日本語教師日誌

藤堂Máquina

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4月16日

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4月16日

今日の授業は三つ。
一つは朝の文法のクラス、一つは午前の体験レッスン、一つは夜の会話のレッスンだった。
朝のレッスンは形容詞の文法「~になる」という変化を表す表現である。
この単元を教えるにあたって必要なことは形容詞を既習であることくらいである。
形容詞の活用は動詞ほど多くないため、学生がイメージさえ掴めればあとはそれほど難しくない。
「おいしい」など「い」で終わる形容詞と「上手な」など「な」で終わる形容詞の違いだけ確認した方がいいが、ほかに大きな懸念点はない。
それらは今日のクラスでも確認したが、案の定学生は「きれい」の分類を間違えていた。
「きれい」は一見すると「い」の形容詞だが、正しくは「きれいな」となるため、注意が必要である。
今日細かく説明したのはそのくらいだ。
二つ目のクラスは体験授業だった。
体験授業に訪れたのはシンガポール人であり、基本的なコミュニケーションは英語が用いられた。
学生は3ヶ月ほど、大学の第二外国語で日本語を受講したことがあるらしいが、殆ど話せないと言っていた。
それでも時々私の話す簡単な言葉は理解してくれたため、日本語と英語の混ざった会話だった。
内容を話すと、お互いに自己紹介をし、私が現在住んでいる国についての質問をいくつかされた。
最後には私の授業のスタイルについての質問をされて、その授業は終わった。
終わる頃には時刻を20分ほど過ぎており、一時間の授業のようになっていたが、結果からすれば、体験ではない正規の授業に来てくれる約束をしてくれたため、必要な投資だと思うことにした。
そのあとすぐに授業の予約が有れば、強制的に終了するところだったが、そうでもなかったため問題はない。
私は英語があまり話すことができない。
スペイン語も同様にかなりレベルが低い。
オンラインで授業を実施する他の教師方は大抵何カ国語も堪能であり、最低でも英語が話せるという人がかなり多い。
私は現状、比較的安価で授業を実施しているため、体験授業に訪れている人は多いが、リピーターを増やすのはかなり骨の折れる作業である。
今私にある武器は、雰囲気作りとティーチャートークくらいしかない。
スタート地点が他の教師よりも後ろにあるため、努力を欠かしてはいけない。
学生は大抵「楽しかった」と言って、授業を終えてくれるのだが、かなり頑張って笑っていることもある。
学生が喜んでくれるならそれでいいのだが、それで報われない時はかなり悲しい。
いつも次の授業を予約してくれるかどうか不安なのだ。
もう一つの武器はティーチャートークであり、外国語を話せない代わりに簡単な日本語で話す術を持っている。
日本語教師をしていれば、慣れれば誰にでもできるシンプルなことなのだが、会話を重視する学生にとっては「理解できる」ということが満足感に繋がる。
教師になるにあたって早急に習得すべきスキルなのだが、普段から意識的に話していない限り、いつまでもできない人もいるため、そこについてはやや優っていると言える。
来週も、もう数コマ予約が入っているため、少し安心もしているのだが、いつまでできるかも分からないため、気を引き締めなければならない。
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