスンから来なくなってしまわなければいいのだが...
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